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 ミャータくんが泊まった1泊2食付きの温泉宿のレポートです。

石川県(15)

13.曲水苑

 金沢の湯涌温泉に行く途中にある七曲温泉の一軒宿。今は亡きご主人が自宅に温泉が湧き出た夢を何度も見て、可能性を信じて実際に掘ってみたところ、なかなか温泉は噴出せず、あきらめかけて掘削費も膨れ上がった時、温泉が湧き出たそうだ。
 休前日に一番安い12,000円のプランに2人で宿泊。民家を改築したような、民宿のようなアットホームな雰囲気と安らぎ感がある。1階は3部屋のみのようだが、案内には5部屋あると書かれていたので、多客時は2階の部屋も解放するのであろう。部屋は8畳でトイレは付いていない。シンプルながら一軒宿の雰囲気を味わえる部屋になっている。
 ここのお風呂はお気に入りで、定期的に日帰り入浴で利用している。宿からつながるドアから浴室へ
。山小屋のような小さな脱衣所と内湯とロケーションのいい露天風呂がある。内湯は桧風呂で、熱めのお湯になっている。色は透明だが、かなりしょっぱいのが特徴だ。露天風呂は岩風呂で自然を見ながらゆったり静かに入れるし、内湯と対照的でぬるいので長い時間浸かっていられる。夜は星もいっぱい見えてまたちがった感じだった。お風呂は9時半までと時間は短い。(朝は7時から)
 さて、夕食は部屋でいただく。前菜5種にお造り、ずわいがに、のどぐろの塩焼き、冬瓜、茶碗蒸し、肉と野菜のホイル焼き、きのこの煮物、天ぷら、ご飯、お吸い物、漬物、スイカという内容。お造りは通常だとニジマスの洗いが付くそうだが、本日はしま海老やさわら、鯛など海のお魚4品の刺身だった。しま海老はきれいで甘みがあってプリプリで美味しい。さわらも厚身で美味しかった。前菜は梅のワイン煮やしいたけのへたの煮物、美川のふぐのぬか漬けなどこだわっている。しいたけのへたの甘露煮は食感が変わっていて美味しかった。ずわいがには身がぎっしりだし、冬瓜もさっぱりで金箔がのっていたり、茶碗蒸しもいろんな具が入っていて面白い。のどぐろの塩焼きもおいしく頂けた。きのこの煮物は普段はなかなか食べることができない一本しめじがメインで久しぶりに食べたこともあっておいしかった。一本しめじは大きなしめじで毒のあるきのこだが、塩漬けにすることで毒が抜ける。子供の時は親がパートで働いていた焼き鳥屋でよくもらってきて煮物で食べた思い出の品でもある。まさか曲水苑で食べることができるとは思わなかった。おかみさんが山で採ってきたそうだ。ホイル焼きは軽くバター味が付いているが、ポン酢をつけてさっぱりと頂いた。天ぷらは金時草とみょうが、大葉、赤ピーマン、それから茄子の田楽も付いてきた。なかなか他では味わえない(天ぷらにしないような食材)山の幸の天ぷらでおいしかった。お吸い物は魚が入っていた。地元の食材と山の幸をメインに海の幸も加えたバランスの取れた手作りのいい夕食だった。季節ごとでいろいろ楽しめそうだ。
 朝食もこだわりのメニューでかたくりの和え物、こごみの和え物、メロンと茄子の漬物、庄川産鮎の甘露煮、温泉で造ったもろもろ豆腐、温泉玉子、自家製イカの塩辛、ご飯、のり、たまねぎの味噌汁という山里らしい朝食だ。温泉玉子は堅茹で殻のまわりに塩が付いている。塩分の濃い温泉で造っているせいか、塩をつけなくてもいい具合に塩味が付いていておいしい。もろもろ豆腐の液体に近いくらい柔らかく、するするっとのどごしよく飲み干せる。味はうっすらと付いていてそのままでも十分おいしい。(もちろん醤油もかけられる)鮎の甘露煮も柔らかく、程よい味付けになっている。自家製のイカの塩辛がかなりおいしかった。味もそうだが、昆布も入っていてイカの歯ごたえもいい具合に残っていて絶品だった。
 今回の宿は予想通りアットホームであたたかい宿だった。人手も少ないため、大変そうだが、この規模だからこそ手作りにこだわった料理や地産地消の食材利用、自分で取ってきた食材の提供ができるのであろう。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き12,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年8月21日

夕食
夕食 朝食 客室
内湯 露天風呂

25.多々見

 山代温泉にある料亭生まれの料理宿。じゃらんで1人10,500円のお部屋食&創作加賀料理「彩」プランに4人で宿泊した。少し建物は古めだが、入口に「ぴえ」という名の足湯があったりして風情はいい。7時ちょっと前の遅いチェックインとなったが、快く対応してくれて、食事もお風呂から上がったころの7時半からにして頂いた。3階のお部屋で2間続きになっていて広い。トイレも和式と洋式の2つあり、ユニットバスも付いている。どうやら最初は和式のみだったが、後から洋式便所とユニットバスを増築したものと思われる。お茶を飲んで少し一服した後は1階の大浴場へ。普通の宿泊の方ならちょうど食事の真っ最中の7時ごろとあって先客はおらず、貸切状態だ!壁に囲まれたワンフロアのオーソドックスな浴室で、中央に浴槽が1つドーンとあるだけ。まわりの壁際は洗い場となっていて無駄なスペースのない構造だ。お湯は無色透明で臭いなども特に感じないが、少しやわらかさがあり、肌がさらっとしてくる。フレッシュで気持ちがよかった。
 部屋に戻ると食事の準備がされていた。徐々に出来立ての料理が運ばれてきて女将さんから料理の説明が始まる。梅の食前酒、前菜6品盛り(金沢芹白和え、梅貝旨煮、能登なまこ酢、焼霜サーモン黄味酢掛け、蟹ゼリー寄せ、公魚南蛮漬け)、お造り(ぶり、たい、まぐろ、甘エビ)、石川産ポークの温泉味噌鍋が最初に運ばれていた。前菜6種は冬をイメージしており、地物も使われている。盛りつけもきれいで、どれも上品な量だが美味しくじっくり味わえた。お造りはそのままでもいいが、野菜と一緒にごまだれにつけてカルパッチョ風に味わう食べ方も美味しいと教わり、言われたまま食べてみるとこれがすごく美味しかった。刺身と野菜とごまだれが見事にバランスよくマッチして新しい味わいだった。石川産ポーク鍋は石川の鍋の定番のとり野菜がベースになっており、程よい濃厚さと旨味のある味噌味で美味しい。その後は寒ぶりと大根のコトコト煮とろろ掛け、ずわい蟹味噌グラタンパイ包み焼き、鱈親子揚げとお野菜の天ぷら、甘鯛のかぶら蒸しの4品が運ばれてきた。寒ぶりと大根のコトコト煮はぶり大根のようだが、ぶりはしっかりとした身のものを使用していて食感もあってぶり大根とは違った味わい。大根にぶりの味も上品な程度にしみ込んでいる。とろろとの相性も悪くはなかった。グラタンパイ包みは見た目も楽しいし、パイをスプーンでパイを崩すときのわくわく感が面白い。中には白いベシャメルソースにかに味噌をブレンドしたなめらかなソースが入っていて熱々でかに味噌の風味がほんのりあって美味しい。甘鯛のかぶら蒸しも上品な餡といくらなどが口の中で融合してやわらかくて美味しかった。天ぷらも熱々で鱈の身と白子の天ぷらをメインにししとうと里芋の天ぷらもついてバランスよく、大根おろしとあんかけのさっぱりとした甘さの雪見餡で上品にいただけた。ごはん、みそ汁、香の物、石川県産こしひかりで造ったお米プリンなど、最後までこだわった創作会席を味わいことができた。
 10時からは貸切露天風呂を予約してある。通常は3000円かかるが、今回のプランでは無料で50分間利用できる。フロントで鍵を渡され3階へ。貸切露天風呂は2パターンあるが、今回は石風呂と桧風呂があるお風呂だった。石風呂のほうはジェットが出ていて、桧風呂のほうは白湯となっていてこちらのほうがぬるめだ。寒い中入るにはちょうどいい温度となっており、贅沢なひと時を過ごせた。50分間(風呂の滞在35分ほど)はあっという間だった。その後は入口の足湯に浸かり、部屋にもどった。
 翌朝も6時すぎに起床し、露天風呂へ。朝は昨日入った貸切露天風呂が無料開放されている。2パターンあるが、残念ながら昨日入ったほうが男湯だった。どうせならもう片方の方に入りたかった。みんな1階の内湯のほうに行ったのか、貸切状態でラッキーだった。昨晩の延長のような感じで体を冷えたあっためた。
 朝食も部屋食で昨日の女将さんが説明してくれる。鮭のちゃんちゃん焼き、サラダ、前菜3種、焼き油揚げ、温泉玉子、ご飯、みそ汁、漬物に酢と豆乳で造った体にいいドリンク。油揚げは福井のもので、鉄板で自分で焼いて熱々の焼き立てを食べることができる。食後はコーヒーとデザートが付いてきてゆったりとモーニングを楽しめた。
 料亭生まれの旅館とだけあって目でも楽しめ、創作性ありの美味しい料理を食べることができ、貸切露天風呂も楽しむことができて広い部屋でゆっくり過ごせて食事も部屋食で非常によかった。これで10,500円はお得かもしれない。

宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き10,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年1月21日

部屋 大浴場 貸切露天風呂
夕食
夕食 朝食

29.ゆのくに天祥

 山代温泉にあるお風呂の数が多いと評判の大型の旅館。じゃらんで1人12000円のプランに3人で宿泊した。旅館の前に車をつけると案内係の方が第2駐車場へ案内してくれて、送迎車も一緒に第2駐車場へ。100mも離れていない第2駐車場から旅館まで車を止めたあとは旅館まで送迎車で送ってくれた。夜7時前頃と遅いチェックインだったがフロントの方の対応も親切で、食事の時間もいつでもよいということで、お風呂に入ってからの7時半過ぎにした。ゆのくにの森の無料入場券もいただいた。しかも本館で予約していたが地元のお客さんということで新館の部屋を用意してくださった。係りの方が部屋まで案内してくれる。館内は吹き抜けになっており、売店やラウンジがあり、広々としている。部屋は3階で8畳のきれいなお部屋だ。ざぶとんもふかふかで部屋のキーも2つ付いていて部屋の仲間が別行動しやすくなっている。
 さっそくお風呂へ。夜間の男性は1階の九谷の湯となっている。ちょうど食事時なのでガラガラでゆっくりと静かに堪能できる。内湯は大きな浴槽が1つと六角形のお風呂が1つ、水風呂、サウナがある。お湯は無色透明で少しさらっとしている。露天風呂は五右衛門風呂と桶風呂、石風呂がある。五右衛門風呂は源泉かけ流しで加水、循環なしなので新鮮なお湯が楽しめる。ただしぬるめになっている。桶風呂も木造りで大きく、何人かで一緒に入れるようになっている。石風呂はプールのようになっていて深くなっている。
 お風呂を堪能した後は食事へ。2階の食事会場へ向かう。食前酒、先付け、牛肉牛蒡鍋、薬膳スープ、ゆで蟹が並んでおり薬膳スープに火がつけられてお造りが運ばれてきた。食前酒は自家製の柚子酒でこれが美味しい。売っていたら買って帰りたいくらいだ。ゆで蟹も津和井蟹で身もしっかり入っている。お造りはまぐろ、かんぱち、甘エビ、いかの4種。続いて赤米入り縄文蕎麦、茶碗蒸し、海鮮パイ包みが運ばれてくる。赤米入り縄文そばはそば粉を使わず、赤米で仕上げたそばでヘルシーで色も鮮やかでコシもあり美味しい。薬膳スープは薬膳がスープの中に溶け込んでおり、しょうが風味のさっぱり味だが深みがあってすごく美味しい。中にはしいたけやたけのこなどと一緒に鳥骨鶏のミートボールが入っていてこれがまたうま味たっぷりで美味しかった。体もすごくあったまった。海鮮パイ包みはココット型でサクッとしたパイを被せてあり、ほたてやえび、あさりなどがゴロっと入ったグラタンで熱々で美味しかった。牛肉牛蒡鍋は野菜たっぷりで玉子もお好みのスタイルで入れるとができ、溶いて玉子とじ風にしたり、割って溶かずにそのまま入れて蒸し煮にしたり、すき焼き風に溶き卵につけながら食べたりと自分の好きな状態で食べられる。天ぷらは海老とナス、ししとう、さつまいもとオーソドックスな内容だった。ご飯、お吸い物、漬物が出て、デザートには加賀棒茶プリンが出された。
 食事の後、部屋で案内を見ていると、いろいろサービスがあるようで、夕方前には冷菓のサービス、19時前までは温泉玉子作り、夜の10時までと朝からは焼き立てきんつばの実演試食、朝6時半から7時半の間にはふかしじゃがいものサービスがある。残念ながらチェックインが遅かったため前者2つのサービスを受けることはできなかったが、きんつばは夜10時までやっているので行ってみる。実演とか書いてあったが、きんつばが売っているコーナーでの普通の試食(ケースの中に試食が入っている)といった感じで拍子抜けした。
 もういちどお風呂に入って寝ることにした。
 翌朝、6時半にふかしじゃがいもを食べに行く。蒸篭にほかほかのじゃがいもがたくさん入っていて1つとっていただく。バター、しょうゆ、塩も揃っている。熱々でほかほかで美味しかった。
 朝風呂に入りに行く。朝晩で男女入れ替わり、朝は男性は1階と3階のお風呂が利用できる。まずは1階の滝見の湯屋へ。内湯は渓谷から運ばれてきた岩が配置されていて露天風呂は桧風呂、かめ風呂、五右衛門風呂、桶風呂と昨日の九谷の湯よりは浴槽が多いが、似たり寄ったりの雰囲気だった。3階の悠幻の湯殿は代表するお風呂でネットの写真やパンフの写真に使われているお風呂になっている。内湯はぬる湯とあつ湯、サウナ、水風呂があり、露天は寝湯、白湯、薬草風呂がある。薬草風呂に使われている薬草はお風呂の入口のカウンターの見本が置いてある。寝湯は枕が付いているが、座り湯みたいにイスみたいになっており、寝ごこちが非常に悪い寝湯になっていた。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き12,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年4月7日

客室 九谷の湯処(内湯) 九谷の湯処(露天風呂)
九谷の湯処(露天風呂) 悠幻の湯殿(内湯) 悠幻の湯殿(露天風呂)
夕食
夕食
朝食 早起きサービスのふかしジャガイモ 館内

35.翠明

 山中温泉の四十九院トンネルを越えてすぐ右に曲がったところにあるドラマはるちゃんで舞台となった老舗旅館。じゃらんで10000円の訳ありププラン貸切露天風呂付きを4人で宿泊。このプランは旧館に宿泊ということで安いのだが、部屋に余裕があったのか新館にグレードアップしてくれた。道路を挟んで2錬に分かれていて道路を地下の通路でくぐって新館に行く。階段とエスカレーターで下ったり上がったりするのだが、時間もかかるので少しわずらわしい。新館の奥のエレベーターに乗ってさらに奥に進むとやっと泊まる部屋に到着した。12畳ほどの部屋で窓の外は山肌の景色になっていて非常にのどかだ。
 まずは3階の大浴場へ行ってみる。7時ごろということもあり、脱衣所への入り口にスリッパがなく、貸切状態のようだ。浴室は大きい浴槽が1つあり、角は丸い別の浴槽でジェットバスになっている。広ーい浴槽を貸切状態で使用でき、優越感がある。お湯は透明でさらっとしている。露天風呂は床が石のタイルで外枠は岩が配置されている。山肌の静かな自然を感じる雰囲気も風情があってよかった。
 部屋に戻ると夕食が準備されていた。石川県産のもずく、お造り(鯛、かんぱち、甘海老)、おろしそば、牛ステーキ(焼野菜付き)、鰆西京焼き、鰹タタキと地野菜のカルパッチョ、揚げもの(甘海老東寺揚げ、れんこん、青唐揚げ)、治部煮、ご飯、赤だし、漬物、オレンジゼリーといった内容。量はちょうどよいのだが、もう少し地元の料理や変わった料理があればと思った。治部煮も鴨肉でなく、豚肉で小芋と加賀麩としいたけの入ったちょっと中途半端のもの。牛ステーキも小さいのが2つでさみしかった。
 食事の後は部屋でゆっくりして10時になったので予約しておいた50分間の貸切露天風呂へ。3種類あったが桧風呂の星の湯にした。貸切露天風呂というより露天風呂付き客室のレンタルといった感じで畳の部屋の外にお風呂がある。露天風呂付き客室というシチュエーションは初めてだったので、高級感のあるなかなかいい思いをさせてもらった。
 朝食は焼魚、がんも、かぼちゃ、高野豆腐の煮物、温泉玉子、大根おろし、イカの刺身、漬物、味付のり、ご飯、みそ汁。味噌汁はひらたけが入っていてぬめっとした食感があって美味しい。いかの刺身や煮物も美味しかった。

宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き10,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年7月7日

客室 内湯 露天風呂
貸切露天風呂付き客室 夕食
夕食
夕食 朝食

46.湯快リゾート あわづグランドホテル

 粟津温泉にある湯快リゾートが運営するあわづグランドホテル。365日一律7800円で本館と別館があるが、本館のほうに20名(子供6名含む)の大人数で宿泊。本館に泊まっても別館のお風呂などを利用できる。ロビーや売店なども大きさは十分。部屋は4つ用意されていて、写真の部屋は2間続きなっていて8人分の布団が既に敷かれていた。ウォシュレットトイレはあるが、トイレ内のタイルや洗面台などは昔ながらのもので年期を感じた。
 まずは本館の大浴場へ。さすがに夕食前の休前日ということもあり、いっぱいである。大きい主浴槽1つのみでシンプルで、大窓で明るく、外は庭園風になっている。お湯は無色透明で少しさらっとしたお湯だった。
 夕食はバイキング。17時、18時30分、20時開始の3部制だが、18時30分はチェックインの際にもういっぱいで取れず、ちょっとはやい17時スタートに。刺身、寿司、枝豆、天ぷら、ローストビーフ、酢豚、炒めもの、酢の物、煮物、エビチリ、マリネ、茶わん蒸し、パエリア、スープパスタ、ピザ、ポテト、から揚げ、スープ、味噌汁、デザートなどなど和洋折衷いろいろなものがそろっている。春ということもあり、たけのこを使った料理が多かったので、季節感があってよかった。
 別館のお風呂にも行ってみる。別館のほうが大きく、半露天風呂とサウナもある。内湯は40℃ぐらいで窓際からお湯が豪快に出ている。岩をあしらったデザインになっている。半露天風呂は岩風呂になっていて42℃ぐらいに設定されている。縁側のようになっていて中庭を見ながら入浴でき、心地よかった。
 朝食は好きな時間に取れる。品数は夕食と同じくらいで、和洋折衷あり、パンもごはんもあり、メニューも朝向けになっていた
 今回は大人数だったので、卓球や麻雀、その他ゲーム等無料で楽しめたのもよかった。
 

宿泊人数:20人
宿泊料金:1泊2食付き:7,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年3月23日

客室 浴場 別館 内湯
別館 露天風呂 夕食
夕食
朝食

50.銭がめ

 金沢の湯涌温泉から少し奥に進ん自然豊かな場所にある古民家のような佇まいの宿で、昔は前田藩主が休憩所として使っていたそうだ。食事や日帰り入浴も利用でき、岩魚料理やぼたん鍋が名物となっている。宿泊は1日3組限定で、本館と新館を選べるが、本館だと部屋にお風呂が付いているのだが1万5〜6千円と高めで、新館だと1万700円だったので新館で予約した。
 日帰り入浴へは何度も来ていたので、正面から入ろうとしたら、宿の方に案内され、隣の本館のほうから入る。歴史ある古民家のような作りになっている。部屋は新館の2階だが、本館と新館の建物はつながっているので、最初はどこが本館で新館か分からなかった。客室は10畳の和室でトイレと洗面所はなく、共用のを使うことになる。冷蔵庫は立派だが、テレビもなく、自然の中で湯治に来たかのような感覚だ。布団もセルフ敷きとなっているので、宿の方に気を使わなくてもいい。窓の外の景色も豊かで、虫の音が聞こえる以外は静かで風通しがいいので、しばらく横になって寝ていると気持ちよくて、都会の喧騒や日々の慌ただしさを忘れさせてくれるかのようであった。
 お風呂は1階にある。こぢんまりとしていながら桧風呂でお湯はかけ流されていて気持ちがいい。無色透明でなめらかなお湯で、あふれたお湯がひっきりなしにオーバーフローされていくのでお湯も新鮮だ。窓の外も自然が映るのみで静かな山郷の風景の中で湯に浸ることができた。
 夕食は1階の本館の囲炉裏のある広い空間のテーブルでいただく。本館の部屋の中も見せてくれた。和室が3室あり、ふすまで仕切られていて田舎の大きな家のような雰囲気で、桧造りの内湯もあった。こたつの置いてある部屋もあり、大勢で泊まる場合は本館のほうが面白そうだと感じた。
 さて、夕食はぼたん鍋のコースと銭がめコースがあったのだが、銭がめコースで予約しておいた。うどの胡麻和え、ごま豆腐、わらびのおひたし、にじますのぬた、たけのことふきと油揚げの炊き合わせ、川魚の洗い(にじます、岩魚、たけのこ)、岩魚の塩焼き、岩魚のから揚げ、ミニぼたん鍋、天ぷら(こしあぶら、こごみ、よもぎ、たけのこ、たらのめ)、ご飯、味噌汁、漬物と品数は豊富だ。春ということもあり、たけのこや山菜が多くラインナップされている。山菜やたけのこは新鮮さがよくわかり、たけのこのお造りも絶品。岩魚やにじますの洗いもクセや泥臭さなどもなくて美味しく頂けた。天ぷらも揚げたてサクサクを持ってきてくれた。ミニボタンなべは猪の肉の鍋だが、ごぼうのだしがよく効いた赤味噌ベースの汁で煮込むので、クセもほとんど消えてあっさりとした豚肉のような味わいになって美味しかったし、このごぼうが効いた赤味噌ベースのおつゆがかなり美味しかった。
 どうやらこの日は土曜日にもかかわらず、他のお客さんはいないようで、自分達だけの宿泊だったようだ。夜の9時で日帰り入浴が終わるので、そのあとはゆっくり貸切状態でお風呂を堪能することができた。部屋に戻って雑談をしながら一服して過ごし、床につく。静かなのでぐっすりと眠れた。
 翌日の朝食は正面の入り口の食事処のスペースでいただく。ごりの佃煮やふきのとうみそ、温泉卵などのシンプルで渋い内容のヘルシーな朝食であった。味噌汁には湯葉のような薄さのたけのこが入っていた、これがまた美味しかった。温泉卵も汁がまろやかでやさしい味わいで美味しかった。食後にはコーヒーも出てきた。
 気取らない雰囲気で静かな環境と自然の中でゆっくりと過ごすことができた。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き11,700円(入湯税込み)

宿泊日:2013年5月18日

外観 客室 客室からの風景
浴場 本館の囲炉裏 夕食
夕食
夕食 朝食

52.美湾荘

 和倉温泉の七尾湾の海沿いにある旅館。この日はじゃらん食事場所指定なしで破格で宿泊の4名で1人9,000円のプランを予約し宿泊。夜の7時にすぎに到着したが、食事は8時半までに開始すればいいということなので、まずはひとっぷろ浴びに大浴場へ。夕食の時間帯ということもあり、先客はおらず、貸切状態だ。陽が沈まないうちに露天風呂へ。岩風呂になっていて海に沿って長方形になっている。7時すぎだが、7月なのでまだ明るく、七尾湾を眺めながら入浴することができた。内湯は、石造りのアーチや壁にあしらったイルミネーション、石造りの浴槽が調和し、高級感を感じさせる。お湯は無色透明で塩分の強い弱アルカリ性の塩化物泉となっている。徐々に陽が沈み、夜の風景へと変わっていった。
 食事はお食事処の「えん」でいただく。
 付出し(中島菜豆腐)、山葵海苔、お造り、天ぷら、能登豚冷しゃぶ、かに茶わん蒸し、海鮮いしる鍋、鯛のふかし汁、ご飯、漬物、自家製プリン。サラダもあり、セルフサービスでバイキングスタイルとなっている。ドレッシングも金時草や源助大根などの石川の地元の野菜を使ったものが何種類か置いてあり、こだわっている。これにチョイスメニューとして蒸物・煮物のジャンルから1品、焼物のジャンルから1品、計2品が選べる。この日は蒸物・煮物が小龍包、冷やし夏野菜の煮物、するめ烏賊ごろ煮の3品、焼物がもみ烏賊、河豚一夜干し、ハタハタ一夜干し、栄螺の壺焼きの4品。自分はするめ烏賊ごろ煮と栄螺の壺焼きを選択した。サービスでところてんも出された。付出しの中島菜豆腐は濃厚で美味しい。お造りは甘あび、かんぱち、かじきまぐろの3種。能登豚冷しゃぶはジュレと一緒にいただき、おしゃれであらかじめ巻いてあるので食べやすい。いしるなべもいしるの風味が程よく効いていて美味しい。チョイスメニューも美味しく、栄螺の壺焼きや香ばしく磯の香りも心地よく、するめ烏賊ごろ煮もいかのわたの濃厚さがクセになり、お酒にもご飯にも合う。デザートの自家製プリンはバナナオーレのような味だった。
 朝食も同じ場所でいただく。焼き魚、煮物、もずく、温泉玉子、のり、茶わん豆腐、すいぜん、ご飯、味噌汁、香の物と昨夜と同様サラダのセルフサービスがあり、朝はジュースも置いてあった。ご飯のお供3種類がグループ共用でテーブルの真ん中に置いてある。すいぜんというつるっとしたもち粉と天草から作るつるっとしたものにすりごまと味噌と黒砂糖を混ぜたものにつけて食べる輪島の郷土料理が美味しかった。
 部屋も海側の10畳の部屋で窓の外からの眺めもよかった。破格のプランということだったが、内容も充実していたので充分に満足できた。

宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き9,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年7月6日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
朝食

60.たがわ龍泉閣

 辰口温泉にある大きな旅館で、この日はじゃらんで1人9,000円と安いプランがあったので3人で宿泊。雪も降っていて到着が7時頃になったが、対応もゆっくりとしていて食事も急がなくてもゆっくりお風呂に入ってからでもよいとのこと。まずはロビーでお茶とお茶菓子を頂き、部屋へ案内していただく。部屋は8畳の和室にベットが2つついた部屋となっている。お風呂は3つあり、メインの混浴のたんぼの湯がある浴場と貸切風呂の延命の湯と白寿の湯。貸切風呂の2つは夜は延命の湯が男湯、朝が白寿の湯が男湯となっていて夜のみ貸切を受け付けていて貸切になっていない時間帯は誰でも気軽に利用できると女将さんから説明があった。
 まずはたんぼの湯がある浴場へ。2階に脱衣所があり、そこから階段で1階へ。内湯は落ち着いた和風の旅館らしい雰囲気でお湯は無色透明でクセのないお湯となっている。たんぼの湯は露天風呂で、内湯から出ると小屋があり、そこで専用のパンツに履き替えて外へ。雪が降っているのでかなり寒く、床も雪が積もっていて冷たい。お風呂は大きく、高いやぐらがランドマークの主浴槽の大の字湯&立湯、木造りの日暮し湯、石造りの源助の湯、木と岩造りのかじかの湯など趣向が凝らされている。寝湯のような雪見の湯もあったが、この時は閉鎖されていた。大の湯&立湯の主浴槽は4つくらいの区画に分かれていて深湯や水風呂がある。真ん中にはたんぼがありこれが名前の由来。農地でお風呂に入っているような気分にもなった。明るい時間にも入ってみたかったが、翌朝はやっていないので残念ながら夜だけの入浴となった。
 ゆっくり温泉に使ったあとは食事処の源助茶屋へ。源助茶屋の入口の前には暖炉があったりと雰囲気がいい。遅い時間になったので他のお客さんは食事を終えていて貸切状態になっていた。夕食は食前酒のゆず酒と先付け3種、お造り3種、茹でカニ、豚肉入りうどん鍋、どびん蒸し、かにしんじょう、そば、天ぷら、ご飯、味噌汁、漬物、デザートが順番に運ばれてくる。どれも美味しく、お造りも新鮮でカニも身がぎっしり詰まっている。どびん蒸しもかなり美味しいダシが出たスープに仕上がっていた。
 夕食後は貸切風呂に行ってみる。貸切中のふだはなく、利用できる状態だ。木で縁った浴槽で落ち着いた雰囲気になっていて意外と大きかった。貸切だと50分で3150円もするし、こうやって誰もいないときは自由に入れるのでちょっともったいない気がする。
 翌朝はもうひとつの貸切風呂の白寿の湯に行ってみる。朝は貸切はやっていないので確実に入れる。こちらは楕円形の桧の浴槽と壺湯が2つあり、延命の湯とは違う雰囲気で温泉が楽しめた。
 朝食は豆乳ドレッシングをかけて食べるサラダ、焼き鮭、味噌汁、茶碗蒸しなど。茶碗蒸しは出来上がってはいたがその場で火をつけて作るスタイルが珍しいと思った。
 旅館も広くて雰囲気もよく、料理や温泉も申し分なかったので9,000円で泊まれてお得だった。 
 

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き9,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2014年1月10日

客室 暖炉
内湯 たんぼの湯
たんぼの湯 夕食
夕食
夕食 延命の湯
白寿の湯 朝食

65.かんぽの宿 山代

 山代温泉にあるかんぽの宿で、公式ホームページから1人10,500円の山代プランを4人で宿泊した。日本郵政が赤字の続く宿泊事業の整理の一環で、10施設のかんぽの宿がが8月末で営業を終了する予定となっており、山代もその1つに選ばれたので最後に宿泊することにした。到着が7時半になり、すぐに食事をして欲しいと言われたので、風呂はあとにして食事会場へ。部屋は8畳の和室ですでに布団が敷かれていた。
 先付けはよもぎ豆腐、お造り3種盛りは子持ちの甘エビ、いか、かんぱち。蒸しポーク、冷製うどん、茄子田楽焼き、炊合せはカレイとたけのこ、里芋、麸。貝類の甘酢仕立て、しんじょうの入った吸い物、ご飯、漬物、デザートのムースといった内容。お造りの甘エビは子持ちで美味しかったし、茄子田楽も甘すぎず程よい濃さと柔らかさで美味しかったし、貝類の甘酢仕立てもさっぱりとして美味しかった。
 お風呂は和風の造りで内湯はカーブしているのが特徴。肌に優しい無色透明のお湯が注がれている。露天風呂は石造りで小さいめだが落ち着いた雰囲気で人も少なくてゆっくりと浸かれた。
 朝食はバイキングで昨日の夕食にも出た子持ちの甘エビの刺身やサラダ、煮物、焼きそば、焼き魚などが揃っていてご飯とパンどちらも選べるようになっている。
 8月末で営業終了予定だが、そのような雰囲気はなく、これからもずっと営業を続けそうな感じだった。

宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き10,500円

宿泊日:2014年7月5日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食 朝食

70.ホテル アローレ

 柴山潟をはさんで、片山津温泉とは反対側にあるリゾート温泉。この日はじゃらんでシニアの人が1人でもいれば1人1000円引きになる9,400円のプランで3人で宿泊した。予約のときに和食かイタリアンかの選択を求められたので、今回はイタリアンにした。部屋はトリプルルームで、部屋からの景色もよい。お風呂へはタオル類を持っていかなくていい旨が書かれていたので、そのまま1階のお風呂へ。
 脱衣所にはタオル、バスタオルが積まれていて自由に使えるようになっている。このスタイルだと、ほぼ手ぶらで来れるので楽チンだ。お風呂は洋風で丸い大きな浴槽が1つ設置されていて柱のデザイン等洋館っぽい感じが特徴的。お湯は無色透明で、やわらかくてなめらかな心地よいお湯だ。露天風呂はタイルの床の洋風露天風呂でシンプルな作りになっている。
 夕食はベラヴィスタというレストランでいただく。一般の方も食事できるのと時間が遅いため、宿泊客はいないようだった。まずはせり、セロリ、パプリカがグラスに入って出てきて、塩をつけて食べる。吉田牧場のモッツァレラチーズと地物春菊を巻いた生ハムのコーニ、サーモンのマリナート ヨーグルトソースで、バケット&フォカッチャ、選べるパスタ(里山のラグーソースor鯖ときのこの白ワインソース)、選べるメイン料理(真鱈のドラート バルサミコソースor牛肉のタリアータステーキ レモン添え)、選べるドルチェ(金柑のコンポートと柚子のムースorナチュラルチーズの盛り合わせ)、カフェ(コーヒーor紅茶orエスプレッソ)が順番に運ばれてくる。3人いるので選べる料理は両方食べられるように注文した。前菜は生ハム、モッツァレラチーズに春菊のほのかなクセが融合して美味しく仕上がっている。サーモンのマリナートはサーモンとヨーグルトソースが意外にマッチして美味しくいただけた。パンはオリーブオイルにつけて食べられる。パスタは鯖ときのこの白ワインソースのほうをメインに食べたが、しめじやえのき、なめこがたっぷりと入っていて、鯖やアンチョビの効いた白ワインベースのあっさりとした味わいで美味しくいただけた。里山のラグーソースは肉がラグー状になったトマトベースのミートソースみたいなスパゲティ。こちらもしっかりとした味付けで美味しい。どちらのパスタも北陸の天然水を使っている。メイン料理の真鱈のドラートはバルサミコソースのクセが少なく、さっぱりしていてたんぱくな鱈の味わいを極力壊さずにヘルシーに食べやすくしてある。牛ステーキのほうもレアの焼き具合でタリアータのソースもあっさりとしていてレモンともよく合うように仕上げられていた。金柑のコンポートと柚子のムースも素材の味を活かして見た目もきれいに仕上げていて美味しかったし、チーズも種類ぐらいの盛り合わせでいろいろ食べることができてよかった。シニア向けプランなので若干料理のボリュームは減っているようだが、量はちょうどよく、物足りなさはなかった。
 朝食はバイキングで和洋バランスよく揃っていてどれも美味しくいただけた。カレーがスパイシーで本格的な味で美味しかった。
 チェックアウトも12時までだったので、部屋でゆっくりくつろぐことができた。

 

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き9,400円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年1月17日

客室 客室からの景色 内湯
露天風呂 夕食
夕食
夕食
夕食
朝食

75.佳水郷

 片山津温泉の柴山潟沿いにあるアパグループの宿。じゃらんで1人11,880円のプランを4人で宿泊した。リニューアル記念プランで通常より安くなっていた。部屋は10畳の和室で窓からは柴山潟が一望できる。
さっそく大浴場へ。脱衣所は広々としており、浴室への入口のところには源泉が出ている湯口がある。内湯は窓に沿った長細くい浴槽があり、開放的だ。窓の外はもちろん柴山潟が一面に広がる。宿の到着は18時30分すぎでだったが、まだこの時期なので空はやや明るい。お湯は無色透明でやわらかくてなめらかなお湯だ。露天風呂は石造りの浴槽と壺湯がある。こちらも柴山潟を眺めながらゆったりとくつろぐことができた。
 夕食は個室でいただく。食前酒は赤梅酒で前菜は胡麻豆腐、鱧寿司、とうもろこし真丈、南瓜生麩の4種、南瓜冷製スープ、お造りは旬の盛り合わせ3種(鯛、寒八、甘海老)、焚合せはナスのオランダ煮、小芋、冬瓜、金時草、麸、青味、木の芽が上品にきれいに盛り付けられている、焼き物はカラス鰈に米茄子、アスパラ、ヤングコーン、ピーマン、台物は牛ヒレステーキ、お凌ぎは黒米そうめん、蒸し物は鰻、加賀太きゅうり蒸し生姜あん、酢の物は丈銭蛸、蟹ゼリー寄せ、もずくの3種、ご飯は蛸釜飯、味噌汁、漬物、デザートの加賀棒茶プリンといった内容。どの料理も盛りつけがきれいでこだわった内容で、美味しくいただける。石川県の食材も適度に取り入れられてい点もいい。とうもろこし真丈が芯の部分がかまぼこになっていたり、南瓜冷製スープの中につるっとしたじゅんさいが入っていたりと凝っていて、初夏という季節柄か、涼しげな食材や盛りつけで涼しげに食べられるように工夫されていた。
 朝になると大浴場は男女逆になっている。大きく違わないが、違うとすれば露天風呂の浴槽が檜造りになっているぐらい。昨日の夜は夕暮れ前だったが、今朝は晴れで空も明るかったので、内湯は大窓のおかげでかなり明るくてすがすがしかった。
 朝食はバイキングだ。和洋どちらも揃っていて、干物や練り物は火鉢やコンロで自分で焼いて(あたためて)席に持っていく形になっている。豆乳と温泉水が入った1人用鍋では豆腐を自分で作ることができる。温泉がナトリウム・カルシウム塩化物泉なので、凝固剤の役割を果たしてくれる。どの料理も美味しかったが特に干物と練り物と豆腐は美味しくいただけた。
 部屋、景色、料理、温泉どれも素晴らしくて、今回はいつもより安く泊まれたのでよかった。
 

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き11,880円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年7月4日

客室 客室からの景色 浴室@内湯
浴室@露天風呂 浴室A内湯 浴室A露天風呂
夕食
夕食
夕食
朝食

87.法師

 粟津温泉にある伝統のある旅館。じゃらんで予約し1人10,800円(入湯税別)のプランに2人で宿泊した。1300年の歴史があるようで建物も歴史を感じて作りも渋い。正面は大きな茶室になっていて、プランによっては着いたら抹茶のサービスがあるようだ。今回宿泊するのは秋の館ということろで、部屋までは案内していただく。中央は中庭になっていて、中庭をぐるっとまわるように廊下が続いている。中庭には出ることもできると説明をいただいた。今日は夜なので翌日の朝にでも歩いてみようと思った。売店などを通り過ぎ、さらに歩いてエレベーターにたどり着く。部屋は6階。フロントからここまでかなりの距離があって大きな旅館だということがわかった。部屋は落ち着いた10畳の和室。広縁のテーブルは堀ごたつができるようになっている。温泉街の隅っこにあるので窓からは自然の風景が広がる。
 1階のお風呂へ。フロントに行くのと同じくらい距離がある。食事どきの時間なのでほぼ貸切状態だ。主浴槽と湯口に近い熱い浴槽がある。ちょっと薄暗さがあり、歴史のある旅館の雰囲気が出ている。旅館のお風呂と湯治場の中間のような雰囲気だ。窓からは露天風呂と庭が見える。お湯は無色透明でやわらかいお湯。露天風呂は和風庭園の中で入っているような雰囲気だった。
そのまま2階の食事会場へ。夕食は食前酒(梅酒)、新順才の吸酢、烏賊素麺いしる風味、玉蜀黍豆腐、お造り4点盛り(いか、がんど、まぐろ、甘エビ)、鮎塩焼き、鱧落し、能登豚のしゃぶしゃぶ、枝豆の茶碗蒸し、加賀太胡瓜と小鯵南蛮漬け、天麩羅(女鯒、し青唐)、ご飯、赤だし、香の物、季節のデザート。お造りの他、能登豚のしゃぶしゃや加賀太胡瓜と小鯵南蛮漬けなど地元の食材も程よく使われていて美味しくいただけた。鮎の塩焼きも焼き加減、塩加減がほどよく、ふっくらと美味しかったし、女鯒の天ぷらも美味しかった。季節のデザートは青森県産のりんごを煮詰めてジュレをかけたものとスイカでこちらも涼しげに美味しくいただけた。
 食事のあとに部屋に戻る際に楽々庵という九谷焼を中心としたお皿や器などのお店が開いており、ちょっとだけ覗くつもりだったがどれも美しく、見入っていまい、何品か買ってしまった。自分で絵付けをして茶碗などを作ることもできたようだ。
 朝食も夕食と同じ大広間でいただく。のどぐろの一夜干しや、とろろこんぶがのった湯豆腐を中心にまぐろの山かけ、温泉卵、ひじき煮、煮浸し、たらこなど、ご飯が進むおかずが揃う。量もちょうどよかった。
 中庭を歩いてみようと思ったが、あいにくの雨で諦めた。館内には楽々庵だけでなく、売店にも九谷焼のお皿や茶碗などが売っていたし、美術品がいたるところに飾られていたのでいろいろ楽しめた。 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,950円(入湯税込み)

宿泊日:2016年7月2日

客室 客室からの景色 浴室
夕食
夕食
朝食
中庭

94.温泉めい想倶楽部 富士屋旅館

 山代温泉にある旅館。この日はじゃらんで1人10,800円のプランに2人で宿泊した。中は大きな吹き抜けが特徴的で、ギャラリーや庭園、モダンな書斎スペースなどもあり、雰囲気のいい旅館だ。客室は別棟で階段の移動もありちょっと不便だ。部屋は10畳の和室。
 大浴場薬師の湯へ。五彩の湯もあり、朝に男女入替わる。片山津で最も古い1号源泉を利用しているそうだ。赤い床が特徴で浴槽はL時型になっている。無色透明のお湯で肌に優しいさらっとしたお湯で浸かり心地もよかった。
 夕食は大広間でいただく。前菜(彩り6種)、お造り(かんぱち、いか、甘エビ)、甘鯛西京焼き、加賀治部煮、茶碗蒸し、海老と大葉の道明寺揚げ、金時草饂飩、牛すき鍋、ご飯、味噌汁。香の物、デザートだが、このプランの特典の目玉料理である津和井蟹だし巻きと鯛ピリ辛漬けが付く。どれも美味しく頂いたが金時草饂飩や道明寺揚げ、治部煮などの手の込んだ料理が特に美味しかった。目玉料理の2種類もクオリティが高くて美味しく頂いたので、このプランにして良かった。
夜の9時になると貸切風呂だった3つのお風呂が男女交代制で解放されるので入ってみる。翌朝も含め、3つの風呂全部入った。御影石風呂、檜風呂、庭園露天風呂とそれぞれちがった趣があってよかったが、庭園露天風呂だけなぜか妙に熱かくてなかなか入れなかった。
 朝は五彩の湯が男湯になったが、浴槽は薬師の湯みたいなL字型ではないが、床やタイルなどの材質や雰囲気はそう変わらなかった。
 朝食も大広間でいただく。ベーコン巻きや温泉卵、焼き鮭がメインで小鉢が数種類、きれいに籠に盛られている。ボリュームもちょうど良く、コーヒーもあり、ゆっくりといただけた。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2017年1月21日

客室 大浴場 薬師の湯
大浴場 五彩の湯
貸切風呂 檜風呂 貸切風呂 御影石風呂 貸切風呂 庭園露天風呂
書斎スペース 夕食
夕食
夕食 朝食
朝食

104.いこいの村 能登半島

 志賀原発のお隣にある公共の宿。じゃらんで1人12,800円の能登舟盛会席プランを2人で宿泊。部屋はスタンダードな造りの10畳の和室。
 お風呂は主浴槽とジェットバスの浴槽があり、サウナもある。お湯は無色透明で塩化物泉と炭酸水素塩泉の混合泉のようだ。露天風呂は雰囲気のいい岩風呂となっている。
 夕食はなます、茶碗蒸し、ぶりの照り焼き、お造り舟盛り、豚しゃぶ、はす蒸し、天婦羅、釜炊きご飯、お吸い物、香の物、デザート。刺身は1人前の小さな舟盛りになっていて地物のサザエが入っているのが特徴。このサザエの刺身がコリコリで風味もよく美味しかった。はす蒸しもねっとりとした食感がよく、添えてある生麩との相性もよかった。
 朝食はバイキング。和洋ともに品揃えは十分にあり、パンも美味しかった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き12,800円(入湯税込み)

宿泊日:2018年1月20日

客室 内湯
露天風呂
夕食
夕食
朝食

113.白雲閣

  山中温泉の温泉街とは外れた高台の方に静かに佇む旅館。じゃらんで1人9,000円のプランに3人で宿泊した。
  部屋は12畳ほどの和室で、既にふとんが敷かれていた。ちょっとカビ臭いのが残念だ。トイレは別となっている。お風呂は内湯のみでシンプルな浴槽がひとつ。フレッシュな透明なお湯が注がれていて、やわらかなお湯で気持ちがいい。温度も少し熱めだが、こぢんまりした旅館の風呂の雰囲気とマッチしているので気持ちがいい。いつ行っても他のお客さんと一緒になることはなかった。
 夕食は広間でいただく。ここも食事をするところなのにカビ臭いのが残念だ。お造り3種、ほたての酢の物、焼き魚、茶碗蒸し、そば、天婦羅、和え物、釜飯、お吸い物、漬物、デザートといった内容。どれも美味しく、温かいものは温かい、女将さんも気配りがよくて温かかった。
 朝食も広間でいただく。いかそうめん、湯豆腐、納豆、ひじき煮、玉子焼、のり、ご飯、味噌汁、漬物。ちょうどいいバランスと量で美味しかった。

 

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き9,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2019年1月19日

客室 浴室
夕食
夕食
夕食 朝食

富山県(9)

5.金太郎温泉

 魚津にある金太郎温泉。日帰り入浴で人気のカルナの湯も備えるそこそこ大きな旅館。
 じゃらんの定額給付金プラン12,000円を2名で宿泊した。部屋は和室で清掃が行き届いていて気持ちがいい。お風呂は1階の旅館の宿泊客専用の大浴場と日帰り入浴客と共用のカルナの湯がある。まずはカルナの湯へ。脱衣場は一般客と宿泊客で完全に分かれているので混雑感などはなく泊まりにきた雰囲気も失わないようになっていて好感が持てる。白湯や高濃度風呂、歩行浴、寝湯、サウナなどたくさんの湯船がある。なんといっても入った瞬間に臭う硫黄の香りが印象深い。お湯は白く濁っていて、北陸ではあまり白いお湯や硫黄の臭いがする温泉はなかなかなくて珍しい。硫黄の臭いがムンムンするお湯に浸かるのは格別だった。内湯にはかけ流しと思われる高濃度風呂があって入ってみると色もにおいも高濃度というのが分かる。露天風呂も2つあり、片方は濃度が濃いかけ流しでもう片方は循環だと思われる。広くて優雅な気分になれるお風呂で大満足だった。旅館の宿泊客専用の風呂は夜に入ったからか、静かであまり他の客もはいっておらず、大きな湯船を満喫でき、こっちはこっちで旅館のお風呂という趣があってカルナの湯とはちがった意味で良かった。もちろん硫黄臭の白く濁ったお湯だ。
 夜は9時ごろからロビーでおわら踊りの実演も見ることが出来た。
 夕食は部屋でいただく。昆布締め、ほたるいかの沖漬け、茹で蟹、活貝の煮付け、カルパッチョ風のサラダ、カニの甲羅入りグラタン、煮魚、お造り、牛肉の陶板焼き、白エビの釜飯、お吸い物、漬物、フルーツとなかなか豪華でと富山のならではの味覚も味わえる。お造りは特にぶりが脂がのっていておいしかった。牛肉も霜降りの物でおいしいし、白エビ入りの釜飯など、どの料理もおいしく、大満足でした。
 写真は撮り忘れたが、朝食は1回の大広間でバイキング。魚津の干し物などをメインに和食、洋食どちらも揃っていておいしく食べることが出来た。
 また、従業員の方がどなたも親切で気持ちよく過ごすことができた。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き12,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2009年9月12日

夕食

21.庄永閣

 庄川峡にある政府登録国際観光旅館。
 じゃらんで1人9,850円のプランを2名で宿泊した。3階の部屋に通された。チェックインを午後7時にしたからか部屋に入るとすでに布団が敷いてあった。部屋の窓からは庄川峡が間近に見え、川の部分はあまり見えないが豊富な森林が目に飛び込み、自然をいっぱい感じることができる。お風呂は1階と3階にあり、まずは3階のお風呂へ。ゆめ本陣と名付けられていて入ると岩風呂の内湯がある。少し暗めな浴室だ。露天風呂は4人ぐらいでいっぱいのサイズで、庄川峡を見ながら浸かることができた。
 夕食は2階の個室でいただく。刺身盛り合わせ、豚肉の陶板焼き、煮物、和え物、茶碗蒸し、もずく、そば、しろえびの唐揚げなどが盛られている。食前酒は自家製のゆずカクテルでこれが飲みやすくゆずの風味がクセになり美味しかったので、ビールを飲んだ後別途注文した。すぐに板前さんがやってきて炭火が入った火鉢のようなものに串に刺した鮎を刺して焼いたものを持ってきてその場ですぐ皿に移し替えてくれた。炭火演出ということだそうだが、それにしてはちょっと物足りないしもう少し目の前で焼いているシーンを見せてほしかった。料理は美味しかったが、地場の料理や食材が少ないように感じたのでもう少し工夫がほしかった。
 夕食の後は1階の大浴場へ。浴槽の壁にお地蔵様があり、そこからお湯が注がれている。透明でアルカリ性のやわらかなお湯で肌もすべすべ感が出た。1人で貸し切り状態だったので静かに入れた。
 朝食はぬか漬けにした焼魚、筑前煮、温泉玉子、小鉢、たらこ、ご飯、みそ汁、味付けのり、漬物といった内容だった。
 温泉街ではないが、近くにお土産屋さんや資料館、美術館、公園などがあり、見て回るのも楽しいかもしれない。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き9,850円(別途入湯税150円)

宿泊日:2011年7月2日

部屋 部屋からの景色 3階内湯
1階内湯 夕食
朝食

39.ペンション ホワイトベル

 じゃらんで10,300円のプランを2人で宿泊。2階建てのペンションで、宿の方も家庭的に出迎えてくれる。部屋はおまかせプランだったので、洋室になるのか和室になるのか気になったが洋室の部屋だった。壁のデザインもおしゃれなペンション風でふとんの星柄のデザインもなかなか明るくてインパクトがある。トイレや洗面所は後から付けたような形になっている。宿泊案内を見ると、以前は3人部屋でトイレはついてないようだった。木造なので廊下に人が歩くと少し音が響いた。
 1階にあるお風呂へ。男湯と女湯は朝晩で入れ替えになるようだ。小さな内湯と岩造りの露天風呂がある。どちらも浸かったが、内湯はクセのない普通の感触のお湯だったので、沸かし湯と思われる。露天風呂はぬるぬる度の高いお湯で肌もすべすべになり、天然温泉を実感できた。
 夕食は食堂でいただく。昆布〆、甘えび、モロヘイヤうどん、たこのカルパッチョ風サラダ、鯛のホイル焼き、グラタンパイ包み、活貝の煮物、みょうがとますの押し寿司、黒部名水ポークの陶板焼き、白エビの天ぷら、釜飯、デザートと品数は多い。ペンションなので洋風メニューが多く出るのかと思ったら和風メニューがほとんどだったのが意外だ。ほとんどは最初からテーブルに並べられているが、白えびの天ぷらは揚げたてが出てきた。昆布〆や活貝、みょうがとまずの寿司、白エビの天ぷらなど富山の食材を使ったものもしっかりラインナップされている。どれも手作りでおいしいく味わえた。
 朝のお風呂は昨日の風呂よりも広く、内湯の浴槽も少し大きい。露天はサウナ小屋や水風呂もあり、天然温泉のヒノキ風呂がメインに構えている。ヒノキ風呂はお湯がなみなみと注がれていてきれいで気持ちがいい。ペンションながら本格的な温泉が堪能できた、
 朝食はワンプレートでミートスパ、生野菜、ウインナー、玉子焼き、ポテトサラダ、白和え、ひじき煮、なすの煮物、きんぴらが盛られていて、その他にのどぐろの一夜干し焼き、納豆、のり、たくあん、ごはん、みょうがの味噌汁、ヨーグルトが並ぶ。パンとフルーツ、ドリンクはバイキングでパン食の方も満足できるようになっている。ご飯は平皿に盛られているので、これで納豆を食べると非常に食べづらかった。のどぐろの一夜干しは脂がかなりのっていて焼いていると脂がかなりひたたり落ちた。和洋のバランスのよい手作りの食事でご飯もパンも食べれてよかった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,300円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年10月7日

客室 内湯
露天風呂 夕食
夕食
夕食 朝食
朝食
朝食

43.うみあかり

 氷見の灘浦より少し市街よりの海沿いに走る国道沿いにあるホテルで以前はマイアミという名前だった。じゃらんで1人12,600円の「ぶりしゃぶ付き」おとなのいい旅 ぶり特選プランに4人で宿泊。フロントでチャックインをすると、ロビーで風味の良いゆず茶が出された。館内も広く、少し迷いそうだが、4階の奥の部屋へ通された。プラン内容には海側か山側かは選べないと書いてあり、空室があれば海側と書かれていたが、窓からは海が見えるのでロケーションのいい海側のお部屋を用意してくれたようだ。
 3階にある浴室へ。内湯は主浴槽1つで、大きな窓で眺望がよさそうだがあいにく到着したのが夜だったこともあり、景色は見えない。露天風呂に行ってみると海の目の前だということが分かるが、暗いので遠くに橋などの明かりなどしか見えなかったが、上を見上げると星がたくさん見えてきれいだった。お湯は若干鉱物臭がするさらっとしたお湯だ。
 食事は客室と同じフロアにある個室でいただく。先付、かぶら寿司、お造り、酢の物、なます、ぶりしゃぶ、氷見うどん、ぶりの塩焼き、茶わん蒸し、ぶり大根、炊き込みご飯、お吸い物、漬物、デザート。かぶら寿司の中の魚もぶりで、6品ほどぶりを使った料理が並ぶ。お造りはとろけそうな色の寒ぶりで、口の中に入れると濃厚な味わいとともにとろけた。まわりに子が付いたたらのお造りも北陸らしい。ぶりしゃぶもお湯の中にとろろ昆布が入っているのが富山らしい。若干白くなる程度にお湯にくぐらせていただく。たしかに余分な脂が抜けて刺身よりあっさりと食べれてこれはこれで美味しい。刺身の場合は脂がのっていると飽きやすいが、これなら飽きずに食べられそうだ。氷見うどんはあたたかいうどんでつるっと食べられて、ぶりの塩焼きやぶり大根も上品な味に仕上げてあって美味しかった。1品1品量が多すぎず、飽きずに美味しく食べられた。
 さて、翌朝、また浴場へ行ってみる。今日の日の出は7時2分だったので、それに合わせて露天風呂へ。夜の何も見えない景色とは違い、目の前には海が広がる。そして対岸には立山が連ね、絶景だ。そして露天風呂で絶景を見ながら浸かっていると、立山から赤の一部が赤く染まってきて日の出を迎えた。少しの時間ではあったが、赤い空と青い海、立山とのコントラストが美しく、格別な時間を与えてくれた。
 朝食は食堂でいただく。さわらの昆布〆、干物、玉子焼き、和え物、がんもの煮つけ、のりの佃煮、つみれ汁、ご飯、漬物。サラダとドリンクはバイキングスタイルとなっている。量もちょうどよく、富山名物の昆布〆も美味しかった。
 最後に宿から2〜3分歩いたところにある潮の香亭(宿泊者無料)でかけ流しのお風呂に入って宿を後にした。
 

宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き:12,600円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年1月11日

客室 内湯 露天風呂
露天風呂 夕食
夕食
夕食
朝食

44.延対寺荘

 宇奈月温泉にある旅館。この時はシーズンオフのため、うなづき温泉謝恩号という無料の地鉄電車があり、電鉄富山駅から電車で行くことにした。このうなづき温泉謝恩号はインターネットなどから乗車券引き換え券を印刷し、電鉄富山駅のチケット売り場に持っていくと交換してくれる。特急の場合は特急券200円分を負担しなけらばならない。帰りは利用した施設のスタンプを裏面に押してもらって(もしくはスタンプを押した引換券をもらう)宇奈月温泉駅にて交換する。通常は片道1,790円もするのでかなりお得だ。特急で電鉄富山駅から1時間ほどで宇奈月温泉に到着。共同浴場や足湯に入り、延対寺荘に到着。じゃらんで予約し、1人12,000円のプランに2人で宿泊した。ちょうど団体のお客さんが来たので、受付をさっと済ませて女将さんが気を使って、混む前に団体より先に部屋に案内させてくれた。
 お風呂は2か所あり、1つは露天風呂付きで交代制につき、夜8時になると女性の時間になり、翌朝もずっと女性の時間ということで今しか入れない。しかし団体がそこへ入りに行くのではと女将さんの予想から、先にいつでも入れるほうの大浴場に行き、後から露天風呂付きのほうに行くことにした。建物が渓流のすぐそばに建っているので浴室の窓からは雪化粧をした渓流が見える。お湯は無色透明でさらっとしたお湯だ。しばらく浸かった後、露天風呂つきのほうに行ってみる。ちょうど7時少し前で、7時から団体が食事ということで、案の定ガラガラだった。露天風呂からも渓流が目の前に見え、自然の中に溶け込んだ感じになった。
 食事は食事会場でいただく。先付にはますのすしや活貝の煮物など、お造り、茹でずわいがに、皮はぎの煮つけ、黒部名水ポークの豚しゃぶ、かれいの唐揚げあんかけ、温泉茶わん蒸し、蟹釜飯、白子豆腐の澄まし汁仕立て、香の物ババロア。ますのすし、活貝、黒部名水ポークなどは富山の名物。どれも素材の持ち味を活かした料理でどれもクオリティが高くて美味しくいただけた。
 朝食はバイキング。和洋たくさんの種類のおかずがあって、席まで運ぶのに20分くらいかかってしまった。昆布巻き、昆布巻かまぼこ、めぎすのつみれ、えびす、めぎすとげんげの干物など、富山らしいものも揃っている。オムレツは目の前で作ってくれる。バイキングながら味のレベルも高くて朝からたくさん食べてしまった。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き:12,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年1月12日

客室 内湯(交代制大浴場) 露天風呂(交代制大浴場)
内湯 夕食
夕食
夕食 朝食
朝食

61.桃源

 宇奈月温泉にある旅館で、昨年の延対寺荘の時と同じく宇奈月謝恩号を利用した。じゃらんで1人9500円のプランを3人で宿泊。フロントでチャックインの際に食事の時の飲み物代が1割引になる特典と、ロビーでのドリンクバーの1回無料チケットを特典でいただいた。部屋は黒部川ビューの10畳の和室。窓からは雪景色の黒部川広がり、なかなかのよい景色だ。
 部屋でゆっくりした後は温泉へ。温泉は岩風呂と御影石風呂の2つあるが、男女で入れ替えとなっていて夜は男湯となっている。浴室の入口手前には温泉たまごを作る場所や足湯がある。岩風呂は柱や天井が少し洋風を思わせるような造りで、和と洋を融合したような形になっている。少し小さいけど岩の露天風呂もある。お湯は無色透明であまりクセのないお湯となっている。
 夕食は桃太郎という食事処でいただく。ごま豆腐、季節の前菜盛り合わせ、お造り5種盛り、海鮮カルパッチョ、豚肉と野菜の蒸し物、たらと皮はぎの寄せ鍋、ぶり大根、白海老の空揚げ、宇奈月温泉美人蒸し、つみれ汁、デザートといった内容。白海老の空揚げやぶり大根、前菜のほたるいかの沖漬け、ばい貝、ますのすしなど富山らしいものをバランスよく取り入れているのが好感が持てる。ほたて等が入った海鮮カルパッチョの下はオレンジのなっていて創作的で見た目もおしゃれ。お造りはどれも新鮮でおいしかったしぶりも脂がのっていた。寄せ鍋もたらと皮はぎはほっこりやわらかく、いい出汁もでて美味しい。宇奈月温泉美人蒸しもしっとりとした餅のような食感で美味しくいただけた。
 朝はもうひとつの御影石風呂に入ってみる。昨日の岩風呂とは違い、四角い浴槽が配置されてシンプルだ。露天風呂は昨日より大きく、雪景色が綺麗だった。
 朝食も同じ食事処でいただく。木枠の四角いお皿に白と黒のお皿が交互に9つ入っているおしゃれなプレートみたいになていてサスの昆布〆、生地の手作りかまぼこ、鮭の塩焼き、だし巻き玉子、とろろ、小松菜と焼き椎茸のお浸し、ポテトサラダ、一口メンチカツ、漬物盛り合わせがちょこちょこっと入っている。席についてほどなくして名水がんもと季節の野菜の煮物とプレーンの茶碗蒸しが出てきた。その他のサラダ、湯豆腐、味噌汁、ご飯、温泉卵、塩昆布、のり、ドリンク等はバイキング形式となっている。味噌汁は魚が入った具沢山で豪勢なもので美味しい。煮物は名水がんもの他にナス、たけのこ、里芋が入っていて素材の味を活かした上品な味付けで美味しくいただけた。9種のプレートもちょこちょっといろんな物を食べられて良かった。
 特典のドリンクバーは結局チェックアウト前になってしまった。ドリンクの種類は少かったが、雪景色をゆっくり見ながら満喫して旅館を後にした。冬はかにが売りの旅館ということもあり、フロント横の浴槽には生きたかにが入っていた。
 宇奈月では今、スイーツの食べ歩きクーポンをいっぷく処にて販売しているので、それを買ってみた。10店舗協賛店がってそこから3つのお店を選んで指定されたスイーツを食べることができる。1つはやまとやでとうふプリンを買って足湯に浸かりながらいただいた。豆腐の味がかなり強く、ほのかにまろやかさや甘みのあるプリンで美味しかった。2件目はグレイスピースでダージリンティーをいただく。かなり評判のお店で、マスカットのフルーティーな風味が心地よいダージリンティーで1つ買ってしまった。クーポンには載っていないが、別料金で紅茶のアイスとシャーベットもいただいた。こちらもかなり美味しかった。それから新川荘で日帰り温泉に入り、柏やで入善ジャンボスイカのミニソフトをいただいた。去年も食べたがスイカの風味がしっかりしていて美味しいソフトだった。
 帰りの宇奈月謝恩号はアルプスエキスプレスで2号車の指定席で旅情を満喫しつつ富山へ帰った。
 

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き9,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2014年1月11日

客室 客室からの景色 岩風呂
岩風呂 夕食
夕食
夕食
御影石風呂
朝食

81.北原荘

 庄川峡の長崎温泉にある旅館。この日は大雪の日で山の中にあるので無事にたどり着けるかと心配したが、雪の狭い山道を進んでたどり着いた。車を置く場所は倉庫みたいになっていて屋根がある室内なので翌朝雪が積もる心配はないようになっている。この日は楽天トラベルで1人12,030円のプランに3人で宿泊。通常のプランよりワンランク上ののどぐろの塩焼き膳のプランにした。
 部屋は3階の10畳の和室の部屋。窓の外は雪景色だ。お風呂に入りに行く。内湯は寝ジェット湯がついた浴槽で窓も大きくて明るい室内となっている。お湯は無色透明で少しやわらかめのシンプルなお湯だ。窓の外の景色は楽しめない。露天風呂の小屋とその下の土台の石積みに雪が積もっている。おそらく、元々は自然の眺望が楽しめたのだと思うのだが、後から窓の外の場所に露天風呂を作ったのだろう。露天風呂は木造りの通路を歩いていく。雪なので足元が悪いので注意して歩く。四角い木造りの浴槽で屋根はあるが雪の勢いが強く、お湯に浸かっていても雪が少し入ってくる。雪見風呂を楽しめた。
 夕食は個室でいただく。食前酒はあんず酒で、赤ずいきやかぶら寿司、ごぼうの煮物、魚の甘露煮、ますの洗が1皿に並び、貝ひもの和物、お造り、ぶりしゃぶなど富山の山の幸と海の幸が両方楽しめるようになっている。のどぐろの塩焼き、天ぷら、茶碗蒸し、グラタン、栗や里芋が入った雑穀米の釜飯、お吸い物、漬物、デザートといった内容。どの料理も甲乙つけがたいくらいかなり美味しく食べられた。のどぐろの塩焼きも脂がのっていて焼き加減もよく、美味しくいただけた。
 朝食は大広間でいただく。鮭の塩焼き、煮物、味噌仕立ての湯豆腐などヘルシーな日本らしいの朝食だった。
 雪景色の温泉とおいしい料理に癒される山奥の旅館で良かった。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き12,030円(入湯税込み)

宿泊日:2016年1月23日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
朝食

82.宇奈月 杉乃井ホテル

 以前はホテルニューオータニだったが北陸新幹線の金沢までの延伸開業の日にリブランドになって杉乃井ホテルになった。ニューオータニの時代は日帰り入浴に来たことがあったのでどこが変化しているのかも含めて楽しみだ。この日は1人8,370円のプランに3人で宿泊した。翌日が平日の祝日に宿泊したが、フロントやロビー、売店など混み合っていて、多くの方が泊まるようだ。外国人らしき方も多かった。1階のロビー周りなどはニューオータニ時代の面影を残しているし、コーヒーソフトクリームもニューオータニの時代から引き継いで健在だった。フロントのある階は3階で部屋は5階だったが、フロント付近のフロアは4階がなく、3階の次は5階となっているので、混んでいるエレベーターを使わなくても階段でも楽に移動できた。部屋は10畳の和室で窓からはトロッコの宇奈月駅などが見える。
 1階のお風呂へ行く。お風呂は2つあり、1つは大黒部でニューオータニ時代からのお風呂をちょっと改装した大浴場だ。夜の時間の男湯はこの大黒部となっている。もうひとつは棚湯で、こちらは杉乃井になってから作られた完全に新しい大浴場となっている。夜時間は女湯となっていて翌朝男女入れ替わる。エレベーターから浴場までの通路にある著名人などのサイン入のお皿の展示など、ニューオータニ時代から変わってはいなかった。大黒部は主浴槽にジャグジーとサウナがある。主浴槽は細長いお風呂でニューオータニの面影が十分に残っている。大窓の外には山が迫っていて自然の風景が楽しめる。露天風呂は以前は申し分程度だったが、改装されて大きくなってモダンに生まれ変わっている。おまけにかけ流しになったようだ。無色透明のなめらかな宇奈月のお湯が大きな内湯と露天風呂で楽しめた。棚湯の入口の前では炭酸水のサービスがあり、いただいてきた。
 夕食はバイキングで2階の会場でいただく。この日のプランは「冬のうまいもんバイキング〜富山と全国ご当地グルメ」となっていて北陸エリアのメニューは富山短期大学の学生が考案したメニューが取り入れられ、その他は全国のご当地料理が並ぶといった内容だ。もちろん定番メニューも並ぶ。黒部名水ポークソテー きのこクリーム、甘エビとたこのカクテルサラダ、かにのかぶら蒸し、デザートのりんごのシフォンケーキ、はと麦茶プリンなどが富山短期大学とのコラボメニューで、帆立の北海焼き、シラス丼、鍋はきりたんぽ鍋、石狩鍋、博多もつ鍋などが全国のご当地グルメのメニューだ。オープンキッチンスタイル目の前で握ってくれる寿司はぶりが主役。ステーキや魚介類の焼き物、天ぷらなどもその場で焼いたり揚たりしてくれるので、出来立ての熱々を食べられるし、雰囲気もいい。茹でた紅ずわいがにやサラダ、新鮮な刺身、ぶり大根、海鮮丼、富山ブラックラーメンも食べ放題だ。デザートもケーキやフルーツ、おしるこなどもあり、アイスはハーゲンダッツとなっている。ソフトドリンクも飲める。紅ずわいがには特に人気が高く、丸々一匹がたくさん盛られているが、序盤のうちはすぐになくなるが、補充も早いので慌てなくても食べられる。どの料理も補充が早くて好感が持ている。バイキングの料理だが、クオリティは高く、どれも味は美味しくいただける。魚介類は新鮮なのがわかるし、サラダなどの野菜もフレッシュだ。コラボメニューなども美味しくいただけたし、ご当地メニューも楽しめ、富山の味覚もバランスよく楽しめたのはよかった。
 朝食も同じ場所でいただく。同じくオープンキッチンになっており、おにぎりを握ってくれたり、干物や卵料理を目の前で焼いてくれる。おにぎりは富山の名物のとろろこんぶのおにぎりもある。おでん、サラダ、魚のマリネ、蒸し野菜、ウインナー、ポテト、かまぼこ、などが揃っている。ご飯もパンもある。いなきびのお粥や黒米ご飯、スムージー3種やビーツ入りのヨーグルトなどのヘルシー志向のメニューもあってありがたい。朝食もどの料理もおいしく頂けて、朝夕ともバイキングだったが内容は大満足だ。
 杉乃井ホテルは大分の別府でバイキングも風呂も人気のホテルだが、噂通りの安くて満足度の高いホテルだった。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き8,370円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年2月11日

客室 浴室への通路 大浴場 大黒部(内湯)
大浴場 大黒部(露天風呂) 棚湯(露天風呂) 棚湯(内湯)
夕食
夕食
夕食
朝食
朝食

96.民宿ながさき家

 庄川峡の長崎温泉にある民宿で楽天トラベルで1人8,700円のプランに2人で宿泊。3連休の初日というのに、ほかのお客さんはおらず、自分たちだけだという。部屋も2階にたくさんあるようだが、1階の玄関から入ってすぐ右の縁側沿いの広間のような部屋に通された。障子の戸で鍵もなく、ふすまを開けると隣の部屋という部屋だ。どうやら私たちしかいないので、このようなオープンな部屋になったのだろう。ただ、12.5畳もあるので広々としている。まるで田舎のおばあちゃんの家にでも泊まりに来た気分だ。エアコンなどもないが、縁側の窓を開けると涼しい自然の風が入ってくるので、気持ちがいい。浴室や洗面、トイレなどもすぐなので便利がいい。自分の家のようなスタイルでいられる。
 さっそくお風呂へ。露天風呂があるということだったが、宿泊人数が少なすぎるからか、お湯が張ってなく、内湯だけだった。ただ、窓を開けて露天風呂気分で入浴してみた。シンプルな4人ほど入ったらいっぱいになるような浴槽で湯口からはお湯が出ていなくて、横から出てきていた。無色透明のやわらかめのシンプルなお湯で、ゆっくりと貸切状態で気取らず利用できてよかった。お風呂をはじめ、脱衣所やトイレ、洗面なども改修されていてきれいで木のぬくもりを感じる空間になっていて気持ちよかった。
 夕食は囲炉裏のある広間でいただく。ぜんまいとずいきの酢味噌和え、こごみの胡麻和え、ねまがりたけと油揚げの煮物、ズッキーニとじゃがいもの香草焼き、鮎の塩焼き、岩魚の洗い、堅豆腐と山菜の炊合せ、山菜の天ぷら、ご飯、味噌汁、漬物。旬の山菜を中心に、川魚の料理が並ぶ。素材がいいので、味付けはシンプルでも美味しく、やさしい山里の味でどれも美味しくいただけた。岩魚の洗いも新鮮で美味しかったし、鮎も小さいが旨みぎっしりでかぶりついて食べることができた。天ぷらもパセリの天ぷらなど珍しい天ぷらもあり、美味しくいただけた。
 夜も田舎の家気分で自然の風と扇風機の風にあたりながら眠ることができた。
 朝食も同じ場所でいただく。炊合せ、ししゃも焼き、きゅうりとしらすの和え物、目玉焼き、ご飯、味噌汁、漬物、のり、メロンと家庭的な内容で山菜など旬のものは出てこないが、昨日の夕食で堪能できたので、逆に普通の朝食でよかった。
 宿の方も愛想よく最後まで笑顔でお見送りしてくれた。今回はたまたまほかのお客さんがいなかったので、アットホームで真の田舎の民宿気分でゆっくりできたし、料理も旬の山里の民宿料理を堪能できたので大満足だった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8,700円(別途入湯150円)

宿泊日:2017年7月15日

客室 内湯
露天風呂 夕食
夕食 朝食

福井県(3)

8.料理旅館 平成

 越前海岸の海沿いに建つ料理旅館。
 じゃらんで4月の目玉 越前10大グルメ+あわびの踊り焼きか蒸しがに1杯付きのプランを予約。2名休前日で1人1万円ちょうど。2人なのでかにとあわびを1つずつで予約しておいた。予約する際にあまりに内容が凄そうなので目を疑ってしまったが、期待を大にして旅館に向かった。入口には水槽があり、中でカニが活かされていた。チェックインをすると男性の方がアットホームな接客で部屋まで案内していただいた。道中廊下や階段などはカニの香りで充満していた。まさに海沿いの料理旅館といった感じだ。部屋はトイレ付きの和室で窓の景色は日本海が広がり、眼下には岩などが見える。民宿のようなアットホームさがある。お風呂は1階で内湯のみでそんなに広くないが、木製の浴槽でお湯はぬるぬる感があって気持ちがよかった。風呂の窓からも海が見えるようになっている。08年までは沸かし湯だったそうだが今では温泉を引いている。脱衣所は塩素の臭いが漂っていたので残念だった。
 さて、待ちに待った夕食は2階の個室でいただく。海の幸がずらりと並んでおり、次々と料理が出来次第運ばれてくる。内容は先付けのめかぶ、甘エビの刺身、サザエの浜ゆで、越前そば、カニの刺身、焼きガニ、鯛の姿作り、いかそうめん、さばのへしこ焼き、ふぐの白子蒸し、あわび粥、えびやカニの入った味噌汁、かれいの唐揚げ、漬物、フルーツ そして選べる蒸しがにとあわびの踊り焼き。想像通り、いやそれ以上の内容で驚きだった。まずは旅館の女将が写真[夕食(2)の右側]のかに足の刺身を召し上がってくださいと言われたので1人3本ずつ食べる。甘い身が口のなかでスーッととろけてなくなった。そして左側の身と甲羅の部分は焼きガニにするということで厨房へ一旦引き下げられた。しばらくして写真のように焼きがにになって登場。これも香ばしくてカニ味噌の部分なんか最高だった。サザエとアワビはその場で火をつけるので出来立ての熱々を食べられる。サザエは浜ゆでといって水を張った鍋にサザエが浸かっていて茹でるのだが、磯の香りとサザエ特有のクセが程よく口の中に広がっておいしかった。鯛は船盛りになっていてこれもかなりの枚数があってボリューム満天。薄めに捌いてあるし、枚数も多いのでふぐを食べるときみたいに何枚か重ねて贅沢にいただいた。さばのへしこ焼きはさばが固めで、ぬか漬けのような味でちょっとしょっぱさがちょうどよく、おいしかった。これは酒の肴にもいい。かれいの唐揚げも揚げたてが出てきて中はふっくらホクホクでおいしかった。あわびの踊り焼きも香ばしくて歯ざわりと磯の香りが最高に心地よい。蒸しガニも甘くて身がどこもぎっしり詰まっていた。4月なのに活きがにを使っているという点がすばらしい。種類も多いし、何から食べようか迷い、食べても食べてもなかなか減らず、食べきれないかと思った。あわび粥が満腹のおなかにやさしかった。途中、支配人がご丁寧にあいさつに来てくれた。想像以上に海の幸を存分に味わうことができ、本当によかった。
 朝食は2階の広間でいただく。朝食もいかそーめんやかれいの塩焼き、甘えびと白身魚の味噌汁など、朝食も海の幸がメインになっている。エビや魚のだしがよく効いた味噌汁はおいしく、具の白身魚が脂がのっていておいしかった。
 1万円でこの内容なのでちょっと申し訳ないような気持ちにもなったが、海沿いの料理旅館なのでこのような価格でできるのだろう。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年4月10日

夕食
夕食
夕食
夕食 朝食 部屋からの景色

47.国民宿舎 鷹巣荘

 福井の海沿いにある国民宿舎の鷹巣荘。じゃらんで1泊2食付8,540円の亀島コースを2人で宿泊。予約してから分かったのだが、耐震補強工事のため、3月31日をもって一旦閉店となり、2014年秋にリニューアルオープンするらしい。3月31日は日帰り入浴のみとなるので、宿泊の最後は本日3月30日となり、リニューアル前の最後の客ということになる。
 部屋は2階で8畳の和室。洗面所は窓際についているが、トイレは別になっている。布団はセルフとチェックインの際に説明があったが、セッティングはしてあり、折りたたんで置いてあるので、単に広げるだけの状態になっていた。窓の外には海がきれいに広がる。
 4階に展望室があるということなので行ってみる。学校の屋上の踊り場みたいな閑散とした場所だが360℃見渡せるようになっていて海が一望できた。
 お風呂は地下1階にある。内湯は2つあり、熱いお湯の浴槽とぬるめのお湯の浴槽がある。お湯はかけ流しで湯口にはコップが置かれている。少し硫黄の香りがし、まろやかな味わいだ。お湯は無色透明でやわらかく、少しぬめりも感じられる。肌にもやさしいのが分かる。福井で1番のお湯と絶賛されるのも頷ける。露天風呂は小屋みたいになっていて海を一望しながら浸かることができる。温度も低いのでずーっと浸かっていても疲れない。海からの風も気持ちよかった。
 食事は1階の食堂でいただく。前菜は青菜の煮浸し、赤魚の西京焼き、蟹錦紙巻、柿博多、お造り(なる、鯛、甘海老)、国産豚のロース陶板焼き、茶碗蒸し、天婦羅(海老、きす、さつま芋、青唐)、フルーツ(抹茶葛餅、パイン)、ご飯、味噌汁、香の物。お造りも新鮮で美味しいし、国産豚の陶板焼きも味噌とよくマッチして美味しい。天ぷらも食事が始まってしばらくしてから持ってくるのでサクッとしていて美味しかった。ご丁寧に支配人があいさつに来て、お湯が好評なことや、耐震補強のリニューアルの概要などを話していただいた。3階建てから2階建てにし、部屋にトイレをつけるとのこと。部屋は半分ほどになるという。最後だからあいさつに来たのではなく、いつも夕食時にあいさつに回るそうだ。
 朝食も同じ場所でいただく。昨日は暗くて見えなかったが、窓の外には海が広がる。焼き魚、和え物、サラダ、温泉玉子、いか刺し、海老の入った味噌汁、ご飯、のり、漬物。いか刺しや海老の入った味噌汁が美味しかった。
 営業終了日に宿泊ということは今までになかったし、常連から愛されていたそうで、何か少し悲しい気持ちになったもののリニューアル後にまた愛される施設であるよう期待したい。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き:8,540円(別途入湯税100円)

宿泊日:2013年3月30日

客室 客室からの景色 展望室からの景色
内湯 露天風呂 夕食
夕食
朝食

72.芦原の宿 八木

 芦原温泉にある温泉宿。じゃらんで1人10,000円のプランを2名で宿泊した。ロビーではフリードリンクを楽しめるようになっていていつでもジュースやお茶、コーヒーなどを飲むことができる。部屋は10畳で窓からの眺めは特に特徴もなく美しくもないが視界を遮る建物があまりないので圧迫感などはない。お風呂は1階の奥にある。内湯はいかにも温泉旅館のお風呂といった大きな浴槽が1つで透明のお湯が注がれている。4つの自家源泉を持っているそうで、かけ流しでお湯もやわらかくなめらかで心地がいい。窓も大きくて外は庭園風となっている。露天風呂は岩風呂で奥に小屋があり、サウナがある。和風庭園風の静かな環境の中、ゆったりと浸かれた。
 夕食は大広間でいただく。満員でテーブルが密集しており、一部料理はセルフ式なので騒々しい。スピーカーのそばの席だったので、従業員のマイクでの案内の温泉がやかましかった。料理はうすい豆腐と禅味噌、鯖のへしこ、初夏のお野菜と豆腐の揚げ浸し、割鮮サラダ盛り、さざえの壷焼き、八木名物さばとお揚げのみぞれ鍋、ご飯、お吸い物、漬物、ビーフカツレツ&朝どれあわらのお野菜。他にビュフェコーナーにて冬瓜含め煮、榎茸の梅肉和え、加賀湯葉旨煮、ふきの白和え、きゅうりと揚げ椎茸のざくざく、デザートコーナーにてヨーグルト、フルーツポンチ、まんじゅう、抹茶わらびもち等がある。料理は初夏の旬と福井の食材や料理を楽しめる。ビュフェコーナーも精進仕立てとなっていて永平寺を意識しているのだろう。料理の味もどれも美味しく、こだわりと創作感が伝わってきた。割鮮サラダ盛りは活鯛、活鯵、帆立貝柱、甘海老、あおりイカで醤油の他にオリーブオイルや昆布塩をつけて食べるのも新たな提案で美味しく食べることができた。
 朝食はバイキングで和食を中心とした内容だった。
 じゃらんではハイクラスの宿となっていたが、食事会場などはごちゃごちゃした感があったので、もう少し改良してほしいところだ。2棟構造となっていがのだが、もう1つの建物のほうは、1階に敷居が高そうな食事処があったので、そちらに泊まるとその食事処での食事となり、ハイクラスなのかもしれない。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年5月16日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
夕食
朝食

新潟県(19)

9.ブナの宿 小会瀬

 新潟県と福島県との県境近くの御神楽温泉にある小さなこぢんまりとした宿。
 6月に中旬にじゃらんで山菜まつりプラン(1人10,000円)を2名で宿泊。部屋は6つだけの小さななアットホームな宿。接客などもあたたかい感じ。そば打ちスペースもあり、そばを打っているところを見学できるようになっている。廊下と部屋はふすまで仕切られている。一般的な和風の部屋で窓の外は芝生が広がっている。
 夕食は部屋でいただく。岩魚の洗いや山女のみそ焼き以外はいろんな山菜が使われた料理で品数も12品ほどと多く、どれも手作りっぽくおいしい。山菜ばかりだが、どの料理もちがっていたものばかりで飽きが来ないようになっている。岩魚の洗いは臭みがなくておいしく、山女の味噌焼きも故郷の味がする。鍋物のわらびや穴子、しいたけが入った卵とじも非常においしかった。ご飯はないが、笹で巻いたユニークな五目いなりがある。てんぷらもいろんな種類の山菜が使われていてバリエーション豊かでいろいろな山菜の風味や食感が楽しめた。最後には地元のそば粉を使ったそばが出される。そばは透き通っていて風味やつるっとした舌触りがあり、あっさりとおいしくいただけた。
 風呂はシンプルな内湯と貸し切りの露天風呂(1人50分500円)がある。内湯は浴槽が1つでお湯は熱め。透明の湯で若干ぬめっとしているので肌もlすべすべになる。貸し切りの露天風呂は宿の方に案内していただいた。いったん玄関を出て離れに小屋があり、そこに露天風呂がある。まわりは木々や草などが生い茂、ジャングルの中で入っているような感覚だった。50分はあっという間にすぎた感じだったが静かでゆっくりと温泉を楽しめた。
 朝食は大広間でいただく。小会瀬の自慢の釜飯をメインにアスパラ、サラダ、温泉卵、煮魚、漬物、みそ汁とバランスとボリュームが程良い内容の朝食だった。
 このプランの特典でお土産に山菜(ふきとわらび)ももらえた。帰る時はご丁寧に車が走り去るまでお見送りがあって気持ちよかった。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き:10,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年6月12日

夕食
朝食 貸し切りの露天風呂 内湯

10.ホテルニュー桂

 佐渡の椎崎温泉にある旅館。加茂湖沿いのちょっと高台に上がったところにある。
 じゃらんで7,500円の別館利用のビジネスプランを1人で宿泊したが、宿泊人数などの関係からか通された部屋はラッキーなことに別館より広い本館のバス付きの部屋だった。部屋の窓からは加茂湖の美しい風景が広がっている。
 夕食は部屋でいただく。ビジネスプランのため、品数は他のプランより少ないが、朝捕れのがにの塩ゆでをはじめ、刺身三点盛り、焼き魚、サザエの壺焼など佐渡の魚介類を中心に和え物、豚肉と野菜の陶板焼き、茶碗蒸しなどが並ぶ。かには身は少し少ないが、塩ゆでの加減が良く、かにのエキスも出てそのままでも十分おいしい。サザエの壺焼も香ばしいし、刺身はかんぱちが脂が甘くておいしかった。ご飯と佐渡の海草のながものみそ汁もおいしかった。
 お風呂は夜は男性が別館、朝は本館と男女入れ替わりになっている。そもそも別館は元は他の旅館だったらしく、その旅館が廃業になり、ニュー桂が買収してつなげたらしい。別館のお風呂は丸型の内湯と木でできた露天風呂がある。お湯はとろんとしたぬめりがあるお湯で肌にやさしく、湯あがりは肌がすべすべする。露天風呂は後から造ったようで、まだ新しい感じがする。露天風呂の上部につばめが巣を作ってあり、糞が落ちないように巣の下に板が設置されている。自然の中の露天風呂といった印象だった。
 夜朝は本館のお風呂に浸かる。手前と奥に入口と脱衣場がが2つあり、?と思ったが浴室に入って謎が解明した。内湯の浴槽が2つあり、その中央に壁を取っ払った跡があった。別館ができる前までは男湯と女湯があったようで、内湯1つずつだったと推測できた。こちらにも後から造ったと思われる石造りの露天風呂がある。この露天風呂からは木々のすきまから加茂湖が顔を出す程度に見えている。
 朝食はバイキング。品数、種類もも多く、満足できる内容だった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き7,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年7月5日

夕食 朝食
本館客室 部屋からの景色

11.佐渡シーサイドホテル

 佐渡の住吉海水浴場の近くの海沿いに建つ旅館。海沿いのシーサイドホテルということでリゾートっぽい感じがするが、どちらかというと民宿っぽいアットホームな雰囲気の宿になっている。
 じゃらんの7,350円ビジネスプランを1人で宿泊。部屋は1階の海に面した角部屋だった。バス・トイレなしとなっていたがちゃんと部屋にトイレが付いていた。バスは使われなくなったバスがそのままになっていた。部屋からはきれいな青々とした海が見える。フェリーなども見えるので趣があるが窓を全開にできないのがちょっと欠点。
 この宿の支配人は温泉ソムリエに認定されていて、温泉に関してはこだわりと情熱をもっている。部屋にも温泉の入浴法や基礎知識、クイズなどが書かれた冊子が置いてあり、温泉を楽しんでもらいたいという思いが伝わってくる。
 さっそく温泉に入りに大浴場へ。小さな昔ながらの浴室だが、エメラルドグリーンの新鮮なお湯が注がれている。お湯もつるっとしたぬめりがあって肌にやさしい柔らかなお湯で気持ちがいいし、よく温まるお湯だった。桶やいすがきちんと並んでいて好感が持てた。
 夕食は広間でいただく。鯛の陶板焼き、サザエの壺焼、刺身4種、煮魚と煮物、たこの酢の物、天ぷらとちょっと家庭的ながらきっちり魚料理を味わえるようになっている。鯛の陶板焼きは1匹丸々で贅沢で他にはあまりないような陶板焼きスタイルで良かった。どの料理もおいしくいただけた。たけのこごはんとかに足のみそ汁も付く。
 朝食も広間でいただく。イカの刺身に浅漬け、海草味のところてんみたいな小鉢に温泉玉子、のり、ご飯、みそ汁とちょうどいいボリュームで、イカの刺身がすごくおいしかった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き7,350円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年7月6日

夕食 朝食
大浴場 客室

12.したしみの宿 東栄館

 月岡温泉にあるモダンな雰囲気の宿。ロビーなどは古風な和モダンなあたたかい雰囲気に包まれている。
 じゃらんで9,450円の出張おつかれさまプランを1人で宿泊。部屋は足湯に続く通りに面した部屋で窓の外は温泉街の風景が広がる。
 お風呂は1階にあり、誰も入っていからか、照明が落とされていたので自分でスイッチを入れて入浴する。他のお客さんはおらず、貸し切り状態だ。浴室は木と庭園とやわらかい照明が和の落ち着いた雰囲気を出している。露天風呂はなく、内湯の浴槽は大きいものが1つでエメラルドグリーンのお湯が注がれている。硫黄のにおいもムンムンする。お湯はやわらかく、ぬめりがあり、肌がすべすべになってゆくのがわかる。硫黄の臭いも強くなく程よいのでゆったりと浸かれた。何回か入ったが、いずれも貸し切り状態だったのでくつろげた。
 夕食は部屋でいただく。出張おつかれさまプランなので他のプランより品数は少なめなようだが、おいしそうな料理が並ぶ。焼き魚、煮魚、お造り、もずく、ほたてとたまねぎのあんかけ、和牛の味噌陶板焼きなど全7品に漬物、ご飯、みそ汁、漬物が付いた。その料理も工夫あり、おいしくいただけた。和牛はやわらかく、程よい脂身があり、煮魚もやわらかく、脂身がおいしかった。漬物も田舎味でおいしかった。
 朝食は、本来なら別に会場があるようだが、本日は宿泊人数が少ないからか、部屋食だった。朝食は品数が多く、ご飯に合うものばかりだったのでご飯がよく進んだ。
 近くには月岡温泉のシンボルの足湯もあり、散歩がてら浴衣で出かけるのもよい。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き9,450円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年7月27日

夕食
朝食 浴場 客室

22.上越六日町高原ホテル

 六日町スキーリゾートに接する少し高原になったところに位置するホテル。駐車場もたくさん備えられている、じゃらんで春の特別宿泊プラン7,900円を1人で宿泊。部屋は1人ながら和洋室でベッドが2つあり、押入れには布団もあった。窓からの気色も遠くの山々が見渡せた。お風呂は2階にある。内湯は浴槽が1つで、奥の石造りの壁のあたりからお湯が勢いよく注がれている。透明なお湯だがやわらかめで肌もすべすべ感が出る。露天風呂は岩風呂で景色もよくて気持ちが良かった。この露天風呂は冬季閉鎖になるそうなので、入りたい場合は冬季を避けたほうがいい。
 夕食は2階のレストランでいただく。焼魚、茹でガニ、刺身、酢の物、茶碗蒸し、魚介類の天ぷら、せいろ蒸し、ご飯、お吸い物等。ご飯は1人用に釜に入っていて粘りがってほかほかで熱々だ。どの料理も美味しくいただいた。この値段にしては味もボリュームもあって満足できたし、ご飯を食べ始めたらお吸い物がタイミングよく出てくるなど細かな気配りも良かった。
 朝食も同じ場所でいただく。えびのだしが効いた味噌汁とごはんにウインナー、玉子焼き、焼鮭、昆布巻き、温泉玉子、たらこ、湯豆腐、ポテトサラダ、野菜サラダ、きんぴら、納豆、のり、漬物、フルーツポンチなど品数が多いし、料理のバランスも良かった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き7,900円(入湯税別途120円)

宿泊日:2011年7月11日

部屋 部屋からの景色 大浴場(内湯)
夕食
夕食 朝食
朝食

26.瀬波グランドホテル はぎのや

 瀬波温泉にある温泉旅館。じゃらんで訳あり20%OFF【お一人さまステイ】〜一人旅プラン12,600円を1人で宿泊。何が訳ありかというと男性の大浴場が改装工事中のため、女性用大浴場「望」を男女時間交代で利用することになっている。その代わり20%OFFで宿泊できる。おまけに普段は2000円かかる貸切露天風呂が無料で1回50分利用できる。部屋は和テイストのツインルームで壁掛けテレビなどが備えられているモダンなお部屋だ。
 チェックインした時は大浴場が女性の時間だったため、料金に含まれている温泉玉子キットを持って裏山に行ってみる。源泉に一番近い宿ということで、駐車場から少し登るとすぐに温泉やぐらに到着。玉子をかごに入れて70℃以上ある熱々の温泉に浸けこむ。固さによって入れる時間が異なり、温泉玉子の場合は20分、完熟は30分と書いてある。完熟手前ぐらいが好きなので25分浸けることにした。景色もきれいで日本海や粟島も望むことができる。待っている間にここから181段の階段を登って山の上の奥の院に行くこともできるが、(景色がすごくいいらしい)その間に玉子が取られては困るので、ここでゆっくり待つことにした。でもまだ3月中旬で次第に寒くなってきたので、やっぱり登って体をあたためればよかったと思った。25分経って玉子を取り出し、塩をかけて食べてみる。濃厚で温泉の臭いが染みているのが分かり、美味しくいただけた。旅館に戻り、大浴場へ。18時過ぎで夕食時とあって貸切状態。内湯1つと露天風呂があり、お湯は湯の花が浮く少しだけ濁ったようなお湯で臭いも少し硫黄っぽい感じでいいお湯だ。露天風呂もきれいな木造りで明るく、景色も良く、遠くに日本海や山並みが見えてすがすがしかった。1階にはフリードリンクコーナーがあり、ヤスダヨーグルトやコーヒー、ソフローズンがあり、お菓子も備え付けてある。ヤスダヨーグルトはコクがあって美味しかった。まんがやゲームコーナーなどもあり、退屈せずくつろぐことができる。
 夕食は個室でいただく。村上牛かあわびかを選べるプランだったので地元の村上牛にしておいた。八寸、漬物、ぬた、煮物、海鮮鍋、村上牛ステーキ、お造り4種、公魚の天ぷら、カルパッチョサラダ、しんじょう入りのおすまし、ご飯、いちごのムース。どの料理も美味しく、特に村上牛のステーキはやわらかく、旨味たっぷりで格別の味わいだった。海鮮鍋も魚介のだしがよく効いた漁師鍋のような味で、いくらが入った筑前煮のような煮物も美味しく最後の岩船産コシヒカリと柔らかなしんじょうが入ったお吸い物も美味しく、ボリュームもあって満腹になってやっと食べきった。
 夕食を食べた後はお腹がいっぱいなので部屋でゆっくりし、10時からフロントで鍵を受け取り貸切露天風呂へ向かう。丸い浴槽の4人用の一の湯、一番大きな6人用の二の湯、四角い浴槽の4人用の三の湯があるが、一の湯にしてみた。木造りで丸い壺湯のような浴槽にお湯がなみなみと注がれている。露天風呂といっても室内で、折りたたみの扉を開けることができ、すべて開けると露天っぽくなる。しかし工事中のため、扉は開けないでくださいとなっているが、工事の時間も終わっているしと少しだけ開けてみて外の風を室内に誘い込んでみた。たしかに足場など組まれていて見た目はよくないが、涼しい風が入ってきた心地よかった。丸いので大きな壺湯感覚で浸かれて最高の気分だ。50分間はあっという間に過ぎてしまった。
 ひと晩明けて翌朝、6時半前に起きると朝風呂に入りに行く。男性は7時までだったので、急ぎ足で向かう。やはり男女交代制は少しだけ不便が生じる。昨日は日没の後だったので景色も少し暗かったが、朝なので明るい景色を露天風呂から堪能した。お風呂からあがった後は朝食へ。バイキングで肉じゃがやそうめん、サラダ、玉子焼き、ウインナー、煮物、炒め物、焼魚、デザートなど数々の品が揃う。会場も広くゆとりがあり、ごちゃごちゃしてなくてよかった。食後はフリードリンクコーナーでドリンクを飲みヤスダヨーグルトを食べてまったりできた。
 普段より安く、貸切露天風呂も堪能できたのでいい機会に来れて良かった。帰りにフロントで貸切露天風呂の無料券ももらえたので、大浴場の工事が終わってからまた機会があったら来てみたくなった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金12,600円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年3月14日

客室 フリードリンクコーナー
温泉やぐら 内湯 露天風呂
貸切露天風呂 夕食
夕食
夕食 朝食

32.やまきや旅館

 湯之谷温泉郷の折立温泉にある民宿のような小さな旅館。6,825円の平日限定のビジネスお値打ちプランに1人で宿泊。正面の玄関から入ると静かな田舎の家のような雰囲気で、誰もいなかったので、書いてあった通りインターホンを押すとご主人がやってきた。そのまま部屋に案内される。長い廊下を通り、フロントの前を通り2階へ上がり、一番すみの部屋へ案内された。布団がすでに敷かれていてエアコンがかっているようなザーッという音がする。そ音の割に涼しくないなと思って窓の外をふとみると、真下に川が流れていてその音だった。景色はなかなかよく、緑がいっぱいで奥には雪が残った山も見え、真下には川が見える。今日はどうやら自分以外宿泊する人がいないようだ。お風呂も女湯に入るように言われた。さっそくお風呂へ。男湯は清掃中になっていて女湯しか入れない状態になっていた。小さな宿のお風呂といった感じでこぢんまりと年季の入った浴室で四角い浴槽に透明のお湯が注がれている。お湯はやわらかく、ぬるめでじっくりと浸かれる。貸切状態で周りも静かなので湯治場気分で時間を気にすることなく湯浴みができる。源泉100%のかけ流しだそうで、冬場のみ加温しているそうで、夏場はそのままの温度で流しているそうだ。
 夕食は部屋でいただく。越後もち豚のしゃぶしゃぶ、ぜんまい、たけのこ、ニシン、いんげんの入った煮物、ふきの煮もの、手作りの豆腐、自家製ますのスモーク、魚のガーリックレアステーキ、釜飯。しゃぶしゃぶはだしでしゃぶしゃぶする。豚肉も甘みがあって美味しいがだし自体もいい味で食べ終わった後もだしだけを飲んでしまった。自家製の豆腐は茶碗蒸しみたいになっており、しょうが風味のさっぱりとしたあんがかかっていてなかなか美味しい。煮物は田舎の家で食べるような味わいだ。魚のガーリックステーキは程よいガーリックの風味で魚はかつおか何かだと思われるが、あっさりとしていて美味しかった。おかずを食べ終わるころに釜飯が炊きあがるが、おこげがパリパリでかなり美味しい釜飯だった。ビジネスプランなので量もちょうどよかった。
 小さな旅館だが、部屋のテレビは大きくて立派で退屈せずに時を過ごせた。夜にもう一度温泉に行ったが、湯口からの給湯はストップされていた。夜は川の流れる音が少し大きく感じたが難なく眠れた。
 朝食はまいたけのバター焼き、ウインナー、ほうれん草のソテー、スクランブルエッグ、ししゃも焼き、納豆、ごぼうとこんにゃくの煮物、ご飯、みそ汁。魚沼産コシヒカリのご飯は当然のことながら美味しくいただけた。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き:6825円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年6月12日

客室 客室からの景色 浴室
夕食 朝食

33.いろりあん

 六日町スキーリゾート近く上の原高原温泉にある日本建築の木造の小さな宿。向かい側には女性専用の「さくらさくら」という宿もオープンしている。じゃらんで平日の2部屋限定の8,400円のプランに1人で宿泊。小さな宿だが下足箱に宿泊者の名前が書いてあり、スペースが割り当てられていたり、部屋の入口などにも名前と人数が書いてあったりと丁寧で親切さを感じる。また従業員の方々の接客やきびきびと働く姿がある。案内された部屋は2階で二間続きの12畳の部屋になっている。部屋の内装も日本建築ながらモダンで落ち着くデザインになっている。小皿などの飾り物やおしゃれな時計もアクセントになっている。
 1階にあるお風呂。内湯は主浴槽と薬草風呂があり、主浴槽は温泉を利用している。クセのないお湯で少しさらっとしている透明のお湯。温度は少し熱めになっていた。循環式で少しカルキっぽい感じが残る。露天風呂は岩風呂でかけ流しのようで、岩間からこんこんとお湯が出てきている。自然に囲まれていて山里の露天風呂といった気分だ。かけ流しなのでカルキっぽさもなくて湯あがりも爽快だった。
 夕食はダイニングでいただく。山菜の煮物や和え物などの前菜に豚のしゃぶしゃぶ、まぐろの山かけ、そばがき団子、岩名の塩焼き、山菜の天ぷら、けんちん汁、ご飯、漬物といった内容。温かいものは出来立てが順次運ばれてくる。しゃぶしゃぶはごまだれでいただく。肉や野菜の量も多めでのろのろしていると火が消えそうなので、燃料の残りを気にしながらしゃぶしゃぶしていく。そながき団子は柔らかふっくらで風味も良く、熱々で美味しい。岩魚の塩焼きも焼き立てで美味しい。山菜の天ぷらはうど、たけのこ、あぶらのめの種類でどれもちがった風味と食感で良かった。けんちん汁も具沢山で美味しいし、ご飯も美味しく最後まで箸が進んだ。
 朝食は広間でいただく。きりざいと呼ばれる納豆に細かく刻んだ野菜などを和えた郷土料理にサラダ、おひたし、焼魚、温泉玉子などが並ぶ。ご飯は釜炊きで米の美味しさをさらに活かしている。きりざいは納豆をあっさりと食べることができ、しそなどの風味もマッチして美味しかった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き8,400円(別途入湯税120円)

宿泊日:2012年6月13日

客室 囲炉裏コーナー
お風呂(内湯) お風呂(露天風呂) 夕食
夕食
夕食 朝食

34.心の宿 やすらぎ

 十日町の山奥にある二ツ屋温泉。通り沿いには鷹の湯という宿があり、通りから高台に上がった所にあるのが、この「やすらぎ」という宿。二ツ屋温泉はこの2軒の宿しかない。ボーッと走っていると鷹の湯に辿り着いてしまうので注意しよう。今回はじゃらんで7,500円のプランに1人で宿泊。玄関を入ると小さな子供が2人元気よくはしゃいでいた。どうやらこの宿の方の子供さんみたいだ。家族経営のアットホームな姿がいきなり表れる。部屋は2階で12畳の広いお部屋だ。周りには何もないので窓の外も自然が広がる。
 7時前に着いたが、食事は何時でもよいとのこと。あんまり遅くてもかわいそうなので7時半からにしてまずはさっとお風呂へ。四角い浴槽が1つ、洗い場が2つとコンパクトながら、浴槽と洗い場、洗い場と洗い場との間隔なども適正でゆとりがあって窮屈感はない。浴槽には無色透明のお湯が注がれている。やわらかく滑らかなお湯でうっすらと硫黄臭が感じ取れた。少し熱いので長くは浸かっていられなかったのが残念だ。
 さて、夕食は部屋でいただく。鮭のホイルチーズ焼、柳川鍋、れんこんはさみ揚げ、茶碗蒸し、酢の物、小鉢、めかぶ、海老のクリーム焼、お造り、ご飯、みそ汁、漬物、食前酒などが並び、値段の割には品数が多い。なぜかめかぶが小鉢にも同じ味付けのものが入っていて謎だった。家庭的でよいが、もう少し山のめぐみを活かした料理や地のものがあったほうがいいと感じた。食前酒は蓮酒でこれは名物rしい。
 部屋にトイレや洗面所はついていないが、共同のトイレや洗面所も改装済みできれいで近代的で、この宿を訪れた人は絶賛する方も多いのだとか。確かに山里の一軒宿にこのように立派なトイレと洗面所はなかなかお目にかかれない。
 翌朝の朝食は広間でいただく。ふきの煮もの、おひたし、オムレツ、焼鮭、漬物、梅干し、のり、ご飯、みそ汁といった内容で量もちょうどいい。ふきの煮ものが美味しかった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き7,500円(別途入湯税100円)

宿泊日:2012年6月19日

客室 浴室 夕食
夕食
朝食

36.湯の宿 泉山

 妙高の関温泉にある宿でじゃらんで期間限定の1人3,980円のプランで宿泊した。通常価格から4000円引きで3,980円で2食付きとはかなりの破格だ。ちょうど宿に着いて車をとめると宿の方が買い物から戻ってきた。何でこんなに安いのか聞くと夏休み前で閑散期だからだそうで、食事の内容は変わらないのでお得とおっしゃっていた。部屋は2階に上がった所のすぐの妙高というお部屋に案内される。8畳の和室で持ち込みもOKなので冷蔵庫も大きめのものが付いている。
 お風呂は1階にある。関温泉は日本で初めてすべての旅館が源泉かけ流しを宣言したとあって、脱衣所の壁にそのことが載った新聞の記事も張りつけてある。とにかくお湯には自信をもっていることがうかがえる。浴室に入ると赤褐色のお湯がなみなみとオーバーフローされている浴槽が1つある。鉄っぽい酸性のお湯で濁っている。床底にもさびが沈殿しているようで、かき混ぜるとさらに濁った。温度は43.5℃前後と熱いのでずっとは入っていられないが、入ったり出たりを繰り返した。
 夕食は食堂でいただく。お造り(甘えび、まぐろ、ふくらぎ、ばい貝)、焼魚、煮物、天ぷら、牛肉の陶板焼き、ご飯、みそ汁。会席料理のスタイルだが、味はどちらかというと家庭的。天ぷらはえび、なす、大葉にねまがりたけの天ぷらもあって美味しい。お造りもばい貝が入っていたのがポイントも高く美味しかった。味噌汁はあさりのみそ汁だが、これがしっかりとあさりの出汁が効いていて美味しかった。ご飯もひじきが入っていてうすく味がついていた。
 朝食は冷ややっこ、焼きナス、佃煮、漬物、とろろ、ご飯、みそ汁。ご飯は穀物がブレンドされていた。
 たしかに3,980円として超お得な内容となっていて絶好の機会に泊まることができてよかった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き3,980円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年7月11日

客室 浴室 夕食
夕食 朝食

41.ほてる千家

 赤倉の温泉街の中心にある小さな旅館。じゃらんで5500円と格安な『Go-Go』ecoスーパープランを1人で宿泊した。喫茶店も併設されていて、入り口が2つあるが、ホテルの入り口も薄暗く、ここが本当に入り口なのかと思わせる雰囲気で、戸を開けると誰も座らないようなソファが置いてある。簡易的なフロントがあり、そこから宿の方が部屋まで案内してくれた。部屋は3階でバス、トイレなしの6畳の部屋。建物自体は年季が入っていて昭和の雰囲気だが、部屋は畳も新しくなっていて古さなどは感じなかった。テレビは異様に小さいので近づかないと見えない。向かいがすぐトイレだが、昭和の雰囲気の割にウォシュレット付の洋式便所が完備されていたのは驚いた。
 お風呂は2階にあり、奥に進む。小さい建物だと思っていたが、意外に奥に長かった。24時間利用でき、浴槽は1つで洗い場も6つのみと宿の規模に見合ったシンプルな浴室だ。お湯は無色透明の中性のお湯となっている。少し熱めで、浴槽の底に少しぬめりを感じた。かけ流しで気持ちがよく、湯上りは肌にハリとツヤが出た感じがした。
 食事は2階でいただく。客室だった所をつなげて広間にしたような場所だったが、ほかのお客さんが少なかったからか1人だけで、個室状態でラッキーだった。他にも食事の部屋があるので、ほかのお客さんはそこで食べていたようだ。刺身、なめこおろし、とろろ和え、ホタテの網焼き、天ぷら、えびのサラダ、のっぺ煮、ご飯、味噌汁、漬物、ぶどう。ボリュームもちょうどよく、手づくり感があっておいしかった。天ぷらが塩だけでなく天つゆもほしかった。ひらたけの味噌汁も山里の味って感じでおいしかった。
 朝食は鮭の塩焼き、きんぴら、サラダ、温泉玉子、納豆、のり、漬物、ご飯、味噌汁で朝食らしい家庭的な内容と多すぎないボリュームがよかった。鮭の塩焼きなどもボイルパックなどの既製品を使うところも多いが、ちゃんと焼いた鮭でほっとした。これで5500円は納得がいく内容だった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き:5,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年10月23日

客室 内湯 夕食
夕食 朝食

51.サンバレーひぐち

 六日町のインターの近くの民宿。るるぶトラベルで1泊2食付7,000円のプランを1名で予約し、宿泊した。るるぶトラベルでは温泉マークは温泉ではないという形の表示の仕方だったが、お風呂は源泉かけ流し24時間となっていて、サンバレーひぐちのホームページにもどこにも温泉と書かれていなかったので、温泉でないのだろうと思っていたが、チャックインの時にお風呂は温泉だということを聞かされた。
 部屋は和室6畳で奥に2畳ほどのフローリングのスペースがある。トイレや洗面所は共同となっている。お風呂は1階の建物の奥にある。脱衣所のロッカーは鍵付となっている。浴室はコンパクトで洗い場が6つと細長い浴槽が1つのみで透明のお湯が注がれていて、オーバーフローされている。湯口からは勢いよくお湯が出てきている。無色透明でクセのないお湯だが、なめらかさも感じ、温泉ということが分かる。浴槽が小さい分、かなりオーバーフローされていて、新鮮なお湯を味わえて気持ち良かった。
 夕食は1階の食堂でいただく。工事現場の方や遠征と思われるグループでにぎわっている。会席料理ではなく、家庭料理となっていて、この日はさばのから揚げ、お造り、チキンの照り焼き、煮物、おひたし、野沢菜、ご飯、味噌汁。味付けは若干濃い目で仕事やスポーツの後の男性が好むような味付けだった煮物、おひたしなども家庭的で美味しくいただけた。
 朝食はあじの開き、ウインナー、いちご、納豆、漬物、のり、ご飯、味噌汁とシンプルで朝食らしい内容だった。食後にはコーヒーも出してくれた。
 帰り際に宿の主人に温泉のことを聞いてみたら、六日町温泉を使用しているとのこと。温泉とどこにも表示してないのは、表示すると入湯税を払わなければならないからだという。当然、お客さんからは宿泊料から入湯税は徴収していない。自治体からは温泉と表示して入湯税を納めてくださいなと言われているそうだ。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き7,000円(入湯税なし)

宿泊日:2013年6月11日

客室 浴室 夕食
朝食

57.ホテルタケダ

 赤倉温泉にある旅館。じゃらんで2食付5000円とかなり安いビジネスプランに1人で宿泊。この時はスキーシーズンでないからか、5000円のビジネスプランしか選択肢がなかった。玄関の歓迎と書かれた札には私の名前しかなかったし、駐車場もガラガラだったので、この日は他に誰も泊まっていないのかもしれないと思いながらチェックイン。フロントの方も親切に案内していただいた。
 部屋は和室6畳でウォシュレットはないがトイレ付き。布団敷きはセルフとなっている。お風呂は地下1階にあり、かけ流しで24時間いつでも入れる。縦長の浴槽と洗い場4つのシンプルな浴槽が湯治場のような渋い雰囲気がいい。お湯は熱いが入ってしまえば気持ちがいい。中性で硫黄分が濃いのが分かり、湯の花も浮いている。熱いので長湯はできないが、気持ちのいいお風呂だった。
 夕食は1階の広間でいただく。鶏のから揚げ、大茄子の味噌焼き、かじきまぐろのやまかけ、のっぺ煮、きのこ汁、ご飯、漬物といった内容。鶏のから揚げがメインというのがどこか家庭的だ。味はどれも美味しく、大茄子焼きの茄子は食べごたえがあり、やわらかく味噌との相性もいい。のっぺも銀杏やさつまいもも入っていて季節感があった。きのこ汁はあみたけがたっぷり入っていて山里の味で美味しかった。どうもこの日は私1人らしく、他のお客さんがいる気配もないし、広間も1人だしお風呂もいついっても貸切状態だった。
 朝食も同じく広間でいただく。サラダ、鮭の塩焼き、温泉玉子、納豆、のり、漬物、ごはん、味噌汁など、朝食の定番の品々をいただいた。
 5000円と安いのだが、貸切状態だったので、気取らずくつろげて良かったが、ちょっとさみしいような気もした。やはりスキーシーズンでないとこの辺に泊まる人は少ないのだろうか。。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き5,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年10月22日

客室 浴室 夕食
朝食

76.ほてる大橋館の湯

 岩室温泉にある旅館。じゃらんで1人あたり8,619円のプランに2人で宿泊。駐車場は裏手にあるため、従業員の方が移動してくれた。平日ながら宿の中も賑わっている。部屋はツインルームでちょっと暗めのシンプルで手狭な部屋。和室かと思っていたので残念だ。ただ、和室もあるようなので空いていたら料金増しでもいいので変更してもらおうと思ったが、あいにく本日はいっぱいだという。
 気を取り直してお風呂へ。内湯は主浴槽とジェット湯、バイブラバスがあり、サウナもある。お湯は緑色に濁っている。日帰り入浴も可能なので入っている人も結構多い。露天風呂もあり、屋根付きで和風の縁が木造りになった浴槽で周辺も庭園風になっていて雰囲気はよかった。岩盤浴もあるのだがこちらは宿泊者でも別料金みたいなので利用しなかった。
 夕食は食事処でいただく。いわむろコースという名の献立。食前酒の梅酒、先付け3種、お造り3種、冷やし茶碗蒸し、茹でズワイ蟹の甲羅盛り、越後もち豚食べ比べ(しゃぶしゃぶ)、金目鯛の幽庵焼き、真鯛と夏野菜の天麩羅、釜で炊いたご飯、味噌汁、漬物、デザートいった内容。茶碗蒸しは夏らしく、冷やしになっているし、天ぷらも夏野菜(といってもおくらとなす)仕様になっていて、夏向けの会席になっている。少しずつながらかにも味わえ、越後もち豚の食べ比べも深雪もち豚(右)と越後もち豚(左)があり、脂の乗り具合などが異なる2種類の地物の豚肉を味わたのもよかった。釜で炊いたご飯も美味しくいただけた。
 朝食は広間で和食がメインのバイキングを味わった。外では流しそうめんのイベントをやっていた。終了時間ギリギリで、かつ下流の方しか場所が空いてなかったので、1,2口しか味わえなかったが、庭で行う流しそうめんは涼しげで風情があってよかった。子供連れの人たちも楽しそうで夏休みのいい思い出になったことだろう。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8,619円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年8月6日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
夕食
朝食 流しそうめん

78.碧水荘

 阿賀野川沿いの咲花温泉の一番奥にある旅館。一番奥なので道の突き当たりに立地している。すぐ横は磐越西線をはさんですぐ山となっていて、川と山に挟まれた立地だ。この日はじゃらんで9,720円の大感謝プランに1人で宿泊。夕食の鍋の種類が越の鶏つみれ鍋か海鮮鍋から選ぶことになっていたため、海鮮鍋にしてみた。
 フロントでチャックインをするときに、貸切露天風呂があるのでと何時に入るかと時間を聞かれた。最後の客になったため、2枠しか空いてなかったが、夕食前の時間に入ることにした。このプランには貸切露天風呂がつくとは書いてなかったので、露天風呂には入れないかなと思っていたが、ラッキーである。ただじゃらんに書いてなかっただけか、枠が空いていたのでサービスで入れたのかは分からないが、ありがたい。
 部屋は2階で細長い廊下をしばらく歩いたところにある。8畳和室の部屋で窓の外には阿賀野川や国道49号を走る車と山々が見える。静かでゆったりとくつろげる。
 まずは内湯に向かう。浴槽は2つあるが、1つの浴槽を仕切ったような造りになっている。お湯は少し濁った無色のお湯で硫黄の香りが漂い、なめらかなお湯だ。かけ流しとなっていて、湯口のある浴槽の温度はちょうどよく、仕切られたもう片方の浴槽はぬるめのお湯になっている。硫黄の香りがちょうどよく、肌もすべすべになるし、いいお湯だ。窓の外からは阿賀野川と国道49号を走る車が見えるが、窓のすぐそばにはコンクリートの堤防ができていて、浸かりながらだと景色が見えづらいのが残念だ。後で旅館の方に話を聞くと、数年前に水害があり、その時に床上浸水などの被害にあり、その対策として、一体に堤防を設けたのだとか。温泉街で自治体に要請したため、強調を図って設置してもらったのだとか。景色が犠牲になるが、安全面を考えると致し方ない。湯上りには黒豆などが配合されたあったかい健康茶も飲むことができた。
 内湯に入った後はちょうど貸切露天風呂の時間になったので、フロントに札を取りに行く。入っている間は入浴中の札をドアノブのかけておくシステム。貸切露天風呂は昔は2つあったっぽいが、片方は封鎖されていて、浴槽の上にもシートがかけられていた。夜なので車のライトぐらいしか景色は見えないが、ここもすぐそばに堤防があるので、阿賀野川は見えない。堤防がなかった時はすぐそばが川だっただろうから、景色はさぞかしよかっただろうと想像できる。内湯と同じ良泉に浸かりながら40分間を過ごした。
 風呂から上がったらすぐに部屋に食事をもってきてくれた。このプランでは地物の冷酒が1本付いている。食前酒はあんず酒。先付けは松前漬、柿博多、えび、ロースト肉、テリーヌ。栗と菊の花のおひたしやのっぺ、焼鮭の味噌のせ、お造り3種、海鮮鍋、魚沼産こしひかりの釜飯、味噌汁、漬物、デザートといった内容。お造りは氷で造ったかまくらのような飾りが美しいし、鮮度も良くておいしい。のっぺや鮭などの新潟らしい料理も美味しくいただけた。なんといっても釜で炊いた魚沼産こしひかりは格別の味だった。
 朝食は広間でいただく。小鉢3種にサラダ、干物、きりざい、温泉卵、漬物、のり、湯豆腐、ご飯、味噌汁、いかと昆布のふりかけ。ドリンクはトマトジュースかヤスダヨーグルトから選べる。新潟なのでヤスダヨーグルトにした。どの料理も美味しく、何の魚か聞くのを忘れたが、特に干物が美味しかった。いかと昆布のふりかけも美味しく、ご飯が進んだ。ヤスダヨーグルトも濃厚で美味しかった。
 従業員の方も親切でアットホームさもあってよかった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き9,720円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年12月16日

客室 内湯 貸切露天風呂
夕食
夕食
朝食

80.奥の湯 湯元館

 柏崎の山奥、広田温泉駅から。狭い一本道を進んでいくと、行き止まりにある一軒宿。名のとおり奥の湯だ。以前は湯澤館と中山館という宿があったのだが、どちらも廃業してしまい、奥の湯だけが残っている。来る途中の道に中山館の廃墟が寂しそうに残っていた。この日はじゃらんで予約し、2人で宿泊。越後屈指の薬湯として、昔から親しまれてきた歴史のある湯治場なのだとか。この日は雪が積もっており、山道を慎重に運転して時間も遅くなってたどり着いたが、宿の方はあたたかく出迎えてくれた。急な雪のため、露天風呂が利用できないと説明された。フロントで受付をすまし、奥へ案内される。結構奥に長い建物だ。途中、別練とつなぎ合わせてあるような箇所を通ると工事の作業員の方が1階のリフォーム工事をしていた。道具や木屑などが散らばっていて足場の悪いところをとおり、2階の部屋へ。工事の作業員の方も申し訳なさそうだった。2階はリフォームされているみたいで新しくてすがすがしい。部屋は長細くて手前にはこたつがあり、奥に布団が敷いてある。トイレや洗面所はついていない。ストーブであたためられていて、こたつも暖かくて到着した瞬間から心が温まった。
 部屋であたたまったら1回のお風呂へ。脱衣所や内湯は山小屋のような湯治場のような雰囲気で味がある。まさに山奥の温泉といった雰囲気でいい。決して広くはなく、洗い場が4つほどと浴槽が1つあるのみ。お湯は熱くて冷えた体に染み渡る。最初は熱くてなかなか浸かれなかったが、浸かってしまえばそこまで熱さを感じず気持ちがいい。源泉の湯口の横の蛇口からは水が出ていた。少し濁ったお湯でぬめりもあって気持ちがいい。冷泉を加熱しているそうで、100%源泉だ。入れなくなっている露天風呂だが、浴槽に湯が注がれていた。これは入れるのではと思って足を踏み入れたが、冷たかった。加熱していない温泉なのだろうか、水なのかは分からないが、寒いのですぐに内湯に戻った。内湯も窓を開けたら冷たい風が入ってきて露天風呂気分で楽しめた。
 夕食は1階の部屋でいただく。八寸に煮物、ロースト肉、牛肉の陶板焼き、お造り、鮭のホイル焼き、きのこ釜飯、味噌汁、漬物といった内容。どの料理も美味しくいただけて量もちょうどよかった。今日は旅館の中に他のお客さんの気配がないなと思っていたら、自分たち以外に他に泊まっているお客さんはいないそうだ。
 後でお風呂に行ったら蛇口の水は止まっており、お風呂の温度もちょうどよくなっていた。宿の方が調整してくれたのだろう。他にお客さんがいないのでいつお風呂に行ってもゆったりくつろげてよかった。
 朝食も昨夜と同じ場所でいただく。ハムサラダ、冷奴、鮭の塩焼き、菜っ葉と油揚げの煮物、温泉玉子、のり、ごはん、味噌汁、漬物といった理想的な形のヘルシーな朝食だ。手作りでほっとする味で美味しくいただけた。
 帰りは親切に車の雪も下ろしておいてくれた。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年1月13日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
朝食

88.海華亭かわい

 新潟市の南端の田ノ浦海水浴場のそばにある旅館。ほとんど海沿いだが、ちょっとだけ登った高台の上にある。この日はじゃらんで予約し1人で宿泊した。12畳の広々とした部屋で 窓からは日本海がきれいに見え、奥には佐渡も望めた。広縁の椅子は回転式で座り心地も良くてリラックスできる。1階にある浴室へ。内湯は三角形の浴槽が1つで少し濁ったお湯が注がれている。やわらかく、若干臭いもあり、気持ちがいいお湯だ。露天風呂は内湯より少し熱いが、臭いは内湯より強い気がした。海が見えるロケーションで海からの風も心地よかった。
 夕食は部屋でいただく。もずく酢、茶碗蒸し、焼き鮭(秋野菜添え)、漬物、いかの明太和え、煮魚(野菜付け合せ)、ばい貝の煮付け、さんまの煮付け、きのこの和え物、ボイル紅ずわいがに、お造り、蒸しはまぐり、ほたてご飯、味噌汁、デザートといった内容でさすがは海沿いで漁港も近いことから、海鮮系のオンパレード!しかも量も種類も多く、食べきれないかと思った。どれも美味しくいただいた。
朝食はさんまの塩焼きを中心に、煮物、和物、珍味、漬物、サラダ、カニ雑炊などがセットされており、その他のおかずはセルフサービスとなっている。たらの煮付けやウインナー、えびの天麩羅などのメイン系のおかずもあり、贅沢な朝食だ。ポテトサラダなど含め、手作りで美味しかった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き10,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年10月5日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
夕食 朝食
朝食

92.燕ハイランドロッジ

 県道39号線を関温泉方面に進み、関温泉を抜け、さらにトンネルやヘアピンカーブを進むと分岐道が有り、その分岐道を燕温泉とは反対の方に鋭角に入って少し走ると現れる。前日までは晴だったが、運悪くこの日からは雪で、たどり着けるか心配したが、関温泉までは割かしすんなり来れたが、トンネルを抜けると雪がひどく、燕温泉の前も雪がひどかったが、なんとか無事たどり着けた。宿の方もあたたかく出迎えてくれた。外は寒いが中は暖房が効いているのでかなり暖かい。今回は冷泉おためしプランで1人6000円のプランで1人で宿泊した。このプランは部屋にトイレなどがついていない山小屋のおまかせ部屋だったが、部屋が空いているということでランクの上の部屋を用意してくれた。8畳の和室でトイレも付いている。暖房がよく効いていて、LOWでも暑いぐらいだった。
 お風呂は地下にある。内湯はかけ流しの浴槽が1つで、浴槽の色の影響もあるかもしれないが、褐色気味たお湯でそこそこ熱め。新鮮なお湯で湯の花も浮いていて気持ちがいい。最初は熱いと思ったが入っているとちょうどよくなってくる。露天風呂は小屋みたいな感じで、この宿自慢の冷泉。かなりぬるい(冷たい)白濁したお湯が注がれている。内湯とは白濁しているのが特徴で、硫黄のにおいもする。雪なのでかなり寒く、しかも冷たいお湯なのでなかなか浸かることができない。内湯には浸かってきたが、もう1回じっくり浸かって温まってくる。再度チャレンジすると腰までは浸かれたが、寒くてそこからが体が拒否反応を起こしなかなか浸かれなかったが、思い切ってゆっくりと浸かった。驚くことに、浸かってしまえば意外に寒くなく、雪とブナを眺めながら静かに長く浸かっていられた。その後また内湯に浸かり、また露天に浸かりと繰り返す。これがかなりクセになり、この急激な温度差を体感するのが、かなり気持ちよかった。
 夕食は食堂でいただく。えびとサーモンのカルパッチョ、きんぴらごぼう、茶碗蒸し、卵焼き、ほたてのミニグラタン、鶏鍋、大根の煮物、アカムツのグリル(トマトソース)、鴨肉のロースト、ご飯、味噌汁、漬物。これらが順番に運ばれてくる。これらが順番に運ばれてくる。安いプランだったので、こんなに出てくるとは思わなかった。アカムツや鴨肉などは出てこないと思ったのだが、どんどん出てくるのでびっくりした。和洋バランスよく取り入れられたメニュー構成で、どれも手作りで美味しくいただけた。宿の方とも話しながら食事したが、宿の方は毎日夕食が終わると山の下まで降りて、また翌朝に朝食を作りに登ってくるそうだ。雪がひどいのに大変だ。さすがに大雪の場合は泊まるらしい。また、お風呂のお湯は内湯と露天風呂で原泉が違うのかと思ったら全く同じで燕温泉から引いているそうで、露天風呂は加温などせず、そのまま流しているそうだ。色やにおいが違うのは温度とかの条件が違うからだそうだ。
 夕食のあとはまた風呂に入り、暖炉のあるロビーのイスに座ってゆっくりとした。窓の外はブナが広がるだけで、本当に静かで、イスもそれぞれ座り心地が異なるいろいろなタイプのものがあり、どのイスも心地よかった。現実を忘れてゆっくりできた。ロビーには宿の歴史などの資料や写真が展示されていた。先代は妙高村の村長をしていたそうだ。
 朝食も同じく食堂でいただく。洋食でオムレツ、サラダ、ベーコン、パン、コンソメスープ、ジュース、ヨーグルト。パンはクロワッサンとカーザーゼンメル。カイザーゼンメルはドイツで一般的なパンで、オーストリアから取り寄せて、焼きたてを提供している。ナイフでカットして食べるのが特徴で、水分が少ないのか、切っているとパンのカスがよく出てしまう。そのままでも美味しいが、はちみつとバターで食べると格別な味だ。固すぎず、なおかつしっとりしてなくて、この加減の食感も絶妙だ。コンソメスープも焼いた野菜やきのこが具として入っており、この野菜やきのこのエキスもスープに溶け込んでおり、美味しいコンソメスープだった。ジュースもまろやかで、りんごやバナナの加減が絶妙でかなり美味しかった。
 宿の方をはじめ、お風呂、料理、雰囲気どれを取ってもかなりよかった。1週間ぐらいここでずっと日常の喧騒を忘れて過ごしていたいと思えた。これで6000円だと申し訳ない気持ちになった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き6,000円(別途入湯税150円、暖房費500円)

宿泊日:2016年12月15日

客室 内湯
露天風呂
夕食
夕食
朝食
ロビー

2回目

 前回気に入ったので、もう一度泊まりに行ってみた。今回は夏前なので、当然のことながら雪もなく、すんなりと上がってこれた。ただ、宿の周辺にはまだ雪が残っていた。宿の方も半年前に来たことを覚えててくれた。今回も山小屋の部屋ではなく、ランクの上の部屋を用意してくれていた。前回と同じく、じゃらんで1人6000円の冷泉おためしプランで宿泊した。
 お風呂は熱めの内湯とぬるい露天風呂だが、やはり時期が夏前なので、冬の時みたいに浸かるまで苦労せず、すんなりと浸かって長くじっくり入っていられた。これはこれで気持ちよくていいのだが、冬は冬で温度差が激しくてよかったなと思った。今回は夜になると男女風呂場が入れ替わってもう1つの浴室にも入ることができた。露天風呂は後付けのような感じで、浴槽の湯口付近の扉から入ることができた。冬はあたり一面雪だったが、この時期はブナを眺め、森林浴を楽しみながらゆっくりと浸かることができた。
 夕食は食堂でいただく。前回は私含めて2人だけだったが、今回は満席に近い状態だった。前回と同じような内容の料理だが、魚の種類が違ったり、小鉢に旬の山菜が取り入れられていたり、ピザがあったりと多少異なる。今回も和洋バランスよく美味しくいただけた。
 朝食も前回と同じような料理だが、今回はセルフのリゾットも加わっていた。カイザーナックルやスムージーやコンソメスープなど、美味しくいただけた。
 夕食も朝食もみんな同じ内容だっので、もしかしてお試しプランでも通常のプランでも内容は全く同じなのかもしれない。お試しプランの方がお得でいいのだが、この内容で6000円だと申し訳なくなるので、次は通常のプランで泊まってみたいと思った。


宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き6,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2017年6月10日

朝食 夕食
夕食
夕食 朝食

115.夕日と湖の宿 あおきや

  加茂湖近くの高台に立地する宿。この日はじゃらんで9,720円の料理の品数が少なめのビジネス・シニアの方応援プランに1人で宿泊。客室前の廊下からは、海が見渡せる。部屋は10畳の和室で窓からは加茂湖が見渡せる。廊下からは海、客室からは湖が見える設計になっている。
 お風呂は脱衣場も広々としている。内湯のみの浴槽が1つだけとシンプルな浴室で、窓の外は加茂湖が広がる。お湯はナトリウム塩化物泉の無色透明でやわらかめのお湯。
 夕食は食事会場でいただく。寄せ鍋、お造り、茹で紅ズワイガニ、天婦羅、茶碗蒸し、ご飯、お吸い物、香の物。お造りにはサザエ、寄せ鍋には牡蠣などが入っており、紅ズワイガニとあわせて、佐渡の味覚を品数の少ないプランでも楽しめるように配慮してある。紅ズワイガニは水分も多いが身もしっかりと入っており、美味しくいただけた。天ぷらも揚げたてのものを持ってきたのでサクッと熱々で美味しかった。
 朝食も同じ会場でいただく。サラダ、ウインナー、ひじき煮、肉入りオムレツ、納豆、なめたけ、えび、サーモンフレーク、みそ、のり、ご飯、味噌汁、香の物。ジュース等の飲み物はセルフサービス。朝食は佐渡らしさはないが、バランスのとれた朝食だった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き9,720円(別途入湯税150円)

宿泊日:2019年6月11日

客室 客室からの景色
浴室
夕食
夕食 朝食

長野県(25)

16.ホテル白馬荘

 長野と新潟の県境にある姫川温泉。長野側と新潟側に分かれているが、白馬荘は長野側にある。この日は大糸線で糸魚川から信濃大町まで行ってそばを食べてから平岩まで戻ってきた。平岩駅を出て小雨が降る中、宿のほうに歩いていると迎えの車がいいところにやってきたので乗車しすぐに白馬荘に到着。廃業した旅館もある小さな姫川温泉だが、長野側では隣の朝日荘と一緒にがんばっている。4人で1人10,000円で飲み放題の特別プランで宿泊。5階建てだが、斜面に建っているため、正面からでは3階建て見え、正面玄関も3階となっている。部屋は3階のトイレ、使用不可のバスつきの部屋。窓からは山々や姫川、大糸線の鉄橋などが見えていい風景になっている。
 さっそくお風呂へ!お風呂は階段を下った1階にある。途中ホールには根知の消防団の方が大勢で集会をしていて賑わっていた。脱衣所は脱衣籠のみのシンプルな格好だが、中央の壁には大きな岩がむき出しになっていて圧巻された。斜面に建築したからこそできる自然と人工の芸術技だった。内湯は大浴場1つでシンプルだ。中央の岩の間からお湯が注がれていてかけ流しとなっている。源泉は姫川の上流から引いているようで熱いお湯がそのまま流れてきているようだった。無色透明のお湯だがやわらかくてさらっとしており肌がすべすべになる上質のお湯で心地よかった。次に露天風呂に行ってみる。内湯とは別の場所にあるため、一旦服を着て移動しなければならない。露天風呂へつづく入り口で靴に履き替え、建物を出て外の階段を下りていくと、脱衣所の小屋があり男湯と女湯と入口が分かれている。秘湯に来たかのような雰囲気と非日常感がある。小屋に入ったらロッカーがあり、そこで服を脱いでお風呂へ。洗い場も何もなく、大きな岩風呂が構えている。筒から源泉が放たれていてなんとも自然な感じでよろしい。姫川の流れとお湯の注がれる音のみの自然のBGMを聞きながらゆったりと浸かることができた。夜にも入りに来たが、空を見上げると星がきれいだった。春は桜が咲くそうで、秋は紅葉、冬は雪景色と季節によってそれぞれの四季を感じることができそうだ。内湯は
 夕食は個室でいただく。メインは肉やほたて、赤魚、しめじ、えのき、かまぼこ、豆腐、白菜、ねぎが入った具がたっぷりの鍋で、土鍋で熱々でエキスが体に染みておいしい。あかかぶの焼き魚や小さな活貝の煮つけ、大根の煮つけ、お造り4種、いかげその天ぷらなどがずらりと並ぶ。あかかぶもさっぱりとした脂とたんぱくさがあっておいしい。大根の煮つけもぶり大根の大根のような魚の脂のエキスが効いた味付けになっている。刺身も鯛、ふくらぎ、いか、甘海老の4種で山の中のっ旅館ではあるが日本海にも近いということもあって新鮮でおいしい。天ぷら衣がやわらかめでふっくらとしている。げそもおいしいが、パセリのような風味の野菜の天ぷらもおいしかった。しめのご飯もおいしく、みそ汁も天然のなめこが入っていてみそもまろやかでコクがあってうまい。手作りのプリンもやさしい味で食後の口直しにちょうどよかった。飲み放題プランにしたが、朝から大糸線の車内や昼のそば屋で飲んだくれていたのであまり酒が入らなかった。この日は消防団の宴会があったため、賑やかな音が響き渡っていた。
 朝食も同じ部屋でいただく。サラダ、おひたし、焼魚、玉子焼き、湯豆腐などどれも朝食にぴったりの品々が並ぶ。みそ汁は白菜のあっさり仕立てで、昨日の夕食のまろやかな物とはちがい、これはこれでおいしい。おかずはもちろんご飯がおいしいので、おかわりもして箸がよく進んだ。玉子焼きが特に絶品だった。
 帰りは歩いて平岩駅へ。宿を出るとすぐに温泉の滝があり、温度が高いので湯気が上がっているところがあって小さいながら温泉地だという実感がある。帰りの糸魚川ゆきの電車から白馬荘のほうを見ると、3階の窓から宿の方の3人が手を振ってくれていて温かみを感じ、しみじみとした気持ちになった。なくなってはいけない日本の原風景がそこにはあったような気がした。

宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き:10,000円(入湯税込み)

宿泊日:2010年12月10日

夕食
夕食 朝食 内湯の脱衣場
内湯 露天風呂 ロビーからの風景

17.湯元 久米川温泉

 飯田の市街地からほど近く、ちょっとした山手の静かな場所にある一軒宿。和モダンのアプローチ部には飲泉所もあるが、飯田で飲泉可能な温泉は珍しいのだとか。フロントでチェックインを済ませると女将さんが部屋まで案内してくれた。じゃらんで予約、1名で格安通常プラン9,800円で宿泊。部屋も普通の4、5名対応の部屋で、トイレ、洗面付きだ。テレビは地デジ対応だが小さいので近づかないと結構見づらい。このプランは布団敷きはセルフとなっている。
 一服したら1階のお風呂へ。先客が1人だけでほとんど貸し切り状態。内湯は大風呂とジャグジーがある。お湯は無色透明だがぬめりがあって柔らかく、肌がすべすべになっていく。窓のすぐ外には露天風呂が見える。その露天風呂は建物を囲むようなL字形になっていて奥の岩からお湯がひっきりなしにこんこんと出てきていているのが気持がいい。外は寒いので湯疲れせず、ゆっくりと入っていられた。
 夕食は1階の食事処でいただく。お肉の陶板焼き、馬刺し、川魚の塩焼き、くわいまんじゅう、茶碗蒸し、山菜そば等といった内容。くわいまんじゅうがシャキシャキしていておいしかった。この辺では名物の馬刺しもあっさりしていて臭みもなくおいしく頂けた。フルーツはオレンジかと思いきや、オレンジの形をしたみかんゼリーだった。
 夕食後は浴衣で布団に入ってテレビを見ているとだんだんと寒気が襲ってきた。エアコンを付けているものの、冬の飯田の夜は寒く、エアコンが追いつかない。浴衣1枚というのと湯冷めもしたようで、もう1回風呂に行ってあったまってくる。夜は夜で落ち着いた雰囲気で貸し切り状態で静かで最高だった。寝る前にもう1回風呂に入って就寝。何回もはいったおかげで肌がすべすべでかなり状態がよくなった気がした。
 よく朝も風呂に入ってから朝食をとる。朝食にぴったりの品が並んでいて量もちょうどよかった。

宿泊人数:1人
宿泊料金1泊2食付き9,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2011年3月8日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食 朝食

18.梅の湯

 浅間温泉にある手打ちそばと会席料理が自慢の宿。この日はシーズンオフの平日ということで、じゃらんで格安の1人7,000円のプランで2名で宿泊。チェックインを済ますと2階の部屋へ案内される。階段を上がった所にある窓は梅鉢の形に5つ丸く空けられている。その窓の外は桜の木が見える。桜の咲くシーズンは窓の外から桜が見え、梅鉢の窓とのコントラストが楽しめそうだ。
 部屋でお茶を飲んだとはお風呂へ。内湯が1つだけだが、透明で新鮮なお湯が注がれている。他にお客さんはおらず、貸し切り状態だ。透明なお湯でにおいなどもなく、シンプルなお湯だが、入り心地はよい。お湯もオーバーフローされているのでフレッシュだ。
 夕食はこの値段ながら部屋食というのがありがたい。献立が書いた紙まで付いている。とろろ豆腐、鯛寿司、野沢菜おやき、里芋唐揚げ、蛤しんじょう、信州サーモン、山菜飯蒸し、すき焼、手打ちそば、じゃこ飯、味噌汁、香の物、わらび餅といった内容。値段の割に品数も多く、それも手作りといったところがポイントが高い。とろろ豆腐はウニがちょこっとトッピングされていて豆腐もとろけるような食感。鯛寿しはさくらの葉でくるんであり、相性も良くおいしい。野沢菜おやきの生地はやわらかい粘りのある餅のようなもので、一般のおやきとはちょっとちがった感覚だ。すき焼きは脂身と赤身のバランスが美しい豚肉で量もちょうどよくておいしい。名物の信州サーモンの造りも川魚の感覚でさっぱりと食べられる。山菜飯蒸しもおこわのようなもので、季節も感じられるし、同じタイミングで出てくる蛤しんじょうともよく合う。最後は宿自慢の手打ちそば、じゃこ飯、信州味噌を使った味噌汁、漬物、デザートのわらび餅が付く。そばはほんのりとそばの風味があり、キレのある味でさっぱりとおいしい。宿自慢だけある。じゃこ飯や信州味噌のみそ汁も大変美味かった。デザートのわらび餅はかなりやわらかい口どけのよいもので手作りを感じた。宿の方に聞いてみると今日は2組しか泊まっていないそうだ。休日になると満館になるそうだ。2組だけなので、お風呂は常に貸し切り状態に近く、ゆっくりと疲れを癒すことができた。
 朝食も部屋出しなので楽でいい。サラダ、ひじき煮、焼魚、卵焼き、豆腐の味噌漬け、なめこと大根おろし、湯豆腐、漬物、ご飯、みそ汁等。卵焼きが手作りとわかるような味で美味しいし、表面の焼き具合もいい。豆腐の味噌漬けも程よい濃さでおいしかった。
 この値段でこれだけの内容とのんびり感を堪能でき、充実した非日常のときを味わえた。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き7,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2011年4月5日

夕食
夕食 朝食 お風呂
客室

19.若木屋旅館

 渋温泉にある旅館。じゃらんで1人8,600円のプランを2人で宿泊。アットホームで旅館と民宿を足して割ったような雰囲気が特徴。通された部屋は3階でエレベーターがなく、細い階段を登っていくところや、2階にある共同の流し台や冷蔵庫が自宅にいるような気分にさせてくれる。部屋は8畳で畳も新しめで部屋自体も明るい。トイレ、洗面所も付いている。渋温泉には猿がよくいるので、窓から猿が入ってこないようにと窓の鍵は最初は閉まっている。鍵をかけないでおくと、自分で窓を開けてお茶菓子などを奪っていくそうだ。渋温泉の名物の外湯めぐりも勿論堪能できる。ロビーに外湯の鍵が置いてあり、鍵を持って下駄をはいて温泉街を散策しながら外湯めぐりを行う。温泉街も趣があって、神社や足湯やお土産屋さん等があり、射的場もあって日本の温泉街の原風景を感じる。旅館の数も多く、たくさんの人が浴衣と下駄で出歩いているので、下駄で歩く音が風情あるハーモニーを奏でている。外湯は9つあり、6時〜22時まで入ることができる。どの外湯もこぢんまりとした湯治場の雰囲気で、大概は4人ぐらいが入れる小さな浴槽があるのみ。お湯は外湯によって源泉が違い、混合泉のところもあるので、外湯によって違ったお湯を楽しめる。色も透明なところや白やグレーに濁ったお湯、泥色のお湯、湯の花が浮いていたりとそれぞれ特徴が違うのがおもしろいし、9つ入っても飽きない要素になっている。お湯は熱めのところが多く、湯口に蓋をしたり、水を足したりして調整しなければならなかった。
 宿に戻ると夕食の時間だ。地下の食堂でいただく。わらびのおひたし、茶碗蒸し、信州牛のすき焼き鍋、煮魚、アスパラのポタージュ、刺身、たけのこのあぶり焼き、きゅうりの漬物、天ぷら、ひき肉とろろそば、ご飯、みそ汁、メロンと品数が多い。野菜は自家栽培のものを使用している。アスパラのポータージュから後者は出来立てのものが順番に出てくる。アスパラのポータージュは程よい自然の甘みとマイルドさあり、臭みなどもなくおいしく味わえる。なかなか他では食べられないポータージュだ。煮魚も脂がのっていて、内臓の部分も脂の甘みと濃厚さがって美味しい。すき焼きは卵は付いてなく、そのまま頂く。信州牛は適度な脂ののり具合で、たっぷりの野菜との相性もいい。刺身はかんぱち、かつお、馬刺しの3種。山の中だが、かつおやかんぱちの味も申し分なく、馬刺しもさっぱりとしていて美味しい。きゅうりの漬物のあっさり味だが、きゅうり自体が非常に水々しくて、素材の味が活かされていて好感が持てた。ねまがりたけのあぶり焼きは皮をむいていただく。ちょっと香ばしくて、ねまがりたけのコリコリ感や、味わいはそのままに美味しくいただけた。焼き方が重要だそうで、一般の家庭では真似できないそうだ。味噌汁にもこのねまがりたけがたっぷりと入っていて信州味噌の汁とも絶妙にマッチしている。この味噌汁は魚のあらのだしも効いていた。ご飯は魚沼産こしひかりを使用している。品数とボリュームは圧巻で味も良質の素材とその素材の持ち味を存分に生かす調理と技が融合しているのが読み取れ、どれも美味しく食べることができ、大満足だった。特に野菜の美味しさには感動した。
 宿の内湯も外湯のような小さなもので、洗い場も1つしかない。木造りの浴槽で茶色く濁っている。外湯と同じく、湯口に蓋がしてあり、チョロチョロと源泉が浴槽に注ぎこまれている。少しぬるかったので、蓋を外してお湯の注ぎを全開にしてみた。ダーッと勢いよくお湯が注ぎこまれてゆく。このような方式での温度調整は味があって非常によかった。お腹も安らいだところで、まだ入ってない外湯をめざしてもう一度、館外へ出る。夜だけど人がたくさん歩いていて元気な温泉街の姿があってうれしい限りだ。お土産屋さんも10時ぐらいまでやっていて、射的場やラーメン屋も賑わっていた。6月のちょっと風が涼しい時期に外湯で温もりながらの温泉街の散策は贅沢な気分にさせてくれた。
 翌朝は6時から外湯がやっているので朝風呂に出かける。朝早くから結構どこの外湯も2〜3人入れ替わりに入ってきて賑わっている。朝市も7時半から大湯の上でやっている。こぢんまりとした30分間だけの朝市でジャムや野菜などが売られていた。
 朝食は8時からで夕食と同じく食堂でいただく。野菜を中心とした食事で、茄子やアスパラ、ふきなどどれも美味しく食べることができた。夕食同様強すぎない味付けと野菜本来の美味しさがあったし、魚沼産コシヒカリの美味しいご飯と田舎味のみそ汁も食欲を引き立てている。ヨーグルトのりんごジャムも手作りで美味しかった。
 最後も車を持ってきてもらう間にサービスのコーヒーを飲みながらゆったりとロビーでくつろげた。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8,600円(別途入湯税150円)

宿泊日:2011年6月11日

夕食
夕食
夕食
朝食 客室 お風呂

20.みやま荘

 浅間温泉にある公立学校共済の保養所。じゃらんで1人8,000円のプランを2人で宿泊。平日ながら車もたくさん泊まっていて老夫婦が目立つ。学校の先生のOBなのかもしれない。公共の宿らしく、部屋の配置や並びなどホテルのようになっている。洋室のプランもあったが、和室のプランにした。8畳の和室で高台に建つので窓からは景色が見渡せる。少々、手前の木々で視界が遮られるが、まぁまぁの気色だ。部屋について一服すると6時過ぎになったので夕食前にお風呂へ。お風呂は地下にあり、暖簾をくぐって入ると貸し切り状態だった。来客数の割には人がいないので意外だったが、ちょうど夕食の時間だからだろう。内湯と露天風呂がある。お湯は無色透明だがやわらかくて肌も滑らかになってくる。露天風呂は淵を岩で造ってあり、4人ほど入れる小さなお風呂だが雰囲気もいいし心地が良い。地下なので地上にある蔵の建物から見えないように高い柵がしてある。
 夕食は1階の食堂でいただく。懐石5点盛りと信州サーモン、もずく酢、蒸し鶏サラダが先にセットされており、すぐに岩魚の木の芽味噌焼が運ばれてきた。サラダ、デザート、漬物はバイキング形式だ。バイキングといっても種類は少なく、サラダはレタスとトマト、白アスパラ、漬物は白菜、山芋、奈良漬、デザートはオレンジとフルーツポンチのみだ。安曇野の赤ワインも飲み放題で置いてあり、飲みやすいワインでこれは重宝した。信州のなめこを使ったそばやクラッシュした枝豆とチーズが入ったゆばまんじゅう、ご飯、鱧のお吸い物も付いた。赤ワインが飲み放題なのでアルコール類を頼んでいる人は少なかった。
 一晩経ち、朝風呂に入りに行くと、昨日の夜とは男湯と女湯が逆になっていた。6時から朝は入浴可能で6時過ぎに行くと脱衣所はごった返していた。浴室は昨日より大きく、お風呂も大きかった。露天風呂は石造りでこっちのほうが少し大きかった。
 朝食はバイキングスタイルで肉じゃが、スクランブルエッグ、ポテトサラダ、ハムサラダ、野沢菜、生野菜、とろろ、きんぴら、ウインナーなど。肉じゃがが手造りで美味しかった。パンとご飯があるが、ご飯の需要が多かったせいか、足りなくなって後から来た人たちは炊けるまで少し待たされていた。高年齢の方ばかりなのでご飯の需要が多かったのだろう。デザートはパイナップルとヨーグルトがあった。ジュースは具痛はオレンジジュースが一般的だが長野ということでかりんごジュースだったこのりんごジュースが甘くてまろやかな味わいで美味しかった。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2011年6月20日

夕食
夕食 朝食
客室 内湯 露天風呂

24.諏訪レイクサイドホテル

 上諏訪のヨットハーバーすぐそばの諏訪湖沿いに建つホテル。外から見る限りでは建てられた当初はおしゃれな外観のホテルといった感じだが現在では老朽化している。温泉宿のホテルっぽくなく普通のホテルのような構えをしているが中に入るとお土産売り場もあり、温泉宿っぽい雰囲気をきちんと出している。今回はじゃらんで6,900円の2食付きの鍋バイキングプランを1人で宿泊。チェックインを済ませると、ウエルカムコーヒーとして1階のロビーでゆったりコーヒーを飲むことができる。部屋は4階のシングルルーム。和室ではなく、ビジネスホテルのような部屋だ。内装はリニューアルされているので古さなどは感じない。さっそく1階のお風呂に。他のお客さんが食事を始めている6時ごろに行ったので、先客も1人だけでほぼ貸し切り状態。浴槽は2つあり、水風呂と温泉の浴槽がある。サウナも付いている。温泉の浴槽はライオンと岩から豪快にお湯がなみなみと注がれている。お湯は無色透明でやわらかく、肌もさらさらになる。浴室自体はあたり1面壁で景色が見えたり、開放的だったり、露天風呂があったりということはなく、タイルベースの味気ない浴室だが、お湯はよかった。先客の方もしばらくすると上がったので完全な貸切状態になった。
 夕食は10階の展望レストランでいただく。今日はお客さんの数が多く、席が空かないということで、7時過ぎからの夕食となったが、その分お風呂に貸し切り状態でゆっくり入れたので逆によかった。ミニ懐石と鍋バイキングの夕食で、懐石はお造り、松茸の茶碗蒸し、松茸入りの天ぷら、きのこの和え物、野沢菜、フルーツ。ギリギリ11月で秋ということで松茸のプランだ。鍋バイキングは春菊、白菜、水菜、ねぎ、まいたけ、しめじ、えのき、ほたて、豚うす肉、鶏肉、魚のだんご、鮭がバイキングスタイルで置かれていて自由に好きな具を鍋に入れることができる。だしは5種類あってしょうゆ、みそ、チゲ、トマト、ごま。最初はみそ鍋を食べてみる。おたま2杯ほどという張り紙を見逃してしまい、入れすぎてしまった。おかげで沸騰するまでかなり時間がかかって鍋にありけるまで相当な時間がかかってしまった。そのあとはトマト鍋とごま鍋も食べてみた。どれも美味しく、体もあったまった。
 翌朝はお風呂が小さいほうに入れ替わっているそうだが、眠たかったのと後で下諏訪の共同浴場に行こうと思ってたので入らなかった。朝食は夕食と同じ10階の会場だ。席は自由でバイキングスタイル。和洋バランスよくおかずがある。諏訪湖が見える窓際の席に座り、美しい諏訪湖の気色を見ながらリッチな気分で朝食を味わえた。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き6,900円(別途入湯税150円)、駐車代100円

宿泊日:2011年11月28日

部屋 浴場 夕食
朝食 食事会場(10階レストラン)からの景色

30.遊楽

 丸子温泉郷の1つで、国道254号線から1.5キロほど入って赤い橋を渡ると霊泉寺というお寺があり、お寺を中心に小さな温泉地となっている。とてものどかで静かな場所で共同浴場が1つと数件の小さな旅館があるのみだ。今回泊まった遊楽も6部屋ほどの小さな宿で日帰り入浴も受け付けている。じゃらんで予約し、6,900円の二食付きプランに1人で宿泊。入るとすぐにテーブルが並んだ食堂になっていた。女将さんがトイレの場所やお風呂の使い方など丁寧に案内してくれ、部屋は御主人が案内してくれた。部屋は6畳ほどの和室ですでに布団が敷かれていた。窓が少し開いており、とても静かで虫の鳴き声などが聞こえてくる。車の走る音や人のしゃべり声なども聞こえずとてものどかだ。日ごろの騒々しさを忘れてしまう情景にしばらく浸った後は共同浴場に行ってみる。宿には共同浴場の利用券が置いてあり、無料で利用できる。宿から100mほど歩くと右側にコンクリートの建物があり、そこが共同浴場になっている。中は無人で受付の方も不在で時が止まったかのようだ。利用券を箱の中に入れて脱衣所へ。小さな脱衣所はロッカーのみとなっている。浴室に入ると新鮮なお湯が注がれた浴槽が目に飛び込む。適温になっている温泉はさらっとしていて少し硫黄の香りがする。貸切状態で湯に浸っていると地元の方であろう人が1人入ってきた。共同浴場を後にし、宿に戻る。今度は宿のお風呂に入ってみる。大きい方と小さいほうがあり、空いていればどちらでも入ることができ、入ったら男湯=女湯が書かれた入口の札を自分の性別にほうにし、戸を閉める方式になっている。出たら戸を開けておくというシステム。どちらも空いていたのでまずは大きい方に入ってみる。洗い場は左右に1つずつで桧で覆われた壁で青いタイルの浴槽となっている。ライオン?から無色透明の湯がドバドバ吐き出されている。源泉かけ流しでほんのりと桧の香りが漂い、お湯もかなりぬるめでいつまでも入っていられる。窓の外は清流で水の音を聞きながらゆっくりと時を忘れるかのように浸かることができた。湯あがり後は肌もさらっとなった。まさに湯治場といった印象だった。
 風呂からあがって部屋でまったりしていると6時半になり、夕食ができたと御主人が知らせにきたので1階の食堂へ。玄関から上がったところが食堂なので不思議な感じがする。料理は既製品などなくすべて手作りで豚肉ときのこのソテー、山菜の天ぷら、たらの芽が入ったそば、鯉の洗い、麩と野菜の煮物、わらびの煮びたし、信州サーモンのカルパッチョ風、茶碗蒸し、野沢菜、赤飯、コーヒーゼリーと値段の割に品数も多い。どれも美味しく、家庭的な感じもあり、美味しくいただけた。鯉の洗いは初めて食べたが臭さなどななく、身が締まっていてあっさりとした味わいでほのかに川魚特有の味があって美味しかった。特に赤飯は甘くて絶品だった。山菜類も多く使われていて旬を味わえてよかった。他のお客さんやご主人とお話をしながらアットホームな夕食の時間を過ごすことができた。
 夕食後は小さいほうのお風呂にも入ってみる。3人ほどでいっぱいの扇形の小さな浴槽が1つあるのみで、洗い場も1つだけとこぢんまりとしている。岩の間から湯がちょろちょろと出ていて、こちらもぬるめでじっくりとい浸かれる。昭和の旅館のお風呂といった感じで大きい方とは雰囲気が異なっていてよかった。
 部屋は2階でトイレは付いてなく、1階まで行かなければならないが、トイレはきれいに改装されていてあたらしくて心地が良かった。読書スペースなども備えてあり、のんびりとくつろげるようになっている。夜も静かに眠れた。
 朝食はワンプレートで焼魚、梅干し、ふきのとうみそ、サラダ、ゆで玉子、惣菜2品、ご飯、みそ汁、漬物、デザート。どれも美味しいが、ご飯とみそ汁が最高に美味しかった。夕食、朝食共に量も多すぎず少なすぎずでちょうどよかった。
 湯治場として使え、静かな場所でゆっくりでき、食事もその日によって違うので、何日間か連泊しても良さそうだ。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き6,900円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年5月16日

外観 部屋 浴場(大)
浴場(小) 夕食
夕食 朝食
朝食

38.油屋旅館

 上諏訪にある老舗の旅館。じゃらんで10,500円のプランを1人で宿泊。フロントでチェックインを済ますと、大窓がオープンになった開放的な庭園を望むロビーに案内され、かりんジュースが出される。ジュースを飲んで一服すると部屋へ案内してくれた。今回は旧館の部屋のプランだったが、宿の都合で新館にグレードアップになった。10畳ほどの広さで部屋の窓は大きく、諏訪湖に直接面していないものの横に目をやると諏訪湖が見えるようになっている。
 お風呂は1階と7階にあり、まずは7階の展望露天風呂に行ってみる。内湯はなく露天風呂だけで桧風呂になっていてお湯は褐色に色づいて見える。低い柵があるのみで、目の前に高い建物や視界を遮るものがないので、諏訪湖や周辺一望できる。かなりいい景色で風が吹くとさらに心地よい。夕暮れ時は空が赤くなって、諏訪湖とのコラボレーションでさらに美しい絶景になった。お湯はさらっとしていてちょっと海っぽい臭いを感じた。
1階の内湯は昔ながらの旅館っぽい歴史を感じるような趣があり、お湯はエメラルドグリーン色に色づいて見える。お湯は露天風呂と違って源泉かけ流しとなっている。
 夕食は1階の大広間でいただく。銀杏豆腐、塩イカのサラダ、ますの造り、豚しゃぶ、ご飯、赤出汁、フルーツ(なし、マスカット)。塩イカは長野県の名産品でアンチョビのドレッシングでいただく。ますの造りも雑味がなく、脂ののりもよくて美味しかった。メインの豚しゃぶは肉、野菜とも量も十二分にあり、たれはごまだれ、ぽん酢だれ、味噌だれの3通りで楽しめ、薬味もたくさんそろっているので、最後まで飽きずにおいしく頂けた。
 朝食は温泉玉子、刺身こんにゃく、めかぶのぽん酢ジュレ、ぜんまいの醤油煮、小えびの佃煮、さといも、スクランブルエッグ、蒸ししゅうまい、ご飯、味噌汁、ヨーグルト。刺身こんにゃく、めかぶのポン酢ジュレ、ぜんまいの煮物などがおいしかった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き10,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年10月2日

客室 内湯
露天風呂 夕食
夕食
夕食
朝食
朝食

42.緑屋旅館

 別所温泉にある旅館で家族経営と思われる。じゃらんで10,290円のプランに1人で宿泊した。宿泊日の朝に電話があり、今日は他に宿泊客がいないので、5時までにきてほしいと電話があった。4時ちょっと前ごろに到着。誰もいなかったので、インターホンを鳴らすと愛想のいい親父さんが出てきてチェックインとなった。1階のお部屋で古びてはいるがトイレもウォシュレットの新しいものになっていたりと設備的には不満はない。お風呂等も案内してもらう。お風呂に行く途中にある洗面所のお湯や水も温泉が出るというこを教えてもらった。
 食事は5時半からと聞かされ、早いなと思いながら、それまでの時間周辺をぶらっと見て回ることに。外湯の入浴券も1枚もらえた。北向き観音を見て、外湯の大師湯と石湯に入って戻ってきたら5時ちょっと前ぐらいになっていて、もう食事の準備ができているとのこと。5時はいくらなんでも早いと思ったので当初の予定通り5時半にしてもらう。部屋でくつろいでいたら5時20分ごろに電話がかかってきて「お食事よろしいでしょうか〜」とのこと。よほど早く食べさせたいらしい。仕方なく、食事会場へ向かう。飲み物はと聞かれ何があるのか聞くと、ビール大瓶と日本酒と焼酎とのことで、種類が少ないうえ、唯一飲めるビールも大ビンしかないというので、オレンジジュースにした。夕食内容はニジマスの塩焼き、鯉の洗い、そば、なめこと一本しめじのおろしがけ、天ぷら、たこの酢の物、湯豆腐、茶わん蒸し、ご飯、味噌汁、漬物、みかん。鯉の洗いは酢味噌でどうぞと言われたが、醤油で食べたほうが美味しかった。クセなども以外になく、すっきりとした味で美味しい。他の料理はどれも冷めていていまいちだった。味噌汁は温泉を使っているそうで、まろやかな味で美味しかった。
 夕食の後は宿のお風呂に入浴。内湯は2つあり、観音様からお湯が注がれている。熱めのお湯で心地よく、その隣の浴槽のお湯は少しぬるくなっているので交互に入るとちょうどいい。お湯は無色透明だが、湯の花が浮いていて少し硫黄臭が感じられる。露天風呂は大きく、お湯もぬるいので、いつまでも疲れずに入っていられる。1人なので貸切気分で最高だった。洗面所のお湯も温泉ということで、もちろんお風呂かけ流しとなっている。
 翌朝の朝食は温泉玉子、生野菜とハム、ナスとピーマンの素揚げ、川魚の甘露煮、ご飯、味噌汁、のり、漬物とボリューム的には少し控えめ。温泉玉子は黄身が固まっていたのが好みな感じでよかった。山里で食べるような朝食内容だった。
 朝食の後は向かいにある外湯の大湯へ。昨日は定休日だったので入れなかった。外湯では一番大きく、露天風呂も付いていてこれで150円は安いと思った。チェックアウトは親切な親父さんが対応してくれて、厄除け箸をお土産にいただいた。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き:10,290円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年12月19日

客室 内湯 露天風呂
夕食 朝食

45.高遠さくらホテル

 高遠湖のほとりに建つ第三セクターの宿。じゃらんで10,150円のプランを1人で宿泊。部屋は10畳の和室か和モダン(トリプル)を選べたが、おしゃれそうな和モダン(トリプル)にしてみた。また夕食も和会席コースとフランス風洋食コースから選べるたのでフランス風洋食コースにした。
 夕方にチェックインするとフロントで翌朝の朝食を洋食にするか和食にするか聞かれたので、迷ったが夜は洋風なので朝は和食を選択した。部屋は3階でドアを開けると新築の香りがした。カーペット敷きテレビ周りので木張りの壁と調和して落ち着いた室内となっている。きれいに清掃されていてすがすがしい。窓からは高遠湖が目の前に見える。
 お風呂は1階にあり、20時まで日帰り入浴もやっているので日帰り入浴のお客さんも2人入っている。内湯は主浴槽1つとバイブラの寝湯が2つ奥にある。お湯はアルカリ性が強い無色透明でかなりぬめりが強い。泉質はいいのだがちょっと塩素臭があるのが残念だ。窓も大きく、高遠湖が見える。露天風呂もあり、石の床面に岩を配した浴槽で景色もよくて明るい雰囲気になっている。
 夕食は1階のレストランでいただく。まずはオードブルの鴨肉のロースト、豚肉のパイ包み、山ウドの味噌添えが出てきた。どれも美味しく、見た目もおしゃれで鴨肉に添えられているオレンジも味と見た目のアクセントになっている。続いて2種類のパンとかぼちゃのスープが出てくる。パンはバターロールとパリッとしたフランスパンのようなパンでバターをつけていただく。かぼちゃのスープもまろやかで美味しかった。そのあとサラダと肉料理として牛フィレ肉のステーキが出てくる。牛フィレ肉は柔らかく、バルサミコが入ったソースも美味しく、本格的な味を楽しめた。パンもおかわりできた。デザートは白桃のシャーベットといちごのタルトの2種類。コーヒーか紅茶を選べ、紅茶のオリジナルブレンドにしてみた。デザートと紅茶もゆっくり美味しくいただいた。量は少し少なく、もう1品魚料理でもあればいいなと思ったが、料理の質はよかった。
 朝もお風呂に行くと、貸切状態でお湯も新鮮で気持ちが良かった。明るいので高遠湖などもきれいに見えた。桜の季節になると高遠名物の桜が見えるらしい。朝食は煮物やおひたし、納豆、焼き魚、玉子焼き、湯豆腐等。量もちょうどよくて美味しく頂いた。売店の10%割引券をチェックインのときにもらったので、高遠みそなどを買ってみた。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き:10,150円

宿泊日:2013年3月13日

客室 客室からの風景
内湯 露天風呂 夕食
夕食
朝食

53.ホテル星川館

 湯田中温泉にある旅館。じゃらんでバイクで!ツーリングプランに1名を予約し宿泊。最上階の6階の部屋に案内された。客室は10畳+4畳の広々とした部屋だ。さっそくお風呂に行ってみる。1階に内湯、3階に露天風呂がある。まずは1階の内湯へ。時間がはやかったからか、貸切状態となっている。大きな浴槽が1つとシンプルで窓の外は庭園風になっている。無色透明の新鮮でさらっとしたお湯が心地よい。3階の露天風呂は檜風呂の月の湯と岩風呂の星の湯の2つがあり、朝に男女入れ替わるそうだ。この時の男湯は月の湯になっている。こちらも誰も入っておらず、独り占めできる。浴槽の縁が檜造りになっていて湯田中の街並みも眺めることができてなかなか雰囲気はいいが、すぐ下が道路で交差点になっていて少々車の音が気になるのは仕方がない。おそらく、後から改築して新たに露天風呂を造ったのだと思われる。
 夕食は2階の個室でいただく。時間になると従業員の女性が部屋まで迎えに来てくれる。食事場所の個室までの移動中話していると、バイクのプランで予約したのでバイクで来たのかと思われていたが、じゃらんで予約するときにバイクのプランしかなかったので、仕方なくバイクのプランで予約した旨を伝えた。夕食は焼魚、コーン豆腐、お造り、和え物、枝豆、ほたて、たけのこ、川魚の甘露煮、漬物、すき焼き、豚冷しゃぶ、そば、オレンジが最初から並んでいる。あとから茶わん蒸し、ご飯、お吸い物が運ばれてきた。お造りはまぐろ、いか、ますの造りだが、ますの造りが美味しかった。すき焼きもお肉の質もよくて美味しくいただけた。
 夜も露天風呂に行ったが、夜は夜で街並みのライトアップ感もよくて涼しげでよかった。
 朝は露天風呂が岩風呂の星の湯になっているので行ってみる。浴槽の縁が岩になっているだけだが、他のお客さんがいなくて貸切状態でのんびりと朝風呂を楽しめた。
 朝食も2階の個室で昨夜と同じ場所。ハムエッグ、焼魚、納豆、なめたけ、刻み野沢菜、焼きなす、根曲がり竹、ご飯、味噌汁、漬物となっている。ハムエッグが陶板焼きスタイルになっているのは珍しい。昨日の夕食にも言えることだが全体的にちょっと冷めていたのが残念だった。せめて味噌汁は席に着いてから熱いのを持ってきてほしかった。
 団体で群馬のツーリスト客が大人数で来ていたみたいで部屋も埋まっていたが、全然うるさくなく、食事場所も個室だし、お風呂も空いていたので、団体のお客さんがいる感覚がなかったのが良かった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き8,400円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年8月6日

客室 内湯 露天風呂1
露天風呂2 夕食
夕食 朝食

54.伊東園ホテル 浅間の湯

 浅間温泉にある伊東園グループの旅館。通常は7800円が定価なのだが、平日だからだ1人でも6800円で泊まれた。平日特典でずわいがにや信州サーモンのにぎりの食べ放題まで付いている。伊東園グループの旅館も初めてなのでワクワクしながら向かった。宿に着くと駐車場が分からないので入り口の前で電話したらフロントからおじさんが出てきて、案内しますと言われた。ちょっと距離があるせいか、横に乗せてってくださいと言われ、おじさんを横に乗せて駐車場へ。200mぐらいの距離があり、雨の日はちょっと不便そうだ。フロントでチェックインし、案内を丁寧にしていただいた。アルコール類、ソフトドリンクも飲み放題ということで食事の時も追加注文などがないので、前金制となっている。6時をまわっているので食事はもう始まっていると説明されたので部屋に着いたらすぐに行くことにした。
 部屋はツインルームでビジネスホテルのような造りだ。窓は小窓のみで、通常窓がありそうな部分は明るい壁絵が張られていて圧迫感を抑えている。お菓子は4種類ほどあって好感が持てた。
 夕食は2階の宴会場でバイキング。席は自由席となっていて、二部制とかになっていないということもあり、かなりのお客さんがすでに食事をしている。テーブル席と座敷があるが、座敷しか空いてなかったので座敷に陣取る。食事をとりに行くのにいちいち靴を脱いだり履いたりしなきゃならないのでめんどうだ。バイキングの食事は和洋折衷いろいろな料理があり、アルコール類も飲み放題となっていてビールにウイスキーやワイン、サワー、焼酎などが揃っている。料理の味はいたって普通というか、もう少しがんばってと言いたい。まぁこの値段でアルコール飲み放題まで付いているので文句は言えまい。ずわいがにも茹でるのが追い付かず、できてもすぐに取られてなくなるので、従業員の方に席まで持ってきてもらうように要請してようやくゲットできた。それにしてもゴミゴミした中で食べる落ち着かない夕食だった。
 さて、夕食を食べてしばらく休息した後、お風呂へ行ってみる。エレベーターを上がって入り口に行くと、翌朝に男女の浴室が入れ替わる旨が書かれている。入れ替わるということは特徴が違うのだと思い、男湯へ。浴槽1つのみとシンプルで透明のお湯が注がれている。お湯はシンプルなあまり特徴のないお湯だ。夜で光が入ってこないとはいえ、ちょっと暗い雰囲気の浴室だった。馬のシャンプーやボディーソープが置いてあったのは好感が持てた。
 翌朝起きて朝食会場へ。昨日みたいにゴミゴミした中であまり食べたくなかったので、8時15分ごろ(朝食は7時から9時まで)に会場へ。昨日の人たちはどこへ行った?と思うほど閑散としていて静かに朝食をいただく。ごはん、パンどちらもあるが、おかずはごはんに合うもののほうが多い。夕食とは違い、朝食の定番の惣菜などがならんでいる。朝はアルコール飲み放題はないが、ソフトドリンクは飲み放題となっている。
 食事の後はお風呂へ。昨日とは逆のほうが男湯になっている。こっちのほうがいいお風呂で、窓からの眺望もいいし、大窓で囲まれていて明るい造りになっていた。
 食事などは値段なりだったが、フロントの方達の接客はよかった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き6,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年9月25日

客室 大浴場1 大浴場2
夕食
夕食 朝食

55.ホテル山王閣

 下諏訪の諏訪大社総本社の秋宮境内にある国民宿舎。じゃらんで1泊2食付き6,400円のプランに1人で宿泊した。境内という神秘的で静寂とした雰囲気に建つが、高台に建ち、ロビーからは諏訪湖が一望できるという2つのロケーションを併せ持っている。この日の部屋は境内側で和室6畳で洗面所は付いているがバス・トイレは別になっている。
 夕食前に1階の大浴場へ。日帰り入浴のお客さんも多いようで、そこそこ混んでいる。内湯は入って両サイドに洗い場があり、奥に大きな浴槽が1つある。窓も大きく、諏訪湖が一望できる。お湯は無色透明で柔らかく、新鮮で心地よい。露天風呂は階段を少し下っていくとあり、縁が木でできた浴槽になっている。浸かりながら景色は見えないが、ここからも諏訪湖が一望できる。内湯よりは若干低いので民家が目の前に見えたりして若干内湯よりは眺望は劣るが、この2段の造りにより、内湯からも露天風呂からも眺望性が確保されている点はいいことだ。
 夕食は1階のレストランでいただく。和え物、茶わん蒸し、煮物、もずく酢、お造り、天ぷら、魚の味噌焼き、そば、わかさぎのマリネ、牛せいろ蒸しが並んでいる。値段の割に予想を上回る品数だ。ただ、天ぷらや茶碗蒸し、お造りなどがあらかじめセッティングされていたのは残念だ。牛せいろ蒸しは当館の名物料理のようで、うどんと白菜の上に牛肉がかぶせられている。蓋をして蒸しあがったらごまダレに付けていただくという面白い内容だが、うどんとごまダレの相性はあまりよくなかった。諏訪名物のわかさぎはマリネになっていて、これは美味しくいただけた。
 夜の大浴場はまた違った雰囲気で夜景を見ながら入浴を楽しめた。
 朝食はバイキングとなっていて家庭的な料理が多く並んでいる。デザートのりんごも美味しかった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き6,300円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年10月8日

客室 内湯 露天風呂
露天風呂からの景色 夕食
夕食 朝食

56.かんぽの宿 諏訪

 上諏訪から高台に上がったところにあるかんぽの宿。上諏訪温泉街の旅館とは違い、高台に立地しているため、眺望が重視されていて、全客室から諏訪湖が一望できるようなっている。この日はじゃらんで9,450円の諏訪湖膳プランを予約し1人で宿泊した。ロビーからは大きな窓で目の前に遮るものがなく、諏訪湖のパノラマが広がるが、黒い線の入った強化ガラスのため、せっかくの眺望性が半減だ。まぁ安全のことを考えると仕方あるまい。部屋は1階でシングルルーム。普通のホテルのような洋室となっていて窓からは諏訪湖のいい景色が広がる。1階と言えども高台なのでどの部屋からも平等に風景が楽しめるようになっているようだ。
 お風呂は5階にある。日帰り入浴もやっているので鍵付のロッカーとなっている。内湯のみで主浴槽とバイブラバスがある。お湯は無色透明でやわらかいお湯で浸かっていると肌もなめらかになってくる。温度もちょうどよく、大きな窓の外にはもちろん美しい諏訪湖の風景が広がる。昼は明るい風景を、夜は夜景も楽しむことができる。
 夕食は2階のレストランでいただく。先付はきのこのおろし和えで、大根田舎煮、秋鮭山化粧焼き、ふる里鍋がセッティングされていて、席に座ってからお造り(まぐろ、かんぱち、大鱒の3種)が運ばれてきて、しばらく経ったら熱々の茶わん蒸しと天ぷらが運ばれてきた。お造りは見た目からも新鮮とわかり、すごく美味しい。長野県の真ん中だが、これだけ美味しい刺身が食べられるとは思っていなかった。秋鮭山化粧焼きはさつまいもの上に鮭が乗っていてその上にペースト状のいもとパスタの揚げたものなどが飾られていておしゃれで、どの素材ともよくマッチしていて美味しい。揚げたパスタの食感もアクセントになってよかった。大根の田舎煮も大根の味を活かしたあっさり味で、冷やしてても美味しい味付けになっている。菊の花びらが汁に浮かんでいるのもかわいらしい。天ぷらも揚げたてて名物のわかさぎの天ぷらも美味しく味わえた。ふる里鍋も野菜と豚肉とカニが入ってバランスがよく、すっきりとしたおだしともマッチして美味しかった。デザートはりんごとりんごで、きれいに切って盛り付けてあるところも好感が持てた。
 朝食も2階のレストランでいただく。自由席なので、窓際の明るい席で頂くことにした。もちろんここからも諏訪湖の景色が一望できる。バイキングとなっていて、いろんな料理が揃っている。わかさぎの佃煮、鱒の甘露煮、さつまいものりんご煮、かまぼこ、たらこ、サラダ、いかと里芋の煮物、昆布巻、鮭の塩焼き、キャベツとベーコンの炒め、カツ煮などなど。玉子焼きはシェフが実演スタイルで焼いてくれる。ご飯もあるが、パンもあり、デザートも揃っている。変り種のさつまいものりんご煮はオレンジ煮なら定番だが、りんご煮は珍しいが、味はさつまいもとりんごジュースのまろやかな味と風味、ちょっとした酸味が見事にマッチして美味しい。実演で作った玉子焼き、わかさぎの佃煮や鱒の甘露煮も美味しいし、どれも手作りを感じさせて非常に美味しくいただけた。デザートも種類が多く、おしゃれで美味しかった。昨日の夕食の時もそうだが、スタッフの方がお客さんとアットホームに会話されていたのもよかった。
 5階から階段を上がるとイスも備えた眺望ルームもあり、諏訪湖の展望を最上階から楽しむことができる。とことん諏訪湖の風景を満喫できるかんぽの宿だった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き9,650円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年10月9日

客室 夕食
夕食
朝食
大浴場 大浴場からの景色

59.山風荘

 戸倉上山田温泉にある2階建ての小さな旅館。じゃらんで9,000円のプランに1人で宿泊した。部屋は2階で和室の7畳半+3畳のきれいな部屋となっている。少し休憩した後さっそく1階の大浴場へ。浴室に入った瞬間硫黄の香りが漂っているのが分かる。主浴槽が1つで白濁したお湯が注がれている。やわらかいお湯で硫黄の香りが強すぎず心地がいい。湯の花もたくさん浮いていて、白い湯の花ではなく黒い湯の花なのが珍しい。温度も若干ぬるめなので気持ちがいい。露天風呂は岩風呂になっていて、入り口を入ってすぐ浴槽になっているのでちょっと危ない。お湯はかなりぬるめになっていてずーっと浸かっていられる。この日は冬場なので湯船の上にシートが浮かべてあった。内湯は白濁していたが、露天の湯はグリーンがかっている。内湯のほうが濃いような気がした。その後部屋でゆっくりした後、夕食前にもう一度入りに来たらさっきは白濁していたお湯が濁ったグリーン色に変色していた。条件や時間によって変わるのだろう。
 夕食は部屋でいただく。前菜(貝ひもと枝豆の和え物、蒸し牡蠣、たらの焼物、まんじゅう)、野沢菜と寒天のゆず風味のもみじおろしのせ、水菜とイカの塩辛とかにといくらの和え物、お造り、ほたてとかにのカルパッチョ風サラダ、鯉こく、豚肉の鍋風、煮物、茶碗蒸し、漬物、きのこ入りそば、炊き込みご飯、豆乳のデザート。品数も豊富で鯉こくやきのこ入りそばなどの信州らしい料理があるのもうれしい。どれも味は美味しくお造りも美味しいし、和え物も創作性があってよかった。
 翌朝、明るくなってからお風呂に行ってみると、内湯のお湯はグリーン色のままだった。もしや明るさで色が変わるのかと思ったら昨夜と同じくグリーン色なので、やはりその他の条件によって色が変わることを実感した。
 朝食は大広間で頂く。川魚の甘露煮、やまいもの明太子和え、寒天サラダ、ハムと生野菜、温泉玉子、おでん、野沢菜、のり、ご飯、味噌汁。やまいもの明太子和えや寒天サラダは特に美味しかった。この旅館は和え物系が特に美味しいと思った。おでんはちくわとさつま揚げとすり身天など3つとも練り物系だったので、違う具材が入っていればよかった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き9,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年12月18日

客室 内湯 露天風呂
夕食 朝食

63.斉北荘

 鹿教湯温泉にある家族経営の旅館。この日はじゃらんで夕食時にお好きなドリンクがサービスされる8,295円のプランを1人に1人で宿泊した。ボイラー室の横で音が気になるので安いといったプランだったが、部屋は3階のフロント近くで、横にボイラー室はなく音も静かだった。宿泊客が少ないので、通常の部屋にしてくれたのかもしれない。10畳でこたつがあり、既に布団が敷かれていた。トイレは様式だがウォシュレットはついていない。食事も部屋食と書いてないプランだったので食堂かなと思っていたら、食事は部屋でいいですか?と聞いてきたので「はい」と答える。部屋食を期待してなかっただけにラッキーだ。
 さて、お風呂はエレベーターで1階へいったところにある。浴槽が1つだけのシンプルな浴室で新鮮なお湯が湯口から出ている。かけ流しで飲泉もできる。無色透明の単純温泉だが新鮮で心地よかった。
 夕食は部屋のこたつでいただく。豚肉と野菜の陶板焼き、鶏肉のグリル、お造り、山女の唐揚げ、ほたてやしらすが入ったルッコラのサラダ、明日葉といかの和物、しのだ煮、ご飯、そば、漬物、コーヒーゼリー、フルーツといった内容。プランのドリンクは値段を問わずどれでも選べる。ゆず酒にした。家庭的な内容だが、味はどれも美味しくいただけた。
 朝食は食堂にていただく。焼きししゃも、お浸し、ウインナー入りスクランブルエッグ、やまいも、のり、佃煮、ご飯、味噌汁、漬物といった内容。納豆と牛乳は好き嫌いが多いからかセルフサービスとなっていた。家族経営なのでご主人をはじめ家庭的な接客でみんなで協力してやっている感が伝わった。朝食時も厨房から子供の声がしてアットホームだった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き8,295円(別途入湯税150円)

宿泊日:2014年3月19日

客室 浴場 夕食
夕食
夕食 朝食

64.民宿すわ湖

 上諏訪にある民宿。この日はじゃらんで6500円の2付きのトイレ付きの部屋のプランに1人で宿泊した。玄関を開けると誰もおらず、シーンとしていたので呼び出しのチャイムを鳴らすと宿の方が扉から出てきて案内していただいた。ロビーは赤い絨毯が特徴でなかなか渋くて懐かしい空間となっている。建物は古く、エレベーターなどはないが、中庭があったり、廊下も石や木で趣向を凝らした造りで民宿ではなく古風の旅館を思わせる雰囲気だ。部屋は8畳の部屋ですでに布団が敷かれていた。窓からは中庭が見え、山中の自然の中にいる気分になる。トイレは真新しいウォシュレット付きのタンクレストイレがついている。建物はかなり古いらしく床が沈む場所もあって大丈夫か?と思ってしまう。
 お風呂は男女別の浴室と貸切露天風呂がある。まずは貸切露天風呂へ。空いていればいつでも利用でき、入口の扉を閉めて鍵をかけて入るスタイル。洗い場は2つあり、岩風呂の浴槽が1つ。1人で入るには十分な大きさで赤い傘がライトアップされて置いてあり、和モダンを演出している。湯口からお湯は出ておらずお湯が浴槽に溜まった状態になっている。なのでお湯はぬるくてずーっと入っていられるような温度で出たら寒いので長く浸かってしまった。お湯は無色透明で柔らかく、湯の花がたくさん浮いたいいお湯だった。湯口からお湯が出ていなかったのは宿側のミスだったようで、あとで食事の時にご主人が謝りにきた。たしかにあとで入ったときはお湯がちゃんと出ていて少し熱いぐらいだった。
 夕食は2階の食堂でいただく。この日は食事付きの客は私1人だったようで広い食堂で1人ぽつんと食事をいただく。メインはすき焼きで、具材と割り下とコンロの上に鍋が置いてあり、自分で作るスタイルだ。また、ご飯と味噌汁、お茶、コーヒーなどはセルフとなっている。すき焼きのほかは川魚の塩焼き、まぐろの刺身、山芋のおかか和え、天ぷら、茶碗蒸しといった値段にしてはかなり豪華な内容となっている。すき焼きは牛脂などがないため、最初から割り下で煮込む形となる。お肉はいい肉ではないが、野菜などもボリュームがあってお腹は満たされる。量が多いので卵は1個では足りない感じだった。川魚の塩焼きやまぐろの刺身も美味しくいいただけた。天ぷらも揚げたてを持ってきてくれて5、6種類あって満足のいく内容だった。茶碗蒸しも熱々はお酒が強いのが気になった。デザートはスイカ、出し忘れないようにとはやめに持ってきた。ご主人やおかみさんはかなり親切で愛想がよく、謙虚な感じで「いろいろとご不便んおかけしてすみません」「食事もお粗末で申し訳ありません」と言ってきた。いやいや、そんなことはないのだが・・・ むしろ今のところかなり満足している。しかもこの値段でこの内容だったらこっちが申し訳ない気分だ。
 食事のあとは部屋でゆっくりしたあと、内湯の浴室へ。誰もおらず貸切状態。洗い場は1つで、浴槽は縁が石造りで床はタイルとなっている。かけ流しでゆっくりと新鮮なお湯に浸かっていられた。
 朝食も同じ場所でいただく。同じようにご飯と味噌汁はセルフ。朝なのでりんごジュースと牛乳も並ぶ。おかずはわらびのお浸し、たらこ、昆布の佃煮、漬物、マカロニサラダ、のり、だし巻き玉子、鮭の塩焼き。品数もちょうどよく、美味しくいただけた。
 帰りもご丁寧に見送っていただき、床にひざまずいてあいさつをしてくれた。親切丁寧すぎて恐縮してしまった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き6,500円

宿泊日:2014年5月22日

客室 浴場 貸切露天風呂
夕食
夕食 朝食

67.牧水苑

 乗鞍高原にある小さな旅館。じゃらんで1人で12,150円の信州牛ステーキが付くプランを3人で予約し宿泊した。部屋は2階で8畳の和室でひとつの押入れのふすまが取り払われていてそこにテレビやストーブや電話等が置いてある。まずは1階のお風呂へ。内湯は木の壁や天井と木造りの浴槽で、山小屋のような雰囲気になっている。お湯は白濁していて硫黄の香りもする。やわらかい感触のお湯で心地がいい。露天風呂は長細い木造りの浴槽で、こちらのほうが内湯より大きい。静かな環境でゆったりとくつろげる。
 夕食は1階の広間でいただく。塩まるいかの信州味噌マヨサラダ、山うどの胡麻和え、信州産山芋ソーメンの醤油だしがけ、安曇野産岩魚の塩焼き、霜降り馬刺し、高原野菜の冷製揚げ煮、信州牛のオリーブオイル焼き、信州ハーブ鶏の塩鍋、お新香、ご飯、デザートといった内容だ。信州牛のオリーブオイル焼きがこのプランの信州牛のステーキだ。手作りにこだわっていて、地元の食材をふんだんに使用しているのがありがたい。塩まるいかの信州味噌マヨサラダは、長野の名物の塩イカを使用していて塩イカの塩加減がよく、味噌マヨネーズとよくマッチしていておいしい。黄色いプチプチしたものも美味しい。山うどの胡麻和えも美味しく、山うども食べごたえがあった。信州産山芋のソーメンの醤油がけも美味しく、上にかずのこといくらがのっているのもよくマッチしていいアクセントになっている。馬刺しも新鮮で、岩魚もふっくらほくほくで美味しい。高原野菜の冷製揚げ煮も野菜の味わい活かされていて揚げてあるけど上品で彩りもよく美味しかった。信州牛のステーキは霜降りでオリーブオイルで焼くのがポイント。旨みがあり、甘くやわらかくて美味しい。肉からも脂が出るのでオリーブオイルっぽさは感じなかったが、オリーブオイルで焼くことで肉の脂とあわせても油っこさをを抑えてヘルシーに食べられる。付け合せの野菜もそれにあわせてかズッキーニとパプリカだ。そして信州ハーブ鶏の塩鍋は野菜ときのこと信州ハーブ鶏がたっぷりと入っている。だしは塩ベースで、あっさりしているが、しっかりとしただしが効いていてかなり美味しい。野菜と鶏の旨みも溶け出しているのがわかる。あまりの美味しさにスープを全部飲み干してしまった。料理はすべてがかなり美味しかった。手作りで素材もいいものを使っているのが分かるし、味付けのレベルも高かった。
 まだ10月だが、山奥の標高の高い高原なので、気温は低く、館内はストーブが稼働していた。一足はやく冬を迎えた気分だった。夜の寒い中での露天風呂も気持ちよかった。
 朝食は1階の食堂でいただく。川魚の甘露煮、温泉卵、わらびのおひたし、ごぼうときのこの煮物、サラダ、ご飯、味噌汁、のりといった内容。昨日の夕食のうどもそうだが、わらびとか春の味覚のものも出ていたりとバランスよく美味しくいただけた。
 お風呂も白濁のお湯と味のある木造りの浴槽がよかったし、料理も美味しく、大変満足できる内容の宿だった。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き12,150円(別途入湯税150円)

宿泊日:2014年10月12日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
夕食 朝食

69.常磐館

小諸インターのあたりから山を登ったところにある登山電車に乗っていく露天風呂が特徴の旅館。この日は1人9、850円のプランを2人で宿泊した。趣があり、駐車場から玄関に行く通路や玄関前の庭園など凝った作りになっている。ロビーの外にある喫煙コーナーも外なのにこたつが置いてあってこたつに入ってあったまりながらたばこを吸えるようになっている。新しいアイデアでおもしろい。チェックインの際など、フロントの方はアットホームで親切な対応をしてくれて気持ちがいい。部屋は10畳の和室で床の間のところの飾りなども芸術的で美しい。落ち着いた感じの部屋だ。
 さっそく登山電車に乗って露天風呂に行ってみる。ロビーの横に乗り場があり、室内に入ってボタンを押すとドアが閉まり出発する。急勾配をゆっくり進んでいき、中間地点で反対側の電車とすれ違う。1分半ほどだがなかなかおもしろい。露天風呂の玄関を入るとお皿や雑貨などが売っているアトリエのような空間になっていて、その作品も味があって見ていておもしろい。右手にはかみしばいがあったりおもちゃがあったりして子供が遊べるようになっている場所があり、外に出るとテントがあってその中にはこたつがあり、喫煙場所となっている。肝心のお風呂は山小屋のお風呂といった雰囲気で脱衣場を出ると内湯がある。無色透明のお湯が入っていてまずはここであったまる。やわらかいお湯となっている。露天風呂はこの時期で標高も高いのでかなり寒いぬるめのお湯が入った浴槽と1人用の木造りの壺湯がある。その下には円形の桶風呂があって足を伸ばしてはいるとかなり気持ちがいい。高いところから見下ろす景色も最高だ。フロントでお金を払えばビールや酒などを風呂に浸かりながら楽しむことができるサービスもあるようだ。露天風呂の受付の方も親切で気さくな感じの方でいろいろ会話も楽しめた。
 帰りに1階の内湯に入っていく。大きな浴槽が1つとシンプルだが、静かな中で落ち着いて入浴できた。露天風呂は夜9時までで朝は6時半からだが、こちらの内湯はいつでも入浴可能だ。
 夕食は食事処でいただく。三点盛り(チーズまき、ごま豆腐、豆の黒糖煮)、刺身こんにゃくの酢味噌あえ、お造り(鮪、信州サーモン、いか、鯉洗い)、信州牛と黄金しゃもの陶板焼き、秘伝のたれでぐつぐつ煮込んだ佐久鯉の旨煮、茶碗蒸し、天麩羅、信州蒸し、ご飯、味噌汁、香の物、デザートといった内容。どれも美味しく、信州のご当地品も味わえる内容だ。特に鯉の旨煮は部位によっていろいろな味が楽しめ、コラーゲンや脂がのった鯉を美味しく煮込んである。刺身も信州サーモンや鯉の洗いなど、新鮮で美味しかった。陶板焼きは温泉たまごにつけて食べるスタイルだし、信州蒸しは湯葉のようなものの中にそばが入っていて創作系でよかったし、刺身こんにゃくがさっぱりとしながら美味しかった。
 エレベーターに乗っていると姉妹館の薬師館という旅館のお風呂も入ることができると書いてあったのでフロントに申し出ると札をくれた。旅館を出て坂道を少し歩くと薬師館があった。標高が高いせいか、少し歩くだけで息が苦しくなった。フロントで札を渡して受付を済ませる。薬師館も凝った作りでお風呂に行く途中も洞窟を通っていく。お風呂は内湯だけでこぢんまりとしていて主浴槽はいちばん熱い風呂で、下にぬるめのお湯と水風呂があり、交互に入ることで新陳代謝を高めるそうだ。なんとなく湯治場のような雰囲気があった。
 翌日の朝ごはんも食事処でいただく。サラダ、煮物、卵料理、焼き魚、甘露煮、湯豆腐、ウインナー、揚げ野菜、和物、デザートなどがバイキング形式で楽しめる。ご飯もあるがパンもあり、パンも具材をサンドにしたパンなどレパートリーは豊富だった。ジュースは巨峰のジュースが変わっていたのでいちばん人気だった。宿泊人数も多くはないが、しっかりと作ってあり、なくなったら補充もしてくれて好感が持てた。
 従業員の方は親切で、ごはんも美味しいし、お風呂もいいし、登山電車はあるし、喫煙所の工夫などもおもしろいし、言うことなしの宿だった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き9,850円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年1月13日

客室 喫煙コーナー 浴室
登山電車
露天風呂
露天風呂からの景色 夕食
夕食
夕食
朝食

71.ホテルリゾックス車山高原

 白樺湖から少し登ったところにある車山高原のリゾートホテル。スキーや観光などのシーンで利用できる。高地なので3月末だが雪も多く残っていて白樺湖も凍っていた。この日はじゃらんで9,000円のプランを予約し1人で宿泊。建物は縦長で宿泊棟は長い廊下になっている。部屋はツインルームで奥にはベッドのようなソファがある。暖房はエアコンは使用中止となっているが窓際にスチームがあり、部屋の中はかなりポカポカだ。お風呂は地下にある。内湯は主浴槽と水風呂、サウナがある。主浴槽はジェット湯となっていて信玄の隠し湯ともされていた芹ケ沢温泉が注がれている。2012年5月から温泉となったそうだ。お湯は無色透明ですっきりとしたクセのないお湯で少し熱めの温度になっていた。露天風呂はジャグジーがあり、見渡す限り人工物がない高原の風景を見ながら浸かれる。露天風呂は温泉ではなく、湧水を使っているそうだ。こちらはぬるめなので心地がよかった。
 夕食は6時からと決められており、2階のダイニングでいただく。じゃらんで予約の時はコースになるかバイキングになるかはその日の状況次第となっていたが、この日はバイキングだった。洋食・イタリアンが中心のおかずだが、和や中華のメニューも取り入れられている。ローストビーフは実演でシェフがカットしてくれる。種類もちょうどよく、一通り食べるとちょうどいい感じにお腹が膨れた。コース料理もやっているということもあり、どの料理も美味しくいただけた。地元の鶏肉を使った料理はあったが、もう少しこの土地の料理や食材があったほうがいいと思った。今度来る機会があったらコース料理を食べてみたい。
 夜は喧騒がなく静かで、窓からは星空も満喫でき、お風呂も貸切状態だったのでゆっくりと非日常を味わえた。
 朝食も夕食と同じ会場でいただく。和食と洋食のおかずがバランスよく用意されている。パンは5、6種類ほどあり、凝ったパンもあっておいしそうだったのでパンをいただく。オムレツはシェフが実演で作ってくれてプレーン、チーズ、野沢菜、ハム、ミックスから選択できる。野沢菜が入るのはなんとも長野県らしい。せっかくなのでミックスにしてみた。オムレツはぷるぷるで中は半熟、いい焼き具合で中の具材もけんかすることなく美味しく味がまとめられている。野沢菜もオムレツとの相性は抜群だった。オムレツを焼くシェフの方も親切で愛想がよく、好感が持てた。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き9,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年3月25日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
夕食 朝食
朝食

73.しんゆ

 上諏訪温泉にあるレイクサイドの温泉宿。じゃらんで9,720円のプランを1人で宿泊した。貸切露天風呂40分無料や部屋の冷蔵庫にサービスドリンク付いているなどいろいろ特典のあるプランだ。ロビーは明るくおしゃれでレモン水とジャスミン茶が自由に飲めるようになっている。フロントの対応などもよく、部屋まで案内してくれる。6畳の部屋とじゃらんには書いてあったが、8畳の部屋だった。冷蔵庫のサービスドリンンクは缶ビールとミネラルウオーターが入っていた。湖に直接面していない部屋だが窓からは諏訪湖が見える。
 貸切露天風呂は夕方に予約したので先に2階の大浴場へ。内湯は主浴槽とサウナとかんてん風呂がある。お湯は無色透明でやわらかめ。窓からは諏訪湖が一望できる。かんてん風呂はしんゆの名物風呂で長野県の名産の寒天が入った袋が湯船の中に入っている。小さな露天風呂もある。脱衣所には名産のかりんのジュースがあり、自由に飲むことができる。かりんのジュースもロビーのドリンクも美味しくて何杯も飲んでしまった。
 お次はフロントで鍵を受け取って貸切露天風呂へ。貸切露天風呂も2階で全部で3部屋あるようだ。ひのきの浴槽で山小屋のお風呂を連想させるような造りで雰囲気はいい。源泉かけ流しで熱いので水を足しながら入るとちょうどいい。残念ながら諏訪湖は見えなかったが1人でのんびりと入れて癒された。
 夕食は1階奥の食事処の個室でいただく。前菜は鮪のくんせいとアボカド豆腐、鯵と寒天のサラダ、北海蛸のマリネ、サーモンスモーク、珍味は諏訪湖産手長海老の唐揚げ、佐久産鯉肝、信州産姫鱒のスタッフドエッグ、安曇野産山葵のチーズカナッペと地元の食材を使用したものが並ぶ。冷製かぼちゃのスープ、白身魚の野沢菜味噌焼き、八ヶ岳産蕎麦粉を使った自家製蕎麦、鱸のあらい、黒毛和牛と科乃豚のしゃぶしゃぶ鍋、漬物、そして〆のおうどん しんゆ風かご飯を選べる。デザートはグレープフルーツの寒天寄せと草もち添え。地元の食材を活かした創作料理が多く、新しい味の発見があった。冷製かぼちゃのスープをはじめ見た目もおしゃれな料理が多く、目と舌で楽しめた。
 朝食も同じ場所でいただく。蒸し野菜、お造り、佃煮、焼き魚、漬物、ご飯、味噌汁、寒天寄せと朝食らしくあっさりとした料理が多かった。
 帰りも車まで荷物を持ってくれてお見送りもしてくれて気持ちよかった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き9,720円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年6月25日

客室 客室からの景色 貸切露天風呂
内湯 かんてん風呂 露天風呂
夕食
夕食
夕食 朝食

84.富田屋別館

 美ヶ原にある旅館。じゃらんで7,500円のビジネスプランを部屋は別々で2人で宿泊した。旅館の前に着き、車を止める場所を探しているとご主人が出てきてくれて案内してくれた。木造の昔ながらの旅館で部屋は8畳の和室で奥に洗面とトイレがついている。
 今日は宴会の団体客がいるということで、今はお風呂が空いているということなのでさっそくお風呂へ。お風呂は24時間入れる。この時間は貸切状態だった。内湯は八角形の浴槽が1つでシンプルだがお湯は中央から湧き出ていて新鮮なお湯が浴槽に満たされている。若干のやわらかさを感じるお湯で、源泉そのものなのでシンプルながら心地よい。露天風呂もあるが、木の壁覆われて上部が空いている空間に家庭でもよくある浴槽がある小さなもので、1人しか入ることができない。足は伸ばせるが、なんとなく家の風呂に浸かっている気分になったので内湯のほうが温泉旅館ぽくて風情があって落ち着けた。
 夕食は部屋でいただく。ビジネスプランなので地酒やビール、ソフトドリンクが付いてくるのでビールをいただく。ますの刺身、岩魚の塩焼き、菜の花のじゅんじょう(かにあんかけ)、信州牛のステーキ、天ぷら、香りご飯、椀物、野沢菜。安いビジネスプランだが料理の内容はしっかりとしている。ますの刺身は特製のたれとしょうがでいただく。ますは臭さなどはなく、適度な甘みがあり、特製のたれとしょうがとの相性も抜群にあっさりながら充実感のある味でおいしい。菜の花のしんじょうももっちりとした食感で上品であんかけも美味しい。信州牛はアイスプラントとかいわれとが添えてあり、お肉はやわらかくて口の中でとろけるし、旨みたっぷりで美味しい。アイスプラントも焼いて食べると美味しかった。天ぷらもまいたけなど素材自体美味しいのはわかるし、挟み揚げなども創作感があってよかった。ご飯もあっさりとした味で沢煮椀のような御澄ましとよく合うし、この御澄まし自体非常にいい味が出ている。どれも想像以上に大変美味しい料理で大満足だった。
 夕食後もお風呂は貸切状態でゆったりと入れたし、翌朝もちょうど入れ替わりで前の方が出て行ったので1人でのびのびと入ることができた。
 朝食も部屋でいただく。ハム、生野菜、玉子焼き、干物、和え物、ご飯、味噌汁といった内容。自分で炙って食べるみりん干しや油揚げたっぷりの味噌汁、手作りの玉子焼など美味しかった。
 チェックアウトの前にロビーでサービスのコーヒーをいただく。女将さんといろいろ話を交わしながらコーヒーが飲め、もっと話したかったのだが、仕事の時間が迫っていたので仕方なく切り上げて宿を出た。美味しい料理とアットホームさが特徴のあたたかい旅館だった。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き7,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年3月7日

客室 内湯 露天風呂
夕食
朝食

85.竹松旅館

 高遠の商店街にある旅館。この日は8,640円のプランに1人で宿泊した。玄関を開けると、間口が狭く、すごく小さな旅館なのかと思ったら、奥にかなり空間があり、縦長の建物になっていて、部屋などもそこそこあるみたいだ。宿帳も昔ながらのもので、町の旅館感が漂う。おかみさんに部屋まで案内していただく。途中で小さな男の子がいて、いらっしゃいませと出迎えてくれた。宿の方の子供さんだろうか。なんとも心が温まる家庭的な感じでいい。エレベーターはなく、階段で3階の部屋に案内された。トイレや洗面は外のシンプルな8畳の和室だ。さっそく1階の浴室へ。4人ほどが足を伸ばせて入れるぐらいの縁が石造りの浴槽が1つと旅館の規模に相応したシンプルな浴室で、岩の間からたくさんのお湯が出てきているのがすがすがしい。南信地区特有の無色透明でぬめりの強いお湯で気持ちがいい。小さい浴槽ながらお湯がよくて、お湯がたくさん出ているのでフレッシュで心地が良かった。
 夕食は1階奥の広間でいただく。広間に行くまでの廊下には瓶の中に着けてあるきのこや梅などがあって地物の料理が期待できる。馬刺し、山芋のとろろ、ピーナッツ豆腐、おこぎのおひたし、あかたけの煮物、じゃがいもの蒲焼き、うどのぬた、山菜の天ぷら、茶碗蒸し、ご飯、味噌汁、漬物。町の旅館らしく家庭的な料理だが、おこぎやあたかけなど、地元ならではの珍しい食材を使っていて好感が持てる。味もたいへん美味しくて、近くで売っていたら買って帰りたいほどだった。じゃがいもの蒲焼というのも変わっていて美味しかったし、山菜の天ぷらやうど、山芋など季節の料理が食べられて良かった。信州味噌の味噌汁も天然のきのこなど具沢山で美味しかった。秋になると松茸料理が楽しめるそうだ。会場には絵などがたくさん飾られていて芸術に浸りながら食事ができた。
 朝はお風呂が男女交代になっていた。白い浴槽で家庭のお風呂を大きくした印象だ。普通のお湯だったら家の風呂にでも入っているような気分になりそうだが、ぬめりのある良泉なので、気分良く浸かることができた。
 朝食も1階奥の広間でいただく。白米と桜粥から選べたので、珍しい桜粥をいただいた。おこぎと山椒の佃煮、ふきのとう味噌、はちのこ、いなご、わかさぎ、山芋、野沢菜入りオムレツ、信州サーモンの朴葉焼き、桜粥、味噌汁、漬物。信州の味が盛りだくさんで、はちのこやいなごなども違和感なく美味しく食べられた。野沢菜入オムレツも家庭的な創作料理で、卵と野沢菜が見事にマッチしていて美味ししかった。桜粥も桜の味が程よくて口の中で春が広がったようだった。
 料理がいいと評判だったが、評判通りの内容で高遠の幸を山里の味で楽しめたし、ぬめりのある温泉も楽しめた。 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き8,640円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年4月27日

客室 浴室@ 浴室A
夕食
朝食

107.有田屋旅館

 戸倉上山田温泉にある旅館。この日はじゃらんで12,100円のプランを1人で宿泊した。戸倉の駅から歩こうかと思ったのだが、3キロ弱あるので、電話したら快く迎えに来てくれた。元々は有田焼の卸だったのが屋号の由来で、館内には有田焼のカップなどが飾られている。料理のお皿も有田焼を使っているそうだ。部屋へは若女将が案内してくれた。部屋は10畳の部屋で食事も部屋食とのこと。まずはお風呂へ。
 シンプルな脱衣場と渋い雰囲気の浴室で、硫黄のにおいが漂っている。硫黄がきついからか、窓がすこし空いている。浴槽は1つで、飲泉も可能。源泉かけ流しでエメラルドグリーン色をしている。湯の花もたくさん浮いており、なめらかで硫黄の香りが強く、新鮮なお湯で心地よかった。最初はちょっと熱いかなと思ったが、入っているとさほど熱さは気にならなかった。
 部屋に戻って夕食をいただく。燻製料理がお得意なようで、ローストビーフに水餃子、菜の花ときのこの味噌和え、水餃子、信州もち豚のしゃぶしゃぶ、お造り(信州サーモン。まぐろ、かんぱち)、煮物(茄子、ズッキーニ、鶏肉)、ほたるいかの酢味噌とこはだとなます、山菜入り天婦羅、そば、ご飯、にゅうめん、香の物、デザート。燻製物は若旦那特製、デザートは若女将特製だそうだ。若旦那特製のローストビーフはお肉の旨みがあり、このあたりの名産の杏のソースとも相性がよくて美味しかった。旬の山菜やほたるいかも味わえ、信州の名物もバランスよく組み込まれていた。
 夜は温泉街を歩いて近くの共同浴場のかめの湯に行ってみた。射的場などもあって賑やかで昔ながらの温泉街の風情を残していたし、共同浴場のかめの湯も露天風呂などがあってよかったし、近くのファミリーマートには足湯も完備されていた。
 朝食も部屋でいただく。燻製3種盛り、湯豆腐、虹鱒の甘露煮、醤油豆、切干大根、温泉卵、のり、ご飯、味噌汁、香の物。燻製や虹鱒の甘露煮も美味しいし、宿おすすめの醤油豆も糀感と塩分があってご飯に合って美味しかった。
 帰りは若旦那が戸倉駅まで送ってくれた。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き12,100円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年4月21日

客室 浴室
夕食
夕食
夕食
朝食

111.中屋旅館

 霊泉寺温泉の旅館。霊泉寺温泉自体がレトロでタイムスリップしたような場所だが、特に中屋旅館は年季の入った木造の佇まいで、昭和初期のレトロさが満載だ。部屋は10畳の和室で、窓からは霊泉寺川が見え、対岸には宴会の予約が入った時などに使うという離れのレトロな建物が見える。川の流れる音や虫の音だけが響き渡り、普段の慌ただしい喧騒を忘れさせてくれる。トイレはついているが、和式なので部屋の外の共用トイレを使ってほうがいいが、共用トイレも年季が入っているので、フロント裏を進んだところにある改装された新しいトイレを使うのがおすすめ。
 お風呂はぐるっとまわれば建物内をずっと通っていけるのだが、近道もあり、一旦裏から外に出てすぐ横の建物のドアから入るとすぐに浴槽だ。湯治場のような雰囲気の浴室で、無色透明のお湯がかけ流しで注がれている。湯の花も浮く、硫黄の香りが特徴の濃厚なお湯で、いかにも温泉に入っているという気分になった。もうひとつ、貸切風呂があり、空いていればいつでも貸し切れる。船の形をしたほぼ1人用のお風呂で、この宿の名物にもなっている。でもやはり狭いので大浴場の方がゆっくりできる。また、フロントには共同浴場の無料チケットも置いてあり、宿泊者は共同浴場も入ることができる。共同浴場も入ってきたが、以前遊楽に泊まった時に入ったことがあるので割愛する。
 夕食は部屋でいただく。選べる自家製の食前酒、虹鱒の素麺揚げ、鯉の洗い、なす(しそ、鶏肉、味噌をはさんで)と高野豆腐の煮物、鯉こく、ご飯、お吸い物、漬物、果物、きゅうりのかす和え。品数は少なめだが、煮物やかす和えなど、素朴な郷土の味でヘルシーで美味しいし、鯉の洗いも臭みなどなく、淡白ながら食感もよくて美味しいし、鯉こくも甘くに付けてあり、コラーゲンのような部位もあれば淡白な部位もあり、コクのある黒い部分もあり、いろいろと美味しく頂けた。そして宿の名物の虹鱒ソーメン揚げは虹鱒の上にソーメンを乗せ、しばって揚げてある料理で、ここでしか食べられないようだ。カリっとした食感と虹鱒のやわらかさの相性がよく、虹鱒とソーメンの相性も悪くなく、シーメンも揚げてあるので味がしっかりしている。普通に虹鱒を食べる時に比べるとかなりボリュームもあった。
 朝食はご飯、味噌汁、温泉卵、きゃらぶき、モンゴルインゲン、杏、諏訪湖のワカサギの甘露煮、のり、漬物。量は少しずつだが、素朴な手作りの田舎料理で、どれも美味しく頂いた。
 フロントの横には読書コーナーもあり、温泉関係の昔の本などが置いてあり、静かな中でゆっくりと本を読むことができた。
 チェックアウトの際も、旅館の主人と女将さんがあたたかく見送ってくれた。
 

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き11,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年7月28日

客室 内湯
露天風呂
夕食
夕食 夕食の食前酒 朝食

山梨県(2)

99.湯宿 梅ぞ乃

 下部温泉にある旅館。じゃらんで1泊2食付き10,800円のプランに2名で宿泊した。部屋は2階の7.5畳の和室で洗面所はついているが、トイレは別で外となっている。窓からの景色は旅館の前の駐車場と身延線の線路を挟んですぐ山で電車がくると走る電車がよく見える。お風呂は1階奥にあり、翌朝、男女入れ替わるようだ。浴槽が2つだけのシンプルな浴室で、大きい方はぬるいお湯が、小さい方はちょうどいい温度のお湯が注がれている。お湯はやわらかい透明のお湯で、ぬるいほうと熱い方を交互に入ると、長く浸かっていられて気持ちよかった。
 夕食は個室でいただく。白ワインがサービスで付いていて、食前酒の梅酒、鰻と胡瓜の酢の物、お造り(さくらます、ねぎとろ、豆腐、あおさのこんにゃく、焼きしいたけ)、鍋(さくらます、富士さくらポーク、ゆば)、無花果のごまクリームがけ、、海老と栗のしんじょう、天婦羅(あゆ、なす、まいたけ、えびとじゃがいもの千切り)、山女の塩焼き、冬瓜の赤だし、栗ご飯、香の物、デザート(ぶどう、水ようかん、ゆずのカステラ)。鰻ときゅうりの酢の物はきゅうりやいか、酢のさっぱり感とうなぎの濃厚さと脂感を中和させてさっぱりとバランスのいい味になっている。お造りのあおさのこんにゃくは風味とあおさの食感がこんにゃくにマッチして美味しい。焼きしいたけもしいたけの旨みが強くて美味しい。無花果のゴマクリームがけは異色な感じだが、無花果とごまクリームが見事にマッチして美味しかった。海老と栗のしんじょう、天婦羅、山女の塩焼きなどどれも美味しく、デザートの自家製のゆずのカステラも絶品だった。
 朝のお風呂は男女逆になっていたが、浴室も単に左右反転しているだけで昨夜のお風呂と特に変わりはなかった。明るいので窓の外が緑なのに気づいた。
 朝食は広間でいただく。じゃがいもの煮付け、焼魚(むつ)、卵焼き、サラダ、ほうれんそうとしらすのおひたし、のり、漬物、ご飯、味噌汁といった内容。焼き魚のむつが脂がのっていて美味しかった。そして身延町の曙大豆を使った希少な味噌を使った味噌汁だが、まろやかなで美味しく頂けた。
 料理がかなり美味しい旅館だった。最後も駐車場で車で出るまで出迎えてくれた。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2017年9月12日

客室 浴室@ 浴室A
夕食
夕食
朝食

114.フォレストリゾート 山中湖秀山荘

  山中湖沿いにある旅館。この日は雪が降り、あたりは一面雪景色だ。駐車場も車1台も泊まっていないので、雪なのでキャンセルでも多く入ったのかと思ったが、入って聞いてみると、もともと予約が少なかったそう。この日はじゃらんで11,690円の20周年記念のノベルティ付きプランに1人で宿泊。ノベルティはフォレストリゾートのロゴ入りお風呂セット入れだった。この他20周年記念でお菓子のつかみどりなども出来た。
 部屋は10畳の和室で既にふとんが敷かれていた。大浴場は奥にあり、ジェットバス付きの内湯のみ。お湯は特徴のない無色透明のお湯。やわらかさなどもなく沸かし湯に近いお湯だったのでカルキ臭もあったのでちょっと残念だ。いつ行っても貸切状態だったのはよかった。どうやら運び湯のようで山中湖温泉石割の湯を運んできているそうだ。それがゆえ薄いのかもしれない。
 夕食はレストランでいただく。お造り、煮物、鍋、肉料理などの料理が美味しく味わえた。
 朝食もレストランでいただく。マグロの山かけ、焼き魚や小鉢類などで、釜に入ったごはんが美味しかった。
 3階には展望室があり、雪景色と富士山がよくみえた。チェックアウトの際はロビーではコーヒーをいただくことができた。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き11,690円(別途入湯税150円)

宿泊日:2019年1月31日

客室 浴室
夕食
夕食
夕食 朝食
朝食 3階展望室からの景色

福島県(1)

2.湯乃家

 福島の奥座敷である飯坂温泉にある老舗旅館。建物も9階建てでこの辺にしては大きい。部屋は4階の部屋で10畳と6畳の和室が2つある。風呂は3階と9階にあり、3階は大浴場で大きい浴槽にジェット湯、うたせ湯などが揃っている。湯は透明の湯だ。9階は展望露天風呂になっており、美しい飯坂の夜景を見ながらゆっくりと温泉を楽しめる。浴槽は死四角と丸の2つあり、どちらも檜造りになっており、四角のほうは熱めで、丸のほうはぬるめになっている。
 今回はGWなので中間価格のBプランからしか選べないのでBプラン(休日価格1人15,900円)にて4名で宿泊した。夕食は大広間を区切って個室になっている。料理は魚料理を中心に、前菜、あからの煮付け、茹でカニ、寿司3点盛り、お造り、サトイモの茶碗蒸し、煮物、そば、天ぷら、陶板焼きなど多く並ぶ。まぐろのお造りは分厚くて食べ応え十分で味もおいしい。宿自慢のサトイモの茶碗蒸しもサトイモのしっとり感とあんとゆず風味が調和して上品でおいしく仕上がっている。どの料理もおいしくてボリュームもあった。カラオケ歌い放題のサービスもいい。(ただ、仕切りが簡易的なものなので、隣の部屋の歌声とかもすごく聞こえる。)
 朝は大広間でいただく。ますの塩焼きやぬた、温泉玉子、生野菜、まぐろの山掛け(写真にはチラッとしか写っていない)、納豆、漬物、のり、大根おろし、たらこ、ご飯、味噌汁とご飯が進むおかずがたくさんあった。コーヒーの無料券もサービスでいただいた。
 帰りも従業員の方にご丁寧に送迎していただいて好感が持てた。

宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き15,900円(別途入湯税150円)

客室
大浴場・夜景 朝食
夕食

北海道(1)

117.平成館 海羊亭

 湯の川温泉にある旅館。じゃらんで1泊2食付き1人10,000円のプランに人で宿泊した。
 部屋は10階で部屋はリノベーションしてあるのか棚や壁、畳などもきれいでモダンだ。部屋からの眺望もよく、海や空港も眺められた。
 お風呂は最上階にある。内湯は3つの浴槽があり、壁際の方の浴槽は熱めのお湯となっていた。無色透明のお湯でやわらかいお湯。窓側の浴槽だと、景色も堪能しながら浸かれた。露天風呂は開放的な岩風呂の屋上露天風呂となっていて、濁った赤湯となっている。赤湯といっても赤く濁っているのではなく、グレーと緑を混ぜたような色の濁り湯だ。旅館の写真ではこれぞ赤湯!というミルクティー色だったので、その日の気象条件によって色が変わるのかもしれない。これだけ濁っていると温泉に入っている感がより感じられる。元々は湯の川温泉は赤湯だったそうだが、今ではここだけなのだとか。
 夕食はバイキング。数種類のいかの塩辛やほたて、じゃがバター、コーン、いかめしなどの地元の名物や料理の他、地元の牛肉を使った煮込み料理やがごめ昆布を使った料理など地元ならではの食材や料理も充実していたし、刺身類も豊富で、セルフで海鮮丼も作ることができた。天ぷらやローストビーフは実演でやっていて、どの料理も美味しく、種類も豊富だったのでかなり満足できた。
 朝食も同じ会場でバイキング。朝食も品数豊富で、いか刺しやいかの塩辛、豆腐の海鮮ぶっかけなどの地元メニューもあり、函館フレンチトーストは実演で焼いていた。どの料理も美味しくいただけた。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き10,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2019年8月4日

客室 客室からの景色
大浴場
夕食
夕食
朝食

岐阜県(6)

 1.民宿岩田館

 秋の10月の高山に1泊2日で観光に行ったので、街中の隅にある民宿岩田館に泊まった。
 チェックアウト前やチェックアウト後も駐車できるので、ここに停めて歩いて高山の町並みをゆっくり堪能できる。この日は高山のうまいとんかつ屋の「政かつ」でとんかつを食べた後、岩田館に車を停めて高山の街中をちょっと散策した後、丹生川のドライブイン板蔵で無料の高山ラーメンを試食したり、お土産を見たあと、平湯の大滝などを見に行った。
 今回は鮮魚刺身舟盛りプランを4名で予約。8畳の部屋にした。宿泊料は一人8,800円。(高山祭の期間なので特別料金が加算されている)2階の一番端の部屋で普通の8畳の部屋。風呂は1階にあり、他の宿泊客は外国人が多かったせいか、だれも入っていなかった。内湯は岩風呂、そして露天は信楽焼の丸い1人用の風呂になっていた。ただ、男湯と女湯は造りが違い、女湯の露天は木製の露天風呂になっているそうだ。翌朝に入れ替わるらしいが、翌朝は入らなかったのでもう一つの風呂の様子は分からなかった。湯は高山温泉の湯が毎日タンクローリーで運ばれてくるそうだ。
 さて、夕食は1階の食事処でいただく。舟盛り付きのお造りに飛騨牛陶板焼き、川魚の塩焼、ぜんまい煮、サラダ、なつめ甘露煮、ごま豆腐、こも豆腐、竹の子、かぼちゃの煮物、そば、漬物、ご飯、デザートのオレンジと品数が多く地元の素材も取り入れている。刺身は氷見から直送しているようで、新鮮でおいしくボリューム満点。なつめやこも豆腐などの郷土料理をはじめ、飛騨牛の陶板焼きや川魚の塩焼きなどの料理もおいしくいただけた。ご飯はおひつにほかほかの状態でたくさん入っていてかなりお腹も膨れた。
 朝食は朝食らしい朝食で、高山の民宿の朝食の定番の朴葉みそをメインに目玉焼き、きんぴら、焼魚など。朴葉みそは噂どおりご飯が進むおいしさ。さるぼぽの味付けのりもよかった。
 ご飯を食べた後は支度をしてはやくもチャックアウトして高山の朝市に行ってみた。漬物やさんが多く、名物の赤カブや漬物ステーキなども売っている。ちょうどこの日からは高山祭なので、朝市の他に屋台がいっぱい出ていて賑やかだった。高山の古い街中も美しく、伝統がある感じで良かった。


宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き8,800円(別途入湯税150円)

夕食
朝食

3.ニコニコ荘

 高山と下呂の間に位置する炭酸泉が特徴の湯屋温泉の宿。山の下の静かな場所に佇むアットホームな旅館だ。
 じゃらんで休前日1人10,000円のプランに2人で泊まった。部屋はごく普通の和室だが、静かな環境で落ち着ける。ただ、山の下なのでちょっと虫が入り込んだりする。お風呂は1階にあり、行く途中の老化には飲泉所がある。濃度の濃い炭酸泉を飲んでみるとシュワーっとサイダーのような飲み口で、鉄っぽさもあった。胃腸病などにいいらしい。お風呂は誰も入っておらず、貸切状態だった。内湯は炭酸泉で褐色で濁っている。露天風呂は山の小さな宿の露天風呂そのものといった感じでこちらは井戸水を沸かしているので透明のお湯だ。静かにゆったりと湯を満喫することができた。
 さて、夕食は部屋でいただく。ごま豆腐、ホタルイカの酢の物、お造り、煮物、和え物、あまごの塩焼き、飛騨牛の陶板焼き、ざるそば、赤カブの漬物、吸い物、ご飯、フルーツ。お造りはかんぱちやいわなの刺身。飛騨牛の陶板焼きは味噌仕立てでいただく。高山付近の郷土料理、地の物もあり、川魚もありといった内容だった。
 朝食は大広間でいただく。ご飯と赤だしの味噌汁にのり、卵、山菜の煮物、漬物、サラダ、川魚の甘露煮、堅豆腐やがんもが入った煮物など。素朴な料理だが、味わい深い。ご飯の他に宿名物の炭酸泉で炊いたお粥を味わうことが出来る。
チェックアウトの前にはロビーでコーヒーのサービスがある。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き1人10,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2009年4月18日

夕食 朝食
風呂

31.お宿 栄太郎

 平湯温泉にある飛騨牛が自慢の宿。じゃらんで早割の3人以上で平日料金の1人9,450円のプランを3人で宿泊する予定だったが1人キャンセルになり2人で宿泊。3階建てぐらいのアットホームな宿でおかみさんが温かく出迎えてくれた。1階にお風呂やダイニングがあり、2階から上が客室となっている。ちょっと前に新館ができ、奥は新館となっていて新館の部屋はトイレや洗面が付いている。今回は部屋にトイレが付いていない旧館のお部屋。8畳ほどの部屋で畳や壁なども旧館とは思えないくらいきれいになっている。共同トイレや洗面所もきれいになっていた。ひらゆの森の入浴券が付いていたので、先に近くのひらゆの森に行ってみる。ここは一度来たことがあるのだが、広い露天風呂でお湯も白濁していて気持ちがよかった。
 夕食の時間は6時からと決まっていてひらゆの森から戻るとちょうど夕食の時間が迫っていたので1階の食堂へ。こごみの花弁和え、うどの胡麻和え、わさび菜の煮びたし、姫竹、ローストビーフ、炊き合わせ、草饅頭などが最初に並んでおり、豆腐や豚肉、つみれ、野菜などが入った蒸籠に火がつけられる。その後、飛騨牛の牛刺しが出てきて、炭火焼コンロが出てきてほ朴葉の上で飛騨牛や野菜が焼かれる。出来立ての鮎の塩焼き、山菜グラタン、山菜そば、山菜の天ぷら、茶碗蒸しが順次出され、その場で炊かれる炊き込みご飯、味噌汁、デザートが出てくる。品数もボリュームも多いが味もどれもすごく美味しい。山菜料理はどれも味付けのクオリティが高く、素材の風味も逃さず楽しめるようになっている。茶碗蒸しやそば、グラタン、炊き込みご飯にまで山菜が入っていて山菜フルコースを食べているようだがメインの飛騨牛も忘れてはならない。牛刺しはとろっとしているがさっぱりしていて美味しい。口の中で溶けるような感触がある。ステーキも霜降りで柔らかく、とろける感じで美味しい。焼きあがりの少し前に味噌をかけてジュッと焼くが、この味噌も肉によく合い、深みと程よい濃厚さで美味しかった。(写真の牛刺しとステーキは2人前)天然の鮎の塩焼きも焼き立てで身もふっくらで川魚特有の風味が引き立って美味しかった。かなりのボリュームと美味しさに大満足で、この価格でこれだけの内容に驚きだった。
 満腹のため、しばし部屋で休憩した後は宿のお風呂へ。旧館と新館のお風呂が両方入れるようになっていて、まずは誰も入っていなかったので新館のほうに入る。新館のお風呂なので新しい。浴槽の縁は桧になっていて透明っぽいお湯が注がれている。少し柔らかいお湯で鉄っぽさも感じる。こぢんまりとしていてかけ流しのお湯にどっぷり浸かれる。露天風呂は岩風呂で静かにゆったりと浸かれた。旧館の方はちょっと湯治場チックな内湯と岩風呂の露天風呂がある。露天風呂はグレーに濁っていて内湯とは違うお湯のように感じる。鉄っぽさが強く、濃厚なお湯に感じた。同じ源泉でこの露天風呂は源泉100%で他の浴槽は加水していて透明に近くなっているのかとも思ったが、後で宿の方に聞いてみると、源泉自体が違うのだとか。新館のお風呂と旧館の内湯はちょっと行ったところの山手から、旧館の露天のお湯はすぐそばから出ている源泉を使っているようだ。2種類の源泉を楽しめるというとこになり、どの浴槽もかけ流しということも嬉しい点だ。
 朝食は明宝ハムが入ったサラダ、ニジマスの干物、揚げだし豆腐、山ウド、わらび、玉子焼きなど。もちろん朴葉味噌も付いてくる。ねぎや椎茸がバランスよく入った朴葉味噌はご飯が進む。ニジマスの干物は珍しく初めて食べたが、川魚特有のクセのある味がなくふっくらしていた。名産の明宝ハムも美味しかった。
 3人での宿泊予定が1人減ったので1人当たりの宿泊基本料が10,500円になると予約変更の電話の際に確認していたのだが、なんと9,450円でいいとまけてくれていた。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き:9,450円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年6月9日

部屋 お風呂(内湯) お風呂(露天風呂)
新館お風呂(内湯) 新館お風呂(露天風呂) 夕食
夕食
夕食
夕食
夕食 朝食
朝食

40.恵那峡国際ホテル

 恵那峡にある湯快リゾートが経営する旅館。365日一律料金で1泊7800円。じゃらん予約して1人で宿泊した。大きなホテルで建物も別錬もあり、今回の部屋は別錬だった。浴衣をロビーで選んで取り、連絡通路を通って階段を上って一番奥の部屋に到着。エレベーターも使えるが、エレベーターに乗るには迂回することになり、エレベーター前も暗くてここは立ち入っていいのかという雰囲気があったし、エレベーター前は使用されていない玄関みたいになっていた。部屋は洋室ツインルームでお茶請けも3種類あって安いながらしっかりしている。
 お風呂は別錬にあり、結構遠い。宿泊している人数が多いので、夕方6時すぐとはいえ、結構先客が多い。内湯は大きな主浴槽1つで、露天風呂は石造りの浴槽が1つ。お湯は透明だがナトリウム泉ということもあって口の中にちょっとお湯が入っただけで塩辛さを感じた。少しやわらかさを感じるお湯だった。
 夕食は17;00〜18:30、18:30〜20:00、20:00〜21:30の3部制でチェックインの時に時間を決める。あいにくこの日は20;00〜の一番遅い時間以外は満席と言われたので20:00からの遅い夕食となる。開始時間の5分ほど前に食事会場に行くと既に大勢の人が待っていた。遅い時間だから人も少ないのかと思ったのだが、混雑しないでゆっくり食べれそうだと思ったが、甘く見ていた。開場となり、食券を渡すときちんと台帳にチェックしていた。特注料理のある方のためのようで、特注料理の方は席が決まっているようだ。その他は自由席となる。会場内が広いので思ったほどの混雑はなかった。バイキングスタイルで和洋折衷いろんな料理がある。寿司、刺身、サラダ、から揚げ、ポテト、回鍋肉、エビチリ、鰤のつみれ鍋、カレー、炊き込みご飯、天ぷら、蒸し野菜、煮物、枝豆、揚げ出し豆腐、名古屋名物手羽先などなど。焼きそばは実演でシェフが料理していた。とんこつラーメンは自分で麺をゆでる(あっためる)スタイル。どこかのバイキングレストランを思い出してしまった。ソフトドリンクもフリーとなっている。料理はどれも価格に見合った味だったが、種類は多いのでいろんなものをちょこちょこと味わえた。寿司などももう少しおいしければと思ったが、値段を考えると文句は言えない。エビチリもえびが全然入っていなかった。料理がなくなるとすぐに補充してくれて出来立てが食べられ、従業員の方が大声で「●●できました〜」と言ってくれるのでわかりやすくてよかった。デザートも季節の和菓子やぜんざい、アイス、ショコラケーキ、モンブランプリン、フルーツポンチ、大学いも、果物がそろっていて子供からお年寄りまで楽しめるような内容になっていた。
 朝食も同じ会場でバイキング。時間指定がないので7時から9時半の間で好きな時にとれる。パン食でもご飯食でも満足できるようにバランスよくおかずが並べられている。魚は自分で焼けるようになっている。宿のイチオシは焼きたてのクロワッサンということでパン食にした。クロワッサンは15分毎くらいに焼き上がるようになっている。パンはクロワッサンの他にはチョコのディニッシュがあった。おかずは和洋バランスよく選んだ。たしかにクロワッサンは熱々でサクッとしてて風味も味も程よくて美味しかった。魚を焼こうと火をつけたが、火力が強いのか、すぐにこんがりとなってしまった。デザートは杏仁豆腐、オレンジゼリー、桃の缶詰、ヨーグルトで昨日の夜とはちがって朝食向けの内容になっていた。
 湯快リゾートは初めて泊まったが、手軽に泊まるにはいいし、少し勝手の悪い面や食事の味もそれなりといった感はあったが、7800円ということを考えるとお得感があった。カラオケ、ゲームコーナー、マンガコーナー等の館内設備も充実していて家族や仲間で来ても飽きないようになっていたし、食事もこだわらない人や好きなものを食べたいという方にはいいと思う。いつでも7800円という低価格さはいつでもという安心感とふらっと来れる価格なので稼働率が高いのだろう。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き:7,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年10月16日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食 朝食
朝食

97.おやど甚九郎

 新平湯温泉にある民宿。じゃらんで1人10,800円のプランに2人で宿泊。部屋は2階でこぢんまりとした6畳の和室でトイレや洗面は共同となっている。
 お風呂は1階で、まずは内湯から。シンプルな浴槽が1つで湯口からはお湯が勢いよく出てきている。無色透明のお湯でクセのないやわらかめのお湯だ。露天風呂は別棟になっており、靴を履き替えて向かう。露天風呂と貸切の露天風呂があり、貸切の方は空いていれば札を使用中にすればいつでも貸切利用できる。貸切のほうは大きな五右衛門風呂のような浴槽で、普通の露天風呂の方は岩風呂でそれぞれちがった趣向でいい。雨が降ってきたが、和傘なども用意されていて雨の風情を楽しみながら浸かることができた。
 広間の前や部屋には山の湧水タルマ水で入れた冷たい麦茶があって、これが冷たくてキレのある味で美味しかった。
 夕食は1階の囲炉裏のある広間でいただく。ぜんまい、こも豆腐、ふき、ねまがりたけ、飛騨牛の陶板焼き、山女の塩焼き、かわふぐの造り、天ぷら(金時草、おかひじき、ごま豆腐)、そばなど飛騨の山里の料理が並ぶ。山里の味の料理でどれも美味しい。天ぷらも金時草が飛騨で食べることになるとは思わなかった。豆腐の天ぷらも甘味があり、さっぱりと美味しかった。かわふぐの造りも珍しいが、しっかりとした食べごたえと、たんぱくながらマイルドな甘みがあって美味しかった。食後のコーヒーゼリーもこだわって作っているそうだ。
 朝食も広間でいただく。定番の朴葉味噌はやはりごはんが進む飛騨の旅館の朝食には一品だ。その他ごま豆腐、温泉卵、サラダなどちょうどいい量で美味しくいただけた。
 お風呂も貸切風呂などでゆっくりできたし、料理も飛騨の旬のものを気取らない味で美味しく頂けてよかった。 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,800円(別途入湯150円)

宿泊日:2017年7月16日

客室 内湯 露天風呂
貸切露天風呂 夕食
夕食
夕食
朝食

112.かんぽの宿 岐阜羽島

 岐阜羽島の田園地帯に隣の日帰り温泉施設とともにぽつっと佇む。スポーツ施設も併設されているので、テニスコートなども広がっている。スポーツ施設と入口が違うので日帰り入浴や素泊まりで何回か来ていたのだが、間違えてスポーツ施設に入ってしまった。かんぽの宿のホームページから直前割の11,160円のプランを1人で宿泊。部屋は10畳のスタンダードな和室。お風呂は第一浴場と第二浴場の2箇所有り、朝晩で入れ替わる。日帰り入浴のお客さんもいるので、ご年配の方を中心に、浴場内は世間話で盛り上がっていた。浴槽は2つあるが、手前は沸かし湯でバイブラバスとなっている。奥が温泉浴槽で、茶褐色のお湯が注がれている。鉱物臭もありやわらかいお湯。湯口からもお湯がたくさん出ているので、気持ちよかった。
 夕食はレストランでいただく。小鉢2種、お造り、煮物(松茸新丈、海老芋 他)、飛騨・美濃けんとん鍋、フルーツと銀杏の天婦羅、茶碗蒸し、炙り秋刀魚みぞれ酢掛け、ちりめん山椒御飯、味噌汁、香の物、抹茶プリンといった内容。かんぽの宿では鉄板の安定の美味しさで、秋の味覚もほどほどに楽しめるようになっている。特にフルーツの天ぷらはいちじくの天ぷらで、変わり種ながらさっぱりと美味しくいただけた。
 朝は浴場が変わっていて、広い円形を何個かあわせたような特殊な形の浴槽。朝から日帰り入浴の近所のお客さんも入りにきていた。ぬるめの温度設定でゆっくりと浸かっていられた。
 朝食はレストランでバイキング形式。和洋朝食の定番のおかずが揃っていた。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き11,160円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年9月27日

客室 浴室
夕食
夕食
夕食
朝食

愛知県(10)

23.三谷温泉 ひがきホテル

 蒲郡の海辺にある三谷温泉ひがきホテル。電車で行ったので三河三谷駅まで迎えに来てもらう。バスは他の旅館のバスで、全部の旅館がそれぞれ送迎を出してもお客さんも少ないので三谷温泉の温泉旅館が日替わりとか週替わりとかで交代で旅館がバスを出していると思われる。この時も自分たちだけだった。バスは高台へ登っていき、ひがきホテルに到着した。この日はじゃらんで11,800円の大漁うまいものプラン(山側6畳)に2人で宿泊。旅館に入るとロビーに通され、説明を受ける。お茶菓子と抹茶が出てきて後ろで演奏されている琴の音色を聞きながらお茶を堪能できる。お茶を飲んだ後は部屋に案内される。プラン通り部屋は山側で6畳の部屋で景色は見えない。トイレとバス付きだが、ビジネスホテルのような一体型だ。
 お風呂は2箇所あり、フロントの隣の露天風呂と1階の大浴場がある。まずは明るいうちに景色のいい露天風呂へ。離れのような場所であとで建てたような雰囲気がある。露天の入口から右側に行き、階段を下ると19時まで入れる足湯があったので、まずはそちらへ。露天風呂から流れてきた滝のように流れてきていて横が川のようになっていて雰囲気はよい。透明で新鮮なお湯と木のぬくもりを感じることができる足湯だった。露天風呂は山小屋のような脱衣所で、出て少し階段を下ると大きな岩風呂が。洗い場も4つある。お湯は透明でやわらかめのお湯でさらっと気持ちがいい。景色もよく、海が見渡せる。高台から海を見下ろすすがすがしいパノラマといった印象を受けた。露天風呂の入口には冷たく冷やされた麦茶もあってこれがすごくおいしかった。次に内湯に行ってみる。エレベーターで1階にいくとすぐに入口がある。窓からは温泉街と海が見え、こちらもいい景色だ。大きな浴槽が2つあり、サウナもある。浴槽の1つは普通の温泉の浴槽だが、もうひとつは加温していない冷泉で、この冷泉が冷たすぎず、あったかすぎずで、入っていても寒くないし、いつまでも入っていられそうですごく心地よかった。
 さて、夕食は1階のホールのような場所でいただく。牛肉の陶板焼き、海鮮サラダ、茄子の田楽、お造り大漁盛り、かますの塩焼き、大あさりの浜焼き夏野菜の天ぷらが順番に熱い状態で出てきた。あとはバイキングスタイルでいなり寿司、ミニ海鮮丼、みかんが麺に練りこまれたみかんうどん、伊勢海老の味噌汁、しょうまいやコーン、豚肉の蒸しもの、惣菜物はひじき、筑前煮、大学芋、れんこん煮、ミニトマト、イカ焼き、デザートは冷製コーンスープ、フルーツのクリーム添え、コーヒーゼリー、スイカ、メロンとバイキングの料理だけでも品数は多くなっている。料理はどれも美味しいが、程よい味付けに仕上げてあるなすの田楽、うま味たっぷりな大あさりの浜焼、柔らかくてジューシーな牛肉陶板焼き、かますの塩焼きなどが特においしかった。バイキング料理ではみかんを麺に練りこんだうどんがだしが薄めで麺のみかんのさわやかな風味を感じることができて初めての味でおいしかった。伊勢海老のみそ汁も濃厚なだしが効いていておいしくいただけた。
 夕食の前に見つけたのだが、エレベーターの横に張り紙がしてあり、ひがきホテルの宿泊者は姉妹館の松風園のお風呂が21時まで無料で入れるとのこと。夕食を済ませた後すぐにフロントに申し込む。すぐに送迎の車を出してくれた。坂を下って少し進むと松風園に到着。ひがきホテルとは非常に近い距離にある。ただ、松風園は海のすぐそばにあるといった感じだ。松風園の方もあたたかくおもてなししてくれて好印象だ。エスカレーター2本を下って進むと入口があり大きな脱衣所がある。脱衣所から浴室に行くとまた階段があって下る。すると水風呂があり、奥に2つの浴槽があった。シンプルな浴槽で透明のお湯が注がれている。泉質はひがきホテルと同じようなものだが、源泉は違う。露天風呂に出るとすぐ海のそばで柵から見下ろすと波が打ち寄せるのが見えた。波の音を耳を傾けながら浸かっていると大きな花火の音が聞こえてきた。どうやら三谷温泉の花火大会のようだ。すぐ横で上がっているそうだが木々が邪魔で見えなかったが、1、2発だけ隙間から見ることができた。上がり終わって送迎の車を待っている時にロビーの窓から花火を見ててくださいと旅館の方に言われたが、ロビーに行くとちょうど終わってしまって残念だった。ひがきホテルまでの送迎は松風園の方がしてくれた。帰って寝る前にお風呂に入って就寝する。
 翌朝の朝食も同じ場所でいただく。サラダ、そうめん、和え物、焼魚、厚焼き卵、蒸しもの、フルーツなど。コンロで焼魚は炙って食べる。どれも手作りを感じさせてくれてバランスも取れていておいしくいただけた。
 帰りは蒲郡駅まで送迎してもらった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き11,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2011年7月23日

部屋 足湯 露天風呂
大浴場(内湯) 夕食
夕食
夕食
朝食

37.湯の風 HAZU

 湯谷温泉にある旅館。湯谷温泉は宇蓮川に沿って存在する小さな温泉地で山奥の秘境感もある。湯谷温泉から歩いて向かう。HAZUは川を渡らなけらばならないが、橋の上からの渓谷感のある川の景色がすばらしかった。ところどころに女将の会と書かれたベンチが設置されていてやさしさを感じた。今回はじゃらんで8,800円のプランで、平日は6,800円と格安のプランだ。3階のお部屋に案内された。川の見えない部屋のプランだったが、部屋に余裕があったのか、川の見える部屋だった。着いたのは6時半ごろで、お風呂が男女交代制であり、露天風呂の方は男は8時までで、それ以降は翌朝もずっと女湯になるということで、夕食を後にしてさっそく露天風呂へ。露天風呂へは別館から階段を下って行くのだが、少々内装が複雑で少し迷ってしまった。広い脱衣所と広い脱衣場を通ると、渓谷沿いの雰囲気の良い露天風呂がある。和を感じる木造りでまわりの風景ともマッチしている。眼下は渓流になっていて川の流れる音がいいサウンドになっている。お湯は色は暗くて見えなかったが、酸性っぽいお湯だ。川の手前の木々の生え方と渓谷とのバランスも良く、静かに時を忘れてゆっくり浸かれるお風呂だった。
 夕食は広間でいただく。食前酒、八寸、お造り、豚肉うどん、鮎の塩焼、しらすごはん、みそ汁、漬物、レアチーズプリン。安いプランなので品数は少なめ。鮎の塩焼きには蓼酢が付いていて、これが鮎の塩焼きに非常に合って美味しかった。デザートのレアチーズプリンもかなりおいしかった。
 夕食の後は大浴場に行ってみる。脱衣所から入口が2つあり、大きな浴槽の内湯と小さめの浴槽の内湯から窓や壁を取った状態の半露天風呂のような露天風呂につながっている。そしてこの露天風呂からもう1つ扉があり、その扉の先の洗面所付きの前室をかましてサウナがある。変な構造になっているが、おそらく昔はそれぞれ2つに分かれていて女湯と男湯になっていたと思われる。サウナの前室は以前は露天風呂だったのだろう。お湯は褐色に濁っていて若干鉄っぽい感じがある。内湯より露天風呂の方が濁り具合が強いような気もした。
 朝食は朴葉の牛肉焼や鮎の一夜干しをメインにしたちょうどよいボリュームとバランスの取れた内容だった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年7月28日

客室 部屋からの景色 露天風呂
露天風呂 大浴場の内湯 大浴場の露天風呂
夕食
朝食

57.和のリゾート はづ

 西浦温泉にある旅館で、以前湯谷温泉で泊まった湯の風HAZUと同じ系列だ。じゃらんで平日限定のお得プランを2人で予約して宿泊した。部屋は12畳できれいで落ち着いたモダンな雰囲気となっている。すでにふとんが敷かれている。浴場は2つあり、露天風呂と内湯で場所が分かれている。露天風呂のほうは23時で閉まり、翌朝はやっていないみたいなのでまずは露天風呂に行ってみる。別錬にあるので部屋から遠いところもあり、露天風呂の入り口の前は外になっていて雨上がりで床が滑りやすくなっていた。雨の日は濡れてしまうので屋根をつけてほしいところ。脱衣所と洗い場は室内にあり、風呂は露天のみ。高台に立地しているので景色はよく、海や半島が見渡せる。浴槽は2つあり、ひとつはシンプルな浴槽だが、もうひとつは海沿いに弧を描いた形になっていて海のほうに向かって座って湯を楽しめるようになっている。ここは西浦温泉だが、お湯は三谷温泉からの運び湯となっている。西浦温泉の湯量が減ったためだそうだ。運び湯だからか、沸かし湯とほとんど同じ感触だった。
 夕食は食事処でいただく。以前泊まった湯の風HAZUはここより1000円高く品数が少なかったので、同じく少なめだろうと思っていたら、次々と料理が出てきてびっくりした。食前酒と2段のお重に入った先付と豚肉入りのうどん鍋が最初に置かれていてその次にお造り、煮魚、カニグラタン、茶わん蒸し、天ぷらが出て、最後にご飯、赤出汁、漬物、デザートが出てきた。どの料理も美味しくいただけた。
 食事の後はもうひとつのお風呂に行ってみる。残念ながら温泉ではなく、沸かし湯となっている。西浦温泉の湯量が豊富なときはここも温泉だったのだろう。浴槽は2つでどっちも同じシンプルな湯船になっている。温泉でないことや老朽化していることもあり、おせじにもよい風呂とは言えなかった。
 朝食はバイキングとなっている。和と洋どちらも揃っていて、ポテトサラダやひじきなども既製品ではなく手作りというのが分かり、美味しくいただけた。
 お風呂は内湯が温泉でなかったり、露天風呂が運び湯で朝は入れないこともあり点数は高くないが、食事は朝のバイキングも手作りが多く好感が持てたし、夕食も品数も多く、味も良かったので値段の割にはすごく満足できた。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き7,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年10月29日

客室 部屋からの景色 大浴場
露天風呂 夕食
夕食
夕食 朝食

66.紫翠閣とうふや

 豊田の山奥の笹戸温泉にある笹戸温泉ではいちばん大きな旅館。じゃらんで1人7344円のプランを2人で宿泊した。ピザ屋なども併設されていてなかなか大きな旅館だ。部屋は10畳の和室で窓からは眼下に矢作川と山々の自然を眺めることができ、のどかで静かな時間が流れる。
 エレベーターを降りて温泉へ。日帰り温泉も可能なので、一般客もいるがちょうど入れ替わりで貸切状態になった。大きな内湯が1つで窓からは部屋から見た景色と同じ風景が見える。窓も大きいので明るく、景色も見やすい。お湯は無色透明でやわらかめのお湯になっている。露天風呂は小さいが、岩風呂でより景色が見やすいようになっている。
 夕食は食事処でいただく。先付けの季節の一品、お造り、冷製炊合せ、鰻飯蒸し、鮎の塩焼き、銘柄鶏味噌鍋、天麩羅盛り合わせ、生しらすと枝豆の湯葉餡かけご飯、香の物、お吸い物、デザート。この他、肉豆腐と冷奴、生豆腐はセルフサービスでいただける。先付けの季節の一品は無花果を使って寒天で固めたもので珍しい創作料理となっている。冷製炊合せもコーンと肉をゼリーと固めたものでひんやりとして旨みがあって美味しい。鰻飯蒸しも鰻の蒲焼が入ったたれの染み込んだもち米のご飯を蒸してあって美味しかった。鮎も臭さがあまりなくてふっくらとして美味しいし、セルフサービスの豆腐料理も美味しかった。従業員の方も愛想がよく、あたたかくもてなしてくれて気持ちよく食事ができた。
 朝食も夕食と同じ場所でいただく。品数が多く、セルフサービスでカレーやジュースなどがいただける。絹厚揚げの入った豚肉の陶板煮や手作り豆腐、味噌汁など、朝から3品もその場で火をつける料理がある。サラダもところてんを押し出すものに豆腐が入っていてサラダの上で出して豆腐入りサラダで食べるように工夫されていてアイデアもおもしろい。とうふやと名乗っているだけあって豆腐料理に力を入れているのがわかる。カレーも手作りであっさり食べれて美味しく、料理が多いので満腹になった。
 この内容で入湯税込で1人あたり7,344円はかなりお得だと思った。


宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き7,344円

宿泊日:2014年8月20日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
朝食
朝食

77.鯱亭

 南知多の山海海水浴場の目の前にある旅館。じゃらんで12,960円のプランに1人で宿泊した。部屋は10畳和室と6畳和室+ツインルームの和洋室があったが、和洋室にしてみた。予約してから宿から電話連絡があり、食べ物でアレルギーなどないかや、これよりキャンセル料がかかる期間に入ったなどご丁寧に説明があった。部屋は3階の一番端の部屋で、和洋室だけ海側に出っ張っている。景色は目の前が海でいいのだが、すぐ下が道路なので車が走る音が気になる。この日は天候が悪く、波も高かったので、波の音も気になった。
 7階にある浴場へ向かう。エレベーターは6階までしか行かず、6階からは階段で7階へ上がる。東風の湯と西風の湯があり、今の時間帯は男湯が東風の湯で女湯が西風の湯。翌朝に入れ替わる。お風呂は内湯のみで、手前には2つの浴槽があり、片方は沸かし湯の白湯で、もう片方が温泉となっている。温泉のほうは少し褐色に濁っていて泡沫の湯となっていて泡が出ている。なめらかで心地がいいお湯となっている。窓も大きく、浴室も明るくて景色もよかった。サウナと奥には水風呂が2つある。水風呂なのに2つの浴槽があり、大きさもあり、窓にも面していて豪華な作りだ。シャンプーも何種類かあってチョイスして使えるようになっている。
 夕食は部屋食。めかぶ、佃煮、お造り5種、鰤大根、茶碗蒸し、鯱亭特撰蒸籠蒸し、天ぷら、寿司4貫、漬物、デザート(蒟蒻もち)といった内容。茶碗蒸しは下層部がずんだになっていて工夫されている。お造りはまぐろ、さわら、いか、鯛、海老の5種を少しずつ味わえる。蒸篭蒸しには伊勢海老と野菜が入っている。しかし伊勢海老は外国産だそうだ。寿司は半田市の酢を使い、穴子は地元のものを使っているそうだ。どの料理も量は少なめなのでちょっと物足りなさを感じた。ご飯も用意できるということなので、1杯いただいた。
 朝はお風呂が昨日と逆になっている。西風の湯はサウナがない代わりにキッズルームがあり、子供が遊べるようになっている。沸かし湯の白湯と温泉の浴槽と小さな水風呂がある。東風の湯に比べると少しシンプルな造りだが、あったかい浴槽の大きさはそう変わらなかったので温泉だけ楽しむのであればそう大差はなかった。
 朝食は広間でいただく。サラダ、佃煮、きんぴら、いか刺し、玉子焼き、はんぺん、揚げ出し豆腐、焼き魚、のり、漬物、ご飯、味噌汁。これにセルフでかんぱちの刺身としらすや生玉子などが食べ放題となっている。かんぱちの刺身は舟盛りになっていて脂が多い部分とそうでない部分が分けられている。しらすはしらす丼としていただく。この食べ放題のかんぱちとしらす丼がとっても美味しかった。夕食より朝食の方が満足度が高かったかもしれない。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き12,960円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年12月10日

客室 客室からの景色
浴室@東風の湯 浴室@東風の湯 浴室A西風の湯
夕食
夕食 朝食

79.グリーンホテル三ヶ根

 幡豆町から三ヶ根スカイラインのほうへ向かって山道を登っていくと大きなホテルが見えてくる。かなり坂を上がってきたので景色への期待が高まってくる。旅館の入口に車をつけると、荷物用の台車を持った従業員の方がお出迎えしてくれた。じゃらんで1人9,800円のプランに2人で宿泊した。通常のプランよりワンランク上のあわび付プランにした。
 部屋は10畳の和室で窓からは蒲郡の夜景と三河湾の絶景が広がる。ウエルカムドリンクが飲めるということで、1階の喫茶スペースへ。お茶やオレンジジュースが飲めるようになっていたので健康茶をいただいた。お風呂は地下にあり、やまももの湯とあじさいの湯があり、朝に男女入れ替わる。昼から夜の男湯はやまももの湯。内湯が2つとサウナがある。お湯は無色透明で沸かし湯と同じような特徴のないお湯だなと思っていたら柱に内湯は温泉ではなく沸かし湯だという張り紙があった。露天風呂だけが温泉みたいだ。その露天風呂は岩風呂で夜景が広がる中で浸かることができる。お湯はやわらかく、内湯とは違い、温泉だということがわる。後で知ったが自家源泉ではなく、岐阜県のいけだゆげ温泉の運び湯だそうだ。運び湯なので湯量の関係で露天風呂だけが温泉なのだろう。
 夕食は食事処でいただく。梅酒、烏賊めかぶ、海鮮牛蒡の挟み揚げ、鰯の八丁味噌、河豚の鉄皮和え、刺身、鮑ステーキ、さごしのみりん焼き、あらかぶの煮付け、天ぷら、白ご飯、赤だし、香の物、デザートといった内容。ご飯、赤だし、香の物、デザートはセルフサービスとなっている。鮑ステーキは活きた鮑をそのまま焼くスタイル。どの料理も美味しくいただけた。
 翌朝、あじさいの湯に入りに行く。内湯は和風旅館のお風呂のような大浴場で浴槽は1つのみ。サウナもある。昨日のやまももの湯とは雰囲気は異なっている。こちらも内湯は沸かし湯だ。露天風呂は庭園チックな和風の岩風呂。景色は朝もやがかかっているのか、雲の上にいるような景色で、これはこれでなかなか景色でよかった。
 朝食も同じ場所でいただく。和洋の料理がバランスよく用意されていて、年始だからか、伊達巻などもあった。ご飯はあいち米で味噌汁は昨夜とは違い、赤出汁ではなく、合わせ味噌の味噌汁となっていて飽きないように工夫されていた。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き9,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年1月7日

客室 内湯(天景) 露天風呂(やまももの湯)
内湯(四季彩) 露天風呂(あじさいの湯) 浴室からの景色
浴室からの景色 夕食
夕食
朝食

83.明山荘

 三谷温泉にある旅館。この日はじゃらんで1人8,150円のプランに2人で宿泊した。フロントから部屋まではエスカレーターで2階まで行き、そこからエレベーターに乗り継ぐので少々遠く感じる。部屋は10畳の和室で窓からは海が見えてきれいで景色もなかなか。
 1階のお風呂へ。靴を脱いで上がるとそこは湯上りサロンとなっていて7種類の健康茶が飲めるようになっている。マッサージの受付もあり、奥はマッサージ室になっている。翌朝に男女浴室が入れ替わるそうだが、夜時間の男湯は手前側。大きな主浴槽にバイブラバス、寝湯、炭酸風呂、水風呂、サウナとスーパー銭湯並みにお風呂の種類があっていろいろ楽しめるようになっている。ただし温泉なのは主浴槽のみで、ほかの浴槽はナノ水を使用している。主浴槽の温泉はなめらかなお湯で心地よい。設備的にはスーパー銭湯のようだが、浴槽の作り自体は旅館らしい作りになっているので落ち着いて浸かれた。露天風呂は石や岩を配した庭園風のお風呂で、こちらはラドン温泉となっていて内湯とはちょっとちがったお湯が楽しめるようになっている。こぢんまりとしてはいるが雰囲気がよく、ほかに人もいなかったのでゆったりと入れた。くまざさ茶、甜茶、とうもろこし茶、黒豆茶、ウコン茶などの健康茶も美味しくいただけた。風呂に入る前に見たときはどくだみ茶とそば茶もあったのだが、風呂に入っている間に機械が故障したらしく、故障中となっていてなくなっていたので先に飲んでおけばよかった。
 夕食はバイキングで3階の会場でいただく。天ぷら、カキフライ、豚肉のステーキなどはオープンキッチンとなっており、シェフが目の前で調理をするので揚げたて焼きたてを食べられる。刺身はぶりや鯛、えび、アワビなど種類も多いし、新鮮でおいしい。かに、寿司、熱々の茶碗蒸し、サラダなどの他、ぶり大根、グラタン、ローストビーフ、エビチリ、焼き魚、豚の角煮など和洋バランスよく取り揃えてある。一夜干しや鍋は1人用コンロで席で調理ができ、熱々を食べられる。焼きたての一夜干しは美味しかった。宿自慢の具がたくさん入った家康鍋も美味しかった。デザートはケーキ、アイス、フルーツなど。バイキングだったがどの料理も美味しくいただけた。
 翌朝はお風呂が入れ替わっていた。基本的にはお風呂の種類などは同じだが、浴槽の形などは異なっていた。朝になっても健康茶の2種類は復旧していなかった。
 朝食も夕食と同じ会場でいただく。朝食は煮物や和物、ご飯のお供系のおかずがメイン。パンもあるがおかずはご飯向けのものが多かった。味噌汁は赤味噌と白味噌から選べた。自由席だったので、明るい窓際の席で海を見ながら食事を楽しんだ。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8,150円(入湯税込み)

宿泊日:2016年2月25日

客室 内湯 露天風呂
夕食
夕食
朝食

90.かんぽの宿 知多美浜

 知多半島の美浜町にあるかんぽの宿で、昨年ぐらいにリニューアルをしている。外観は以前と変わらずでちょっと年季が入っていたが、中はきれいで古さを感じさせていない。この日は1人12,000円の夕凧プラン(秋)で2人で宿泊した。
 部屋は洋室のツインルーム。部屋もリニューアルされているので新しくて、さらに広々しているので気持ちがいい。窓からは手前の駐車場や電柱が少々雑風景だが、海も見えて南国のような景色ですがすがしかった。2階の大浴場へ。もちろんお風呂もリニューアルされているので脱衣場から新しい。内湯は浴槽が1つで無色透明の湯が注がれている。かなりぬめりの強いお湯で、肌もすべすべになって気持ちがいい。露天風呂は細長い浴槽が1つで海風にあたりながらゆっくりと浸かれる。仕切りの大部分に目隠しがあり、景色は開放的には見えないが、海が見える。露天風呂は浴槽以外のスペースも広いので開放的だが、ちょっともったいない気がした。
 レストランに移動して夕食をいただく。前菜は季節の3種盛り(胡麻豆腐、きのこの白和え、さつまいものシロップ煮)、刺身(鮪、鯛、海老)、茶碗蒸し、鮭ときのこのホイル焼き、豚肉陶板焼き、キスのあられ揚げ、酢蛸、ご飯(美浜産コシヒカリ)、きのこの吸い物、香の物、季節のデザート。もう少し知多の特色があればいいと思った。酢蛸は食べごたえのある蛸だったし、前菜の3種盛りなど美味しくいただけた。
 朝食も同じくレストランでいただく。バイキングで和洋さまざまな料理を味わえる。刺身をご飯にのせて、お茶漬けのようにして食べるご飯はリッチながら朝でも食べやすくて美味しかった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き12,000円(入湯税150円込み)

宿泊日:2016年11月24日

客室 客室からの景色
内湯
露天風呂 夕食
夕食
夕食
朝食

91.ホテル魚半 日吉苑

 南知多町と美浜町のちょうど境目のところに位置する海沿いの宿。1階はお食事処にもなっていて、知多半島の海の幸を堪能できそうな雰囲気が漂っている。この日はじゃらんで1人9,450円の秋ふくが食べられるプランに2人で宿泊した。部屋は広く、2部屋を繋げたような14畳の部屋で、カラオケセットなども置いてあり、宴会場としても使えそうな感じだ。かなり窮屈なトイレとユニットバスも付いている。海側なので部屋からの景色は海が広がる。
 地下のお風呂へ。地下といっても海岸と宿の前の道路に高低差があるので海側は1階みたいなもの。小さな脱衣所から浴室に入るとちょっと褐色がかったお湯が注がれている浴槽があり、まわりは洗い場になっている。窓もあるが、窓の外は露天風呂なので景色は楽しめない。その露天風呂は小屋みたいになっていて窓が空いているだけの半露天状態のお風呂で、1人用の小さな浴槽と岩風呂がある。1人用の浴槽はちょっと階段で上がるので、窓の外の景色もよく見え、海を見ながら入浴できる。セントレアに発着する飛行機も見えると書いてあった。お湯は内湯と違い、色もミルクティー色をしている。鉄っぽい感じで濃度も濃く、いいお湯だった。
 夕食は宿泊部屋の隣の個室でいただく。先付けには枝豆、エビの煮物、小魚のマリネ、いかの塩辛。食前酒、もずく酢、茹でシャコ海老、煮魚、秋ふくの唐揚げ、てっちり、お造り(平目、かんぱち、いか)、たこの釜飯、味噌汁、香の物、みかん。知多半島の料理旅館ということもあり、海の幸がずらりと並ぶ。個室食ということもあり、唐揚げや煮魚などが冷めているのは残念だが、ふくの唐揚げは美味しく、揚げたてだったらもっとおいしそうだ。お造りは平目の姿造りが特徴的で新鮮で美味しい。ボリュームもあり、写真は2人前だがなかなか減らなかった。熱々のたこの釜飯やてっちりも美味しくいただけた。
 朝食は1階の食堂でいただく。焼き魚、茶そば、サーモンの刺身、田作り、冷奴、のり、漬物、ご飯、味噌汁、やまいも。その他煮物、きんぴら、酢の物、茹でシャコ海老、サラダ、デザートなどはビュフェ方式となっている。ヘルシーな内容で夕食を通して肉類はなく、魚介類オンリーだった。シャコ海老が安く仕入れられるのか、たくさん盛られていた。ビュフェの煮物や酢の物などが美味しかった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き9,450円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年11月25日

客室 客室からの景色
内湯 露天風呂
夕食
夕食 朝食
朝食

93.天空海遊の宿 末広

 西浦温泉で一番の高台にある旅館。この日はじゃらんで1人9,800円のプランに2人で宿泊。部屋は全室オーシャンビューのようで、今回は12畳の和室。豊川稲荷が近いこともあってか1人1個だがいなり寿司のサービスもあり、さっそくお茶と一緒に頂いた。
 お風呂は2箇所あり、まずは1階の大浴場の観海の湯へ。女湯は波音の湯となっていて露天風呂の造りが檜造りになっていたり、ジャグジーがついている点等が違うのだが、朝と夜で入れ替わったりはしないので、波音の湯の方は男性は入れない。内湯は四角い主浴槽だけで窓が大きく、景色を見ながらでも入浴できる。お湯は無色透明であまりクセのないお湯で湯もたくさん湯口から出てきていているので新鮮で気持ちがいい。露天風呂は長細い浴槽で、足を伸ばして海風にあたりながら湯に浸かれた。
 もう1つのお風呂はエレベーターに乗って5階に行き、階段で屋上へ。海を見ながらの足湯もあるが、冬で風も強く、寒かったのですぐさまお風呂の方へ。木造りの簡素な小屋のような脱衣所で籠が置かれているのみ。かけ湯はあるが、洗い場もなく、お風呂だけ楽しむスタイル。すごく寒かったので、すぐさま浴槽へin。入ってしまえばあたたかく、頭に冷たい風があたって気持ちがよかった。屋上とあって眺望も素晴らしく、海や山を見わたすことができた。
 夕食は食事処の個室のように仕切られた場所で頂く。前菜は季節の3種盛り、お造り4種、煮魚、アワビステーキ、茶碗蒸し、三河秀麗豚の角煮、寄せ鍋、目光の唐揚げ、ご飯、香の物、吸い物、フルーツムース。魚と肉がバランスよく取り入れられ、三河の地物も味わえて満足の内容だった。
 朝食も同じ場所でいただく。9点盛りにサラダ、きしめん、焼き魚、冷奴、ご飯、赤だし、香の物。サラダは蒲郡みかんで作ったドレッシングでいただく。このドレッシングの風味や酸味などの味のバランスがよくて美味しかった。
 ちょうど時期柄、福袋が売店に売っていて一番安い1000円のものを購入。3000円相当のものが入っていて日帰り入浴無料券も入っていたので、また温泉に入りにきたい。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き9,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2017年1月11日

客室 サービスのいなり寿司
観海の湯 内湯
観海の湯 露天風呂 天空露天風呂 足湯 天空露天風呂 露天風呂
夕食
夕食
夕食
朝食
朝食

三重県(6)

89.ホテル清海

 伊勢市ニ見の海沿いに建つ温泉旅館。この日はじゃらんで予約し9800円のプランに1人で宿泊した。ワケありの部屋ということだが1階の一番奥の部屋で、窓の外は仕切りがあり、海側に窓があるのにもかかわらず、景色が見えないということで、それ以外はちょっと老朽化が気になるぐらい。7.5畳なので、1人だと狭くもない。
 まずはお風呂へ。日の出の湯と真珠の湯があり、朝夕で男女入れ替わる。この日の夜の男湯は日の出の湯。脱衣所に入ると時間帯のせいか、大勢の人で賑わっていた。内湯と露天風呂の入口は脱衣所から分かれている。内湯、露天風呂とも浴槽が1つずつで、露天風呂にも洗い場がある。内湯はバイブラ付きの石造りのシンプルな浴槽で、窓からは海が見える。無色透明で土っぽいにおいのあるなめらかなお湯だ。露天風呂は窓の部分をオープンにしたような半露天スタイルだが、窓のすぐ下は砂浜で、海のそばの感じが伝わってくる。海風が入ってきて気持ちが良かった。
 夕食は2階の大広間でいただく。もずく酢、かれいの煮付け、鶏なべ、茹で伊勢海老、たいの造り、天麩羅、茶碗蒸し、伊勢うどん、ご飯、お吸い物、漬物、デザートといった内容。海の幸を活かした料理の数々で、1人で量も少ないのだが、お造りは桶に盛られており、頭付き。伊勢海老や伊勢うどんなどと合わせて地物の料理を味わてよかった。
 朝は真珠の湯に入ってみるが、日の出の湯と大して変わらなかった。
 朝食も夕食と同じ場所でいただく。湯豆腐、佃煮、煮物、玉子焼き、サラダ、ご飯、味噌汁、漬物といったオーソドックスでヘルシーな内容だった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き9,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年10月25日

客室 日の出の湯(内湯
日の出の湯(露天風呂)
真珠の湯(内湯) 真珠の湯(露天風呂)
夕食
夕食
夕食 朝食

95.季の邸 鍋田川

 木曽岬町にある温泉宿で日帰り入浴も受け付けていて日帰り客でも賑わっている。この日はじゃらんで8500円のプランに1人で宿泊した。館内はリニューアルされていて、内装など新しくてきれいだ。部屋は2階の6畳の和室。10円玉が1つ置かれており、脱衣所のロッカーが10円の有料ロッカーなので使ってくださいとのこと。だが10円だけなので1回だけ補助が出ていることになる。宿泊者専用ロッカーとか作ってほしいものである。
 さっそくお風呂へ。宿泊棟から日帰り客のいる棟へ入ると食事処になっていて賑わっている。脱衣所のロッカーは言われて通り10円の有料ロッカーで年季も入っている。脱衣所含め浴室も昔ながら感を感じる。ジャグジーが真ん中にあり、奥に主浴槽がある。サウナと水風呂もある。お湯は緑がかったお湯で土の匂いもあってよくあたたまるいいお湯だ。ただ、日帰り入浴のお客さんが多くて旅館の風呂に入っているという感覚が全然なく、静かにゆっくりはできなかった。露天風呂もあり、岩風呂で雰囲気はいいが、4人ぐらいでいっぱいになるので窮屈感があった。
 夕食は食事処の隣の広間でいただく。白湯スープの鶏鍋、味噌カツ、ぶりの照り焼き、まぐろの山かけ、茶碗蒸しにご飯、味噌汁、香の物。ビジネス向けプランなので家庭料理っぽくて品数も少なめだが、味噌カツは大きかったりするのでボリューム的にはちょうどよかった。
 朝食は1つ隣の広間でいただく。焼き鮭、サラダ、温泉卵、煮物などの朝食らしいラインナップだった。
 朝は日帰りに客がいなりのでお風呂もゆったりと入ることができた。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き8,500円

宿泊日:2017年4月26日

客室 大浴場 薬師の湯
大浴場 五彩の湯

100.ヒルホテル サンピア伊賀

 伊賀にある宿泊施設。じゃらんで1泊2食付き8,900円のプランに1名で宿泊した。部屋はツインの洋室。お風呂は1階で日帰り入浴のお客さんも多いため、日帰り入浴専用の玄関もあり、靴を脱いで浴場へ向かう。いちいち宿泊者用の入浴カードみたいのをフロントに提示しなかればならないので煩わしい。浴場は和風と洋風があり、以前素泊まりで泊まったこともあるが、そのときは洋風だった。この日は和風がいいなと思っていたが、残念ながら前回同様洋風だった。脱衣所、浴室も日帰り入浴のお客さんが多くてちょっと落ち着かなかったが地域の方にも愛されている証だろう。お湯は無色透明でぬめりもあり、肌もすべすべになるいいお湯だ。ジェット湯がついた主浴槽の他、替り湯、ジャグジー、サウナ、水風呂などもある。露天風呂は半円形で庭園風にあしらわれており、こちらは割かし静かで落ち着いた雰囲気でよかった。
 夕食は1階のレストランで。前菜3品に刺身、伊賀の野菜含め煮、伊賀牛陶板、茶碗蒸し、天婦羅、本日入荷の旬魚料理、伊賀牛のどて煮込み、地場野菜の糠漬と五香漬、ご飯、味噌汁、デザートといった内容。値段の割に結構品数も充実しているし、伊賀牛やこだわった料理があって充実している。伊賀牛の陶板は適度な霜降りの伊賀牛でやわらかくて美味しかった。どて煮込もご飯に合うしっかりとした味が染み込んでいて美味しかった。本日入荷の旬魚料理は鱒のカルパッチョのような料理で見た目もおしゃれで赤い実のプチッとした食感や玉ねぎとソースと絶妙に絡んで美味しかった。ご飯も伊賀米のコシヒカリで伊賀焼のかまどで炊いてある。どの料理も美味しくいただけた。デザートの他にコーヒーもついてきて、最後までゆっくりと味わうことができた。
 朝食も同じ場所でバイキングスタイル。種類は少なめで簡単調理のものが多いような感じだが、昨日の夕食が良かったので、よしとしよう。
 お風呂も朝の方が日帰り客がいないのでゆったりと利用できたが、和風と洋風のお風呂は月替わりではなく、日替わりにしてほしいところだった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き8,900円(別途入湯税150円)

宿泊日:2017年10月11日

客室 内湯 内湯
露天風呂 夕食
夕食
夕食 朝食

101.相差パシフィックホテル

 南鳥羽の相差地区の海沿いにある旅館。じゃらんで大人1人13,000円のプランで大人5人と子供2人で宿泊。部屋は10畳に和室で窓からは海が一望できる。
 浴室は2種類あり、時間交代で男女入れ替わる。夕食前は露天風呂つきの大浴場が男湯。内湯は大きなシンプルな浴槽が1つでサウナもある。お湯は現地で湧いたものではなく、津からの運び湯。やわらかい無色透明のお湯。露天風呂は小さいが、岩風呂で雰囲気はよかった。海沿いなので景色を期待したが、内湯、露天風呂とも外とはシャットアウトされていて景色がなかったのは残念だ。
 夕食は個室でいただく。刺身は舟盛りで、海老の塩焼き、酢の物、たこわさ、牡蠣の陶板焼き、牡蠣の味噌鍋、地魚のあんかけ、茶碗蒸し、伊勢海老のマヨネーズ焼き、ご飯、お吸い物、漬物、デザート。これぞ漁が盛んな海沿いの宿の食事といった内容。写真の舟盛りは5人分で伊勢海老に鯛、まぐろ、いか、はまち。伊勢海老は1人切れ分しかなかったが甘くてねっとりとしていて美味しかった。鯛も新鮮で美味しい。牡蠣も殻つきの陶板焼きや味噌鍋で味わえて、地魚のあんかけや海老の塩焼きなども美味しくいただけた。
 夕食後、もう1つの大浴場に行ってみる。こちらは内湯のみで浴槽が1つのみとシンプルだった。
 朝食はご飯、味噌汁、漬物に干物、サラダ、ハム、卵焼き、ひじき、イカの塩辛、のりでシンプルな朝食らしい内容。ひじきは地物で一般的なひじきに比べて大きくて食べごたえもあって美味しかった。イカの塩辛や干物も美味しいし、伊勢海老が入った味噌汁も美味しかった。
 夕食も朝食も、海の幸が美味しい宿だった。
 朝はまたお風呂が男女逆になっていた。旅館からすぐのとこがビーチになっていて、波の音を聴きながら散歩するのもよかった。

宿泊人数:5人+子供2人
宿泊料金:1泊2食付き13,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2017年11月25日

客室 大浴場@内湯 大浴場A露天風呂
大浴場A
夕食
夕食
夕食 朝食

106.磨洞温泉 涼風荘

 津にある洞窟風呂や洞窟でのバーベキューが楽しめる温泉宿。この日はじゃらんで中伊勢温泉郷の美肌湯めぐりチケットが付いた洞窟でのバーベキューが楽しめる14,580円のプランを2人で宿泊。部屋はトイレ別のプランだったが、空いていたからか、トイレ付きの部屋に案内された。どうやらこの日は部活動の大会の団体客がいたようで、その団体客がトイレなしの部屋に集約されていたのだろう。貸切洞窟風呂は食事の後の時間に予約しておいた。
 まずは大浴場へ。洞窟風呂は自家源泉だが、大浴場のお湯は運び湯で新美里温泉と白山温泉が月替わりで楽しめる。この日は新美里温泉だった。浴室はシンプルな浴槽が1つで、内湯だが天井が高く、天井窓からたっぷりの光が入ってきて、岩や植物を配しあるので、露天風呂に入っているかの感覚だ。お湯は無色透明で、残念ながら塩素臭が強すぎだ。温泉っぽい感じはしなかった。運び湯なので仕方がない。
 夕食は洞窟でいただく。夕食時間にフロントに行くと案内してくれる。一旦外に出て歩くのでちょっとめんどくさいが、洞窟は本格的なものだった。洞窟内部は見学もでき、途中まで掘ってあって行き止まりになっている。食事会場は洞窟の中程にある。洞窟の中なので寒い。ストーブも1人1台な感じで置いてあるのだが、洞窟内部は冷えているので、まわりがあたたかいだけだ。バーベキューは海山賊焼きを楽しめる。津ぎょうざが気になったので、別注で津ぎょうざを注文。あさり、さざえ、ほたて、海老、烏賊に松阪牛と鶏肉、焼き野菜。お造り、ご飯、お茶漬け、漬物、デザートが付く。(海山賊焼きの写真は2人前)バーベキューの海山賊はどれも美味しかったが、肉が松阪牛と鶏肉だけだったので、豚肉とかもう1、2種類あったらいいなと思ったし、焼き野菜もたまねぎとかぼちゃだけだったのでもう少し種類と量がほしかった。松阪牛は1人3切れだが、塩やタレなど味を変えながら、口の中でとろけて美味しくいただけた。津ぎょうざはジャンボサイズの揚げ餃子で、揚げたてをいただけた。食事開始時点ではお風呂で体があったまっていたが、食事の終わるころはかなり寒かった。夏だと涼しくてよさそうだ。
 貸切の洞窟風呂へ。洞窟貸切風呂は2つあり、どちらか選べないが、45分間使用できる。洞窟の中で暗いので、お湯の色などはわからないが、大浴場のように塩素臭くないので、気持ちよく入浴できた。洞窟の中なので、静かで閉塞感があり、なかなか雰囲気はなかなかよかったが洞窟の岩などは人工物だったのが残念だ。食事会場の洞窟の奥にでも洞窟風呂をつくったほうが良さそうな気がした。
 朝はこの洞窟風呂が1つずつ男湯と女湯に割り当てられていて、誰でも利用できるようになっていた。朝は大浴場には入らず、こちらを利用した。
 朝食は玄関すぐ前の食事処でいただく。昨日の洞窟もそうだが、食事のために靴を履き替えていちいち外に出るのはめんどくさい。朝食の内容は焼き鮭にいか黄金、しめさば、鍋、あさりの味噌汁など。朝食はバランスよく美味しくいただけた。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き14,580円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年3月10日

客室 内湯
貸切洞窟風呂
洞窟入口 洞窟内部 洞窟の食事会場
夕食
夕食
夕食
朝食

110.ホテル湯の本

 湯の山温泉のロープウェイのりば手前にある旅館。この日はじゃらんで1人9,000円のプランに2名のプランに2人で宿泊した。部屋は10畳の和室で窓からは自然の緑と建設中の橋が見え、非常に閑静な雰囲気。 お風呂は上の階と下の階に分かれて内湯と露天風呂があり、まずは内湯へ。木のぬくもりを感じる和風の浴室で浴槽が1つだけで湯口から勢いよくお湯が流れ出ている。無色透明でなめらかなお湯で雰囲気よく、適度にこぢんまりしているので心地く浸かれた。続くいて上の階の露天風呂へ。石造りの浴槽で、山の上にあるので景色がいい。山々の間から名古屋方面の景色が一望できる。景色を見ながら閑静な露天風呂にゆっくりと浸かることができた。 夕食は部屋でいただく。食前酒(杏子酒)、四季の彩り、大海の日の出を臨んで(鰤、いか、焼目鰆)、オリジナル鍋(菰野豚肩ロース)、鮎塩焼き、茶碗蒸し、天婦羅、ご飯、お吸い物、デザートといった内容。大海の日の出を臨んでは海藻麺と刺身を醤油でいただくサラダ感覚のお造りで、海藻麺のプチっとした食感と刺身がよくマッチし、にんにくチップのほのかなアクセントもあり、美味しくいただいた。茶碗蒸しもれんこん饅頭入りで一手間加えてあり、美味しかったし、、湯の本オリジナル鍋や鮎の塩焼きなどすべて美味しく頂けた。
 夜の露天風呂も夜景がおすすめということで、夜も入りに行ってみた。たしかに遠くに街の灯りの夜景が見えるが、遠すぎてそこまで美しいとは感じなかった。
 朝食は会場でバイキング形式。和洋いろいろ揃っていたが、とうもろこしごはんが特に美味しかった。
 
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き9,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年6月18日

客室 内湯
露天風呂
夕食
夕食
夕食 朝食

静岡県(8)

27.游心楼 山へい

 伊豆伊東温泉にある旅館で、海のそばではないが、海水浴場が徒歩2分という好立地になっている。じゃらんで1人10,500円の得プランを3人で宿泊した。伊東駅についてすぐ電話をすると、すぐに送迎バスが迎えに来てくれ、5分ぐらいで到着した。3階の8畳部屋で海側に面しているが、窓の外は道路を挟んで建物があり、その建物の間から海が見える程度でちょっと中途半端な眺望だった。
 部屋で一服した後、近くの伊東市の指定文化財にもなっている木造の古き旅館の東海館を見学に行ってそこのお風呂も入ってきた。帰るとちょうど食事の時間が迫っていたので2階のモダンな和ダイニングへ。先付、ローストビーフの入ったサラダ、金目鯛の煮付け、お造り、茶碗蒸し、白魚の柳川風、伊勢海老の鬼殻焼き、桜エビのかき揚げ、ご飯、みそ汁、漬物、デザートといった内容。先付けはコーンの味がするしんじょうのようなソフトな食感のもので美味しい。名物の金目鯛の煮付けはやわらかくてしっかりとした味が付いていて美味しいし、お造りもまぐろとえびの他にさわらの炙りがが入っていてこれがまた美味しかった。伊勢海老の鬼殻焼きは1人につき半身がついてくる。身がたっぷりでミソの部分もたっぷりでプリッと感もあって美味しかった。桜エビのかき揚げはボリュームもあって揚げたてだが、小さな桜エビなので、かき揚げ本来の味が勝ってしまっていて桜エビの味を感じなかったのが残念だった。
 夕食のあとは付近の共同浴場に行ってみる。伊東温泉には七福神の湯と呼ばれる七福神の名前がついた共同浴場が8か所あり(布袋だけ2か所ある)、低価格で入れる。近くの松原大黒神の湯と和田寿老人の湯に入ってきた。その後は旅館のお風呂へ。菖蒲の湯と白梅の湯が朝晩交互に入れ替わるようになっていて夜の男湯は菖蒲の湯になっている。大きい浴槽が1つで浴槽の淵は桧造りになっている。透明なお湯が湯口から出ていて源泉かけ流しとなっている。2つの源泉の混合泉となっていて片方は弱アルカリ、もう片方はナトリウム塩化物泉とちがった泉質の温泉が混ざっている。湯量が豊富なのでカランやシャワーのお湯も温泉が出るという贅沢な温泉だった。翌朝は白梅の湯で、こちらは石風呂になっていて岩造りの露天風呂も付いていた。
 朝食も夕食と同じ和ダイニングでいただく。アジの開き、ねぎとろ、サラダ、がんもとしのだ巻きの煮物、冷ややっこ、温泉玉子、ご飯、みそ汁、漬物といった品数もバランスもちょうどいい朝食だった。帰りも伊東駅まで送迎していただいた。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き10,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2012年3月31日

夕食
夕食
朝食 客室 白梅の湯
白梅の湯(露天風呂) 菖蒲の湯

28.かんぽの宿 修善寺

 修善寺の温泉街から坂を上がったニュータウンのところにあるかんぽの宿。1人10,300円の会席天城<4〜6月>のプランに2名で宿泊。10,300円だが、かんぽの宿会員に定期的に送られてくる500円の割引券(1万円以上で利用可)を使って9,800円になった。会員限定部屋数限定の富士山側の部屋を取ろうと思ったが、あいにく空いてなかったので反対側のお部屋になった。ロビーからの眺望もよく、山々と遠くに富士山がしっかりと見えた。部屋は6畳でコンパクトな和室といった感じだ。窓の外からは山しか見えないが、そのまんまの自然を感じられるところがいい。大浴場へ行ってみる。6時過ぎで夕食時間帯のため、人は少なめで陽が落ちる前だったのでまだ外の気色も楽しめる。内湯はタイル作りの浴槽1つで、透明のお湯が注がれている。無色透明だが少しさらっとしている。温泉は修善寺温泉ではなくニュータウン温泉と熊坂温泉の混合泉となっている。露天風呂は岩風呂で山々を見ながら浸かれる。遠くには富士山も見え、先程のロビーの窓からと同じような景色を楽しめた
 夕食は1階のダイニングでいただく。会席天城は陶板焼きを海鮮焼きか牛肉二色巻きかを選べたので1つずつにした。先付の豆乳豆腐、前菜の季節5点盛り、煮物、茶碗蒸し、お造り(まぐろ、甘エビ、白身、いか)、ライスペーパー巻き、天ぷら(海老、鱚、野菜)、お吸い物、ご飯、香の物、デザートといった内容。煮物はかぼちゃとしのだ巻きと鳥治部煮が入っている。前菜のカニの揚げものは美味しい。ライスペーパー巻きはキャベツがたっぷりでごまドレッシングで頂く。生春巻きとはちょっとちがった感覚で、ごまドレッシングとの相性も抜群で美味しかった。陶板焼きはタジン鍋が使われているところがよかった。デザートはぶどうのムースの上にゼリーを重ねたようなものにいちご、キウイがトッピングされていて、味も非常においしく、食べ応えもあった。
 翌朝、大浴場に行ってみると男女入れ替わっていた。お風呂や風景にちがいがあるのかと思ったら昨日のお風呂とあまり変化がなかったし風景も似たり寄ったりだった。朝食はバイキングで和洋様々なおかずが揃っているが朝食定番の品物が多い。まぐろの刺身があったのはよい。厚焼き玉子は自家製になっている。どれも美味しく頂けた。送迎がないため、帰りは8:42分のバスで修善寺駅まで向かった。
 かんぽの宿には初めて泊まったが、公共っぽい宿の割にはなかなか良かった。無料の会員になると売店で特定商品が割引になったり、クーポン券が送られてきたり、年に1回全国のがんぽの宿の完全ガイドが送られてきたりとお得なのでぜひ会員になることをおすすめする。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,300円(入湯税込み)

宿泊日:2012年4月1日

夕食
夕食
夕食 朝食
客室 内湯 露天風呂
ロビーからの景色

68.浜名湖リゾート&スパ THE OCEAN

 弁天島駅前にある弁天島温泉のリゾートホテル。7,350円の部屋はおまかせのプランをじゃらんで2名で予約した。車で行ったのだが、じゃらんでは近隣の有料駐車場に案内と書かれていたが、遅い時間に行ったのにもかかわらず、ホテルの敷地内の駐車場がかなり空いており、入口の前に止めることができた。食事はバイキングで混雑分さんのために時間が3段階かに分かれていたが、この日では一番遅い7時からにした。おまかせの部屋は9階の海側のトリプルの部屋で窓を開けると浜名湖の風景が広がって湖に浮かぶ鳥居も目の前に見えてすがすがしい。この部屋のランクはどのぐらいか分からないが、おまかせプランでスイートルームに通された例などもあるらしい。この部屋でも十分広いしベッドも1つあまるしおしゃれで申し分ない。
 先にお風呂に行きたかったのだが、時間があまりなかったので、ちょっと部屋で休憩して夕食会場へ。席にはかなり余裕がある感じで、バイキング特有の慌ただしさやごった返した感じはない。その割に料理は種類がたくさんあってごった返している。和洋中揃っていて刺身、ふぐの唐揚げ、うなぎ入り茶碗蒸し、うなぎちまき、、ピザ、ニョッキ、エビマヨ、バンバンジー、野菜炒め、わかさぎフライ、あさりのバジル焼き、天麩羅、豚肉煮込み、牛タン、洋前菜、牛タン、サラダ、かにの酢の物、静岡おでん、チーズフォンデュ、あさりの味噌汁、ご飯、デザート、ソフトドリンクなどなど、食べきれないほどの種類があり、さらにラーメン、浜松餃子、ステーキ、寿司は実演コーナーでシェフが目の前で調理してくれている。うなぎやあさり、静岡おでん、浜松餃子など地元のメニューが味わえるのがありがたい。写真は撮り忘れてしまったが、刺身もいくらがのってちゃんと1人前ずつ器に盛り合わせになっていてなかなか豪華な感じだ。サラダの野菜も新鮮なのが分かるし、どの料理を食べても美味しい。バイキングながら美味しい料理を味わうことができ、安い割に質の高い満足のいく内容のバイキングだった。正月明けの平日だったからか人も少なくてゆったりと食事できたのもよかった。
 バイキングでお腹がかなり膨れたので部屋で一休みしてから浴場へ。脱衣所から内湯と露天風呂の入口が別になっていて、まずは内湯へ。主浴槽が1つだけのシンプルな内湯でお湯は透明で中性のお湯で特にそれほど感触のないお湯だ。窓からは景色が楽しめるようになっている。露天風呂はバスタブが4つ並んでいて前の人が入っていた浴槽にしかお湯が入ってなかった。自分でバスタブに栓をして蛇口からお湯を出してバスタブにお湯を貯めてから入るスタイルとなっているが、寒いからか、あまり入っていないのだろう。しかもしばらく放置しておくとすぐに冷めてしまう。お湯を出しっぱなしにするのもよくないので、冬には向かないシステムだと思った。しかもこのお湯はおそらく温泉ではなく沸かし湯だと思われる。浜名湖の景色が一望できるのと風が心地よいのはよかった。
 朝食も同じくバイキングでサラダ、焼きたらこ、納豆、のり、梅干、佃煮、しらす、漬物、ひじき、切干大根、おひたし、肉団子、ハム、ベーコン、玉子焼き、スクランブルエッグ、焼きそば、ししゃも明太、いわし焼き、黒はんぺん、静岡おでん、お粥、ご飯、味噌汁、パン、カレー、フルーツ、ヨーグルト、ソフトドリンクなど、朝食らしい内容のものが揃っている。黒はんぺんや静岡おでんなど地元メニューもある。夕食同様人も多すぎず、どの料理も美味しく食べることができた。
 正月明けの平日ということもあり、ごちゃごちゃしておらず、ゆったりと過ごすことができ、バイキングも美味しくてリーズナブルで大変満足度の高い宿だった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き7,350円(別途入湯税150円)、駐車代800円

宿泊日:2015年1月7日

客室 客室からの景色
内湯 露天風呂
夕食
夕食
夕食
朝食

86.かんぽの宿 焼津

 国道150号線からサッポロビールの工場の横を通り、ちょっと山道を登っていった山の上のかんぽの宿。じゃらんで予約し、1人10,850円の波華プランに2人で宿泊した。部屋は8畳の和室で、海側で高台の立地なので窓からの景色はよい。
 お風呂は最上階にあある。半月型のお風呂1つでシンプルだが、大窓からは駿河湾を一望する景色が広がり、明るい雰囲気だ。お湯は無色透明でやわらかめのお湯でクセがなく、さらっとしている。
 夕食はレストランでいただく。前菜3点盛り、お造り(鮪、かんぱち、ほたて)、豚ロースの陶板焼き、冬瓜饅頭、鮭べーコン焼き、天麩羅’金目鯛、海老、ナス、ピーマン)、ご飯、味噌汁、香の物、デザートといった内容。金目鯛は煮付けは定番だが、天ぷらは初めてで、美味しくいただけた。刺身も3種類とも新鮮で。味が濃厚で美味しかった。高台の下がサッポロビールの工場ということもあり、新鮮な特製生ビールもあって食事と一緒にただいた。
 夜は部屋から見える夜景もきれいだった。
 朝食も夕食と同じレストランでいただく。バイキングとなっていて和食中心だがパンもある。黒はんぺんやしらすなどの静岡らしい食材も取り入れられていた。
 食事や景色、温泉などかんぽの宿らしい安定した内容だった。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,850円(別途入湯税150円)

宿泊日:2016年6月6日

客室 客室からの景色 浴室
夕食
夕食
朝食

102.ニューウェルサンピア沼津

 沼津の愛鷹にある老人ホーム併設の温浴施設。じゃらんで1人7,900円の料理が少なめのプランで1人で宿泊。本館の他に老人ホーム棟の安い部屋もあるが、老人ホーム棟だと食事や入浴の際に一旦外にでなければならないみたいで面倒くさいので、本館の部屋にした。部屋は8畳の和室で、既に布団が敷いてあった。
 大浴場は2種類あり、朝夕で男女入替わる。片方しか撮れなかったが、露天風呂が石造りの浴槽か岩風呂かの違いだ。この日の夜は岩風呂のほうで、内湯は主浴槽とバイブラがあり、お湯は無色透明でやわらかいお湯。露天風呂の岩風呂は雰囲気がよく、静かな雰囲気でよかった。日帰り入浴のお客さんもいたので常に賑わっていた。
 食事はレストランでいただく。お造り4種、ミニステーキ、天婦羅、茶碗蒸し、きのこの和え物、ご飯、お吸い物、漬物、デザートといった内容。品数は少ないが、夕食としては十分な内容とボリューム。お造りは4種類となっていたが、5種類盛りだ。刺身も新鮮でミニステーキのお肉もやわらかくてソースも美味しいし、天ぷらも揚げたてサクサクで美味しいし、味についても申し分なく、美味しくいただけた。
 朝は露天風呂が石造りの浴槽で、内湯は主浴槽とバイブラで変わりはないが、レイアウト等異なっている。日帰り入浴のお客さんがいないので、人も少なく、ゆったりと入浴できてよかった。
 朝食はバイキングで和洋折衷揃っていて、品数も十分だった。
 

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き7,900円(別途入湯税150円)

宿泊日:2017年12月13日

客室 大浴場(内湯) 大浴場(内湯)
露天風呂 夕食
夕食 朝食

103.ホテル掬水亭

 浜名湖の内浦湾に面した舘山寺温泉の旅館。じゃらんで1人8,640円のプランを2人で宿泊。ロビー横ではウエルカムドリンクのサービスがあり、静岡のお茶やコーヒー、紅茶、ジュース、甘酒などを楽しむことができる。部屋は10畳の和室で湖に面しているので景色がいい。
 日も落ちてきたので大浴場へ。部屋からすぐ階段を上がったところにあったので楽でいい。浴室は2つあるが、朝に男女入れ替わるようだ。L字型の檜の縁の浴槽が1つでどちらの面も窓が設置されている。窓からは湖を眺めることができる。お湯は無色透明でやわらかくなめらか。このお湯のせいで檜の縁が滑りやすいので注意が必要だ。露天風呂は開放的で目の前に湖が広がる。日も一気に落ちたので暗くなったが、浜名湖パルパルの観覧車がライトアップされていて華やかで綺麗でよかった。
 夕食は個室で遠州の恵み御膳をいただく。茄子の土佐酢浸し新生姜添え、三つ葉となめたけの和え物、秋刀魚の大根寿司、バターナッツ南瓜のクリームチーズ焼、若旦那のこだわり胡麻豆腐、お造りと野菜の彩りりゅうきゅう仕立て、三方原大根と遠州ポークのしゃぶしゃぶ柚子胡椒風味、鰆柚庵焼 山椒胡麻だれで、特製海老芋饅頭、野菜の天婦羅((浜松産舞茸、里芋、蓮根、甘長)、鯖炊き込みご飯 静岡山葵をのせて、彩り素麺のお吸い物、香の物(大根の柚子漬け、梅ごぼう、浜松産メロン漬け)、自家製静岡ほうじ茶プリンといった内容。どの料理もこだわりを感じる。前菜は秋刀魚の大根寿司など美味しいし、若旦那のこだわり胡麻豆腐も風味と甘味が程よくて美味しかった。お造りは琉球仕立てという創作系で大根などの野菜が刺身の上に彩りよくふわっと乗せられている。ドレシングがかけられ、サーモンや鯛などの刺身とよく野菜の食感とよくマッチしてドレッシングとの相性もよくて普通のお刺身よりかなり美味しくいただけた。カルパッチョとお造りを融合させたかのような感覚だった。しゃぶしゃぶの主役は三方原大根でうすくスライスされた大根がたっぷり。これが大根が食べ応えがあって大根自体の味もしっかりしていてだしはあっさりだが大根の味と食感が引き立って美味しかった。他の料理もすべて美味しく頂けたし、新しい料理と味の出会いもあった。
 朝は入れ替わったもう1つの大浴場へ。造りは全く異なっていてこちらのほうが一般的な温泉旅館のイメージの浴室だ。露天風呂は和の雰囲気の木のぬくもりを感じるお風呂で開口部からは湖が見え、絵画のように浸かりながら風景を楽しめた。
 朝食は広間で和洋のバイキングだった。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8,640円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年1月11日

客室 大浴場@(内湯) 大浴場@(露天風呂)
大浴場A(内湯) 大浴場A(露天風呂) ウエルカムドリンク
夕食
夕食
夕食 朝食
朝食 部屋からの景色

105.KKR沼津はまゆう

 国家公務員共済組合連合会の保養所。この日はじゃらんで10,350円のプランを1人で宿泊。本来は朝食はバイキングだが、宿泊人数が少ないためか、御膳での用意になると聞かされた。バイキングは取ったりするのに時間がかかるのでこれはありがたい。部屋は10畳の和室で、きれいで落ち着く。
 大浴場は2タイプがあり、朝に男女入替わるようだ。内湯はシンプルなバイブラ付きの浴槽が1つで、後で露天風呂を付け足したのか、内湯の浴槽の背の窓にドアがあり、そこからアクセスする。お湯は熱海のKKRから運ばれてきた運び湯で無色透明のお湯。宿泊客が少ないようで、終始誰も入ってこなかったのでゆったりできた。露天風呂も海沿いなので風が心地よかった。
 夕食はレストランでいただく。先付けは五色豆、南蛮漬け、お造りは金目鯛、鯛、さわら、魚のカマと冬瓜の鍋、鶏のくわ焼き、白身と若芽の玉子メ銀餡掛け、ホウボウ天婦羅、鯛ご飯、赤だし、京都の漬物3種盛り、季節のプリンといった内容。金目鯛のお造りや鯛ごはんなどの名物も味わえ、味はどれも美味しいし、ホウボウの天ぷらも珍しい品が味わえて良かった。
 翌日朝はお風呂が入れ替わっていた。内湯は小さくなっているが、露天風呂はすこし大きい。はお風呂の形などは違うが、それ以外は特に設備に違いはなかった。
 朝食もレストランでいただく。ドリンク類だけはセルフサービスとなっていた。御膳はいかにもバイキングで用意されているものをお皿に少しずつ盛り付けてある感じだ。どっちみちバイキングでもほとんど全種類を少しずつ食べるので、ちょうどよかった。名物のアジの干物も美味しくいただけた。
 従業員の方に聞くと、お客さんは元教員の方が多いようだが、地元客の常連さんなどもいるという。自分のような一般客は案外少ないのかもしれない。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き10,350円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年2月13日

客室 浴室@内湯
浴室@露天風呂
浴室A内湯 浴室A露天風呂
夕食
夕食
夕食 朝食

116.クア・アンド・ホテル 駿河健康ランド

 清水にある天然温泉の健康ランド。この日はじゃらんで2食付きCプランのシングルルーム7630円のプランで宿泊。食事付きプランはA、B、Cの3通りあるが、Aが一番高くてCが一番安いプランとなっている。
 部屋は標準的なシングルルームで、バスはついていない。
 お風呂は1階で、バスタオルとタオルは入口で借りられる。何回でも借りられるので、お風呂も入り放題となっている。宿泊者は奥の専用ロッカーを利用する。内湯は各種アイテムバス、歩行浴、サウナ、寝湯、炭酸泉、黄鉄泉があり、炭酸泉と黄鉄泉は天然温泉となっている。黄鉄泉は鉄分を天然温泉に注入してあり、色も褐色で、臭いもあり、本格的。炭酸泉も温泉利用というのが嬉しい。露天風呂は天然温泉の主浴槽と壷湯がある。こちらは無色透明の純粋な温泉で溶けている成分の含有量がとにかに多いのだとか。中性で海のそばなので塩っぱい温泉だった。主浴槽からは景色は見えないが、お立ち台のような展望スペースや壺湯からは太平洋を一望できた。
 夕食は健康ランド内のお店から自由に選べる。コース別に詳しく書かれたメニューを渡されるので、選びやすい。樹林(中華)、しょうげつ(和食)、大漁(寿司)、あゆ(和食)、れん(焼き鳥・和食)、あおい(うどん・そば)、海峰(焼肉)、マルシェ(ステーキ・しゃぶしゃぶ)と8店舗もあり、迷ったが中華料理の樹林にした。白身魚の甘酢炒め、カニ爪のフライ、中華特製鶏唐揚げ、台湾風ぶっかけ飯、樹林のタマゴスープ、漬物、杏仁豆腐、小生ビールまたはフリードリンクといった内容。台湾丼はどんな丼か気になったが、角煮丼にねぎやたけのこを加えたような感じ。味もしつこくなく、量もちょうどよかった。
 朝食は1階の大広間か12階のマルシェから選べる。店員さんに聞いたら内容はほぼ一緒だが、1階の大広間のほうが、種類は少し多いのだとか。マルシェは眺望がいいそうなので、12階のマルシェにした。バイキング内容は一般的なホテルと同じような内容でサラダの野菜や果物など一部で地元産にものを使っている。ドリンクも種類が多めで嬉しい。座席はすぐ横の広間かマルシェの席を使える。近いので広間にした。窓側の席は埋まっていたので、座れなかったが、たしかに窓からはオーシャンビューが広がっていて雰囲気はよかった。

宿泊人数:1人
宿泊料金:1泊2食付き7,630円(別途入湯税150円)

宿泊日:2019年6月26日

客室 露天風呂
夕食
朝食

東京都(1)

62.雲仙屋

 奥多摩の青梅線鳩ノ巣駅からほど近い場所にある小さな民宿。じゃらんで1人7500円のプランに2人で宿泊。建物は古く、渋いが味があっていい。玄関を入ると目の前の部屋の前にたくさんの靴が置いてあり。大勢の楽しそうな声が聞こえたので、団体客が入っていて賑わっている印象を受けた。部屋は階段を下ったところにあり、4畳半+6畳の年季の入った和室となっている。こたつも置いてあり、田舎の家といった雰囲気だ。トイレはなく、近くの共同トイレを利用することとなる。和式便所だった。
 お風呂は階段を下ったところにある。部屋から近いのでふらっと入りに行けるので便利だ。ただ、1つしか浴室がないので男女時間交代制で深夜からは鍵をかけて貸切で利用できるシステムになっている。浴槽が1つだけのオーソドックスな湯治場のようなお風呂で無色透明のお湯が注がれている。湯の花も浮いているお湯で少しだけ硫黄の香りもある。湯疲れもせず、湯治感覚でゆっくりと浸かっていられるお風呂だった。
 夕食は和室の広間でいただく。まいたけ、えのき、しいたけ、しめじ等のきのこがたっぷり入った湯豆腐をはじめ、味噌をつけていただく焼ききのこと焼き野菜、山女の塩焼き、きのこの和え物、ごま豆腐、きんちゃくと野菜の煮物、ご飯、漬物といった内容。ご飯はセルフサービスとなっている。山里を思わせる料理でどれも美味しくいただけた。ごま豆腐は絶品だった。鍋も写真は2人前だがボリュームがあってお腹も膨れた。地元でたくさん取れるのだろうかきのこを使った料理が多かった。食べていると虫が飛んでくるので対策を講じて欲しい。
 布団敷はセルフサービスとなっている。夜は貸切状態でお風呂を利用できるので、ゆっくりと温泉を満喫できた。宿に着いた時に賑わっていた団体客も夕食の宴会だけの利用だったみたいで、混雑していなくて静かに過ごせた。
 朝食も夕食と同じ場所でいただく。焼き鮭、きんぴら、生玉子、のり、ご飯、味噌汁、漬物といったオーソドックスな豪華すぎない朝食だった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き7,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2014年3月15日

客室 浴場 夕食
夕食 朝食

和歌山県(2)

15.民宿あづまや荘

 和歌山県の本宮の山奥にある湯峰温泉の入り口にある民宿あづまや。
 じゃらんで予約、宿泊料は2食付きで1人8,400円。和室6畳の部屋にはバス・トイレはなく、洗面所も年季が入っている。民宿なので布団などはセルフで余計な気遣いがなくてアットホームな接客でよい。窓からは滝も見えて風情がある。お風呂は地下にある民宿のお風呂の他、100mほど歩いたところにある本館のあづまやのお風呂が利用できる。まずは地下の民宿のお風呂へ。細長く、簡素な脱衣所から浴室に入ると湯治場というイメージがぴったりなシチュエーションのお風呂があった。小さいくてうす暗く、こぢんまりしているが、熱めのお湯は濃くて硫黄の香りがして心地よかった。
 下駄をはいて本館のあづまやへ歩く。浴衣と下駄で湯気が香る川沿いをそそろ歩きするのは情緒あってすがすがしい。短い距離だが温泉街に来た!という非日常感を味わえた。あづまやのお風呂は女湯と男湯が朝晩で入れ替わる。木の温もりとロマンを感じる古風な趣があり、お湯も民宿のお風呂と同じで硫黄の香りがする。源泉が熱いので加水して調整してあるが、源泉をそのまま適温に冷ました濃厚な源泉風呂もある。温泉の蒸気を利用したサウナ(蒸し風呂)もあり、露天ぶろは岩風呂で静かな雰囲気で良かった。
 あったまった所で民宿に戻る前に売店で玉子を買い、すぐそばにある湯筒で温泉玉子(ゆで玉子)を作ってみた。沸騰する温泉に玉子を入れて待つこと15分。出来上がった温泉玉子を食べてみると実にうまい。濃厚かつお湯のまろやかさが玉子に染みていて何個でも食べられそうだった。
 さて、夕食は大広間でいただく。鮎の塩焼き、鹿刺、天ぷら、酢の物、煮物、茶碗蒸し、地鶏が入った陶板焼きなど。鮎の塩焼きは焼き加減がよく、中が少し半生っぽいのがおいしかった。塩を尻尾やひれの部分にまんべんなく付けて焼く焼き方だ。鹿の刺身も珍しかった。半解凍で少し動物系の臭いはあるが、気にならず、まぐろの赤身のようなあっさりとした味わいがあった。ご飯が出てきたがうっすら黄色かった。温泉で炊いたようだ。粘りとまろやかさがあっておいしかった。
 朝食は鮭の塩焼き、湯豆腐、高野豆腐、温泉卵、しらすと大根おろし、みそ汁、のり、漬物、梅干しと体にやさしいメニューだ。メインは温泉で作った温泉粥。とろーっとしていて硫黄の風味とまろやかさを感じ、そのままでもおいしく、お腹ににすーっと入っていった。前の晩の夕食時に別のお客さんが明日の朝温泉粥おかわりするから多めに作っといてや〜 と言っていた気持ちがよくわかった。お湯と体にやさしい食事が湯治宿としての役割を果たしていた。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き8,400円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年11月27日

夕食 朝食 客室
本館あづまやのお風呂 宿の近くにある湯筒

49.三楽荘

 白浜の白良浜すぐそばに建つリゾートチックなホテル。じゃらんで13,000円のプランを2名で宿泊した。到着すると駐車場の誘導係の方に、予約している部屋は別館の花てまりのほうだと教えていただく。車を移動して花てまりのほうへ。本館とはちがい、小さな建物で、別の廃業した旅館を買いとって別館にしたような臭いがし、元浴場だったであろう建物も残されている。駐車場からフロントまではさびれたような雰囲気だったが、フロントでチェックインし、3階の部屋に向かうまでの間はそんなさびれたような雰囲気はなく、改装されてきれいでおしゃれになっている。部屋も畳がきれいだし、窓からは白良浜もよく見えて最高だ。南国のリゾートに来たかのようである。
 お風呂は2階の連絡通路をわたって本館に行き、本館の2階にある。連絡通路の横には夏季限定の船の形をした露天風呂があり、混浴なので水着を着て入ることになるようだ。この通路からも白良浜がよく見える。本館に入ると、地形の関係から4階になる。さっきまで2階だったのに4階になるのでちょっと頭が複雑になる。エレベーターで2階に降り、男湯の「夕月」へ向かう。浴場はこの夕月と宵待の2か所があり、泊まる日が偶数か奇数によって、夜と朝でどちらが男湯か女湯になるかが決まる。夕月は階段を下りる途中に木造りの角型の風呂があり、さらに降りたところにも木造りのお風呂がある。そして真ん中の中央には大きな浴槽があり、さらに壺湯も3つある。源泉も2つあり、木造りのお風呂はホテルの海側で湧く衝幹の湯で、その他の浴槽は山側でホテルの湧く藤の湯となっている。衝幹の湯はナトリウム泉なので塩っぱく、藤の湯は鉱物臭を感じあるやわらかな感触のお湯となっている。中央の浴槽の真ん中からは噴水のように源泉が出ている。壺湯も水風呂とぬるいお湯と程よい温度のお湯と3つの壺でそれぞれ温度が異なっている。洗い場にはみかんのシャンプーやボディーソープが置かれている。
 夕食はレストランでいただく。紀州の梅酒、付きだし3種(かにみそ豆腐、白和え、酢の物)、お造り、うめ鶏のチーズ焼き、寄せ鍋、紀州梅そうめん、茶碗蒸し、天ぷら、桜えびのまんじゅう、赤出汁、ご飯、漬物、デザート。お造りはまぐろ、たい、いかの3種。地元の紀州梅を使った梅酒やそうめん、鶏のチーズ焼きなど、名産のメニューも入っていてどの料理も非常に美味しくいただけた。紀州鶏のチーズ焼きは鶏に火が通る前に固形燃料が消化してしまったので、固形燃料を最初から2個つけるなどもう少し改良を考えてほしい。さくらえびのまんじゅうも揚げ饅頭になっていてきくの花のあんかけがかかっていて熱々で美味しかった。デザートのプリンはバナナオーレの味がした。
 朝はもうひとつの「宵待」のお風呂が男湯になっているので向かう。宵待は夕月より小さく木造りの大きめの浴槽ともうひとつ浴槽があるのみだが、こちらも浴槽ごとに異なる源泉が注がれている。
 朝食も夕食と同じレストランでいただく。バイキングで、和洋どちらも揃っている。ハッシュポテト、二色揚げ団子、ウインナー、スクランブルエッグ、ベーコン、ひじき煮、切干大根、和え物、かまぼこ、高野豆腐、湯豆腐、焼き魚、サラダ、カレー、コーンポタージュ、ヨーグルト、フルーツポンチ、果物などなど。梅干しの種類も多く、ジュースにも梅ジュースが用意されている。塩焼きそばはシェフが実演で作っていて熱々を食べることができた。パンも3種類ほど用意されていた。和歌山名物の茶がゆもあり、ご飯でなくそちらをいただく。ほうじ茶で作った茶がゆで渋いがやさしい味わいで健康的にいただけた。実演の塩焼きそばが美味しくておかわりしてしまった。
チェックアウトの前に白良浜のビーチも散歩がてら散策したが、天候もよかったこともあり、リゾート感覚で雰囲気のいい場所だった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き13,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年4月28日

客室 客室からの景色
浴場[夕月] 夏季限定の露天風呂
夕食
夕食 朝食

兵庫県(2)

48.淡海荘

 淡路島の北端の明石海峡大橋のそばにある民宿のような旅館。じゃらんで14,700円の旧館利用のプランを2名で宿泊した。入り口は道路を挟んで2か所あり、旧館のほうには外からフロントが見えたので、受付はそっちかと思ったが、本館のほうだった。エレベーターを上がり2階へ。そこから部屋まで案内してくれる。本館から旧館へは道路を横断する上空通路で移動していく。元非常階段の入り口だったところが旧館の入り口となっている。旧館は年季が入っていて階段も急で一段一段の幅も狭くなっている。半世紀ぐらい前に建てられたそうだ。部屋は10畳の和室でトイレは今どき和式トイレだったのに驚いた。窓からは明石海峡大橋が一望できる。
 お風呂は本館の3階にある。内湯は大窓で景色を存分に楽しめる仕様になっていて浴室内も光が注いで明るくなっている。瀬戸内海や明石海峡大橋を眺めながら入浴でき、夜はライトアップされた橋を眺められ、最高のシチュエーションだ。お湯は無色透明でやわらかめのクセのないお湯。小さいながら縁が石造りの露天風呂もあり、眼下は海となっていて波の音も聞こえた。
 食事は旧館の人は旧館の広間でいただく。ここの窓からも明石海峡大橋が見え、歴史のある和の建物と明石海峡大橋の新旧のコラボが渋さとロマンチックが融合した異色さでよかった。付だしにはたこわさ、すり身、寒天の3種、いかとたけのこの和え物、車えびの塩焼き、酢の物、焼き魚、お造り、天ぷら、炊き合わせ、淡路牛の陶板焼き、ご飯、お吸い物、漬物、デザートの杏仁豆腐といった内容。お造りはかんぱちや鯛などでなかなか美味しい。淡路牛の陶板焼きも脂がほどよくあって美味しかった。車えびの塩焼きも川魚を焼くように塩をたっぷりつけて焼いてあり、塩の香ばしさも加わって美味しかった。
 夕食後に宿の外に出かけると、裏口付近から下に降りる階段があり、海のそばまで降りられて、ビュースポットを海のそばで楽しめる場所も見つけた。
 朝食も同じ旧館の広間でいただく。本当は8時から朝食なのだが、この後の予定もあり7時半にしていただいた。要求を快く受け入れてくれた。焼き魚、かまぼこ、炊き合わせ(しのだ巻、すだれ麩、ロルキャベツ)、サラダ、だし巻、小鉢2品、のり、漬物、ご飯、味噌汁とバランスのとれた量もちょうどいい朝食だった。
 明石海峡大橋の眺望性はピカイチでロケーションに優れた家庭的な宿だった。

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き14,700円(別途入湯税150円)

宿泊日:2013年4月27日

客室 内湯 露天風呂
露天風呂からの景色 夕食
夕食
夕食 朝食

108.荒神の宿 三宝

 香住にあるかに料理で評判のいい温泉旅館。この日はじゃらんで1人15,660円のかに刺付きプランを3人で宿泊した。3階の部屋で10畳の和室。お風呂も3階ですぐそこなので便利だ。到着が6時半になっていsまったので、宿の方がすぐに部屋で食事の準備に取り掛かる。香住がにのいろいろな料理を食べられるプランにしたので、カニの殻入れのボウルも1人1つ設置された。食前酒は梅酒で、菜の花のごま和え、なまこ酢、ほっき貝サラダ、かにみそ、お造り(かんぱち、ほたて、甘エビ)、かに刺し、かにの宝楽焼き(写真は3人前)、カニチリ鍋(写真は3人前)、雑炊、香の物、デザート。桜活エビの踊りも特典で付いているプランだったのだが、不漁で帰りにふるさと品のお土産に変更とのこと。すごい量のかにが並んでいる。なまこやホッキ貝のサラダなどの海の幸も美味しいし、カニ味噌も味がしっかり濃厚で美味しい。カニ刺はねっとりとしていて甘くて美味しかった。宝楽焼きは茹でガニと焼きガニ中間のような感じだった。かにチリ鍋は特にすごい量で食べきれないほどのかにの量でなんとかお腹一体食べきった。締めは鍋の残り汁で作る雑炊で、あまったカニをほぐしてかに身入の雑炊にした。だしが薄いため、ちょっと味が薄かったが、お腹も膨れていたのでこのぐらいが締めにはちょうどよかったのかもしれない。カニチリ鍋かカニスキ鍋を予約時に言えば選べたそうだが、標準のカニチリにしたが、カニスキも食べてみたいと思った。後で雑炊にするならカニスキのほうが雑炊が美味しそうだ。
 夕食前にお風呂に入れなかったので、夕食後にお風呂を楽しむ。和風の落ち着いた内装で、大きすぎず、小さすぎずの浴槽で茶褐色のお湯が注がれている。アルカリ性の単純温泉でやわらかで若干つるっとしたなお湯で肌にもやさしい。窓はスモークがかっているが、海も見えた。
 朝食は大広間でいただく。えてかれいの干物に、イカ刺し、サラダ、きんぴら、めかぶ、切干大根、煮浸し、湯豆腐、ご飯、味噌汁、のり、香の物と卵は生卵で、そのまま食べてもいいし、目玉焼きや玉子焼、もしくは湯豆腐の鍋でゆで卵にしたりと、好きな食べ方で食べられる。1人用鍋も用意されているので目玉焼きにして食べた。目玉焼きにはちょいどいいサイズの鍋でちょうどよく焼けた。名物のえてかれいの干物は焼きたてで、香ばしくて美味しい。イカ刺しや湯豆腐なども美味しく頂いた。
 帰りの宿からのお土産は岩のりの佃煮を人数分いただいた。
 

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き15,660円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年4月28日

客室 浴室
夕食
夕食
夕食
夕食

岡山県(1)

109.いやしの宿 泉水

 苫田温泉にある旅館。じゃらんで1人10,800円のプランに3人で宿泊した。以前は苫田温泉にもう1件旅館があったそうだが、廃業して今はここだけになってしまったそうだ。離れ風になっている部屋があるのが特徴なのだが、残念ながらロビーすぐ上の普通の2階の部屋に通された。6畳+襖で仕切れる4畳ほどの和室の部屋。
 まずは1階のお風呂へ。バスタオルとタオルは脱衣所のいっぱい積んであるので、部屋から持っていかなくていいので楽でいい。長細い脱衣所で成分表も詳しくみっちり掲示してある。冷泉だがラドンの数値が高いので放射能線となっている。浴室は内湯と露天の岩風呂がある。内湯は備前焼の浴槽だそうだ。お湯は無色透明で特徴はあまりないが、やわらかくなめらかなお湯。肌に優しいのがわかる。露天風呂は源泉掛け流しで、よりフレッシュなラドン泉を体感できる。
 夕食は部屋でいただく。花会席で、あさり香味和え、海老真丈、イカ柚子風味、法蓮草浸し、チーズ揚、百合根しぼり、お造り(鰆、かんぱち、鮪)、黒豆呉汁武蔵鍋、彩り万十、穴子唐揚げ、酢の物3種(たいらぎ貝山葵酢、シャコ酢味噌、菜の花胡麻酢、ばら寿司、赤出し、杏仁豆腐といった内容。黒豆呉汁武蔵鍋は変わり種で黒豆の風味が大豆の風味とマッチしていて美味しくいただけた。穴子の天ぷらはふっくらとしていて食べごたえも旨みも程よくて美味しかったし、ばら寿司も最後にはちょうどいい量とあっさり加減でよかった。
 朝食は大広間でいただく。湯豆腐や焼き魚などシンプルな内容だった。
 

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き10,800円(別途入湯税150円)

宿泊日:2018年4月29日

客室 内湯
露天風呂
夕食
夕食
夕食 朝食

鳥取県(1)

74.ホテルウェルネス因幡路

 吉岡温泉より少し湖山池よりにある湖山温泉の宿。じゃらんで1名9,200円のプランを2名で宿泊した。通常の花懐石に無料で紅ズワイガニが1人1匹ついてくるというプランだ。牛アレルギーの者と一緒に行ったので、アレルギーの旨を伝えると快くメニュー変更に応じてくれた。部屋は3階で大浴場も3階だったので近くて便利だ。部屋は6畳と少し小さめ。一服したあと大浴場へ。
 浴槽は2つで窓際の浴槽と奥にも浴槽がある。サウナもある。窓際の浴槽からは湖山池が見渡せる。お湯は無色透明であまり特徴のないシンプルなお湯。残念ながらカルキ臭が強かった。なお、翌朝に男女浴室が入れ替わるが、浴槽の形だけでそれほど大差はなかった。
 夕食は食堂でいただく。お造り4種盛りにゆでた紅ズワイガニ、もずく酢、牛の冷しゃぶ(牛アレルギーの者は豚のロースト)、鶏と鱧のせいろ蒸し、手づくり豆腐、天ぷら、冬瓜まんじゅうと季節の野菜の炊合せ、あさりごはん、お吸い物、デザートの杏仁豆腐とオレンジ、この他漬物とコーヒーはセルフサービスとなっている。お造りはびんちょう、いか、鯵、えびで盛りつけも美しい。紅ズワイガニは茹でたものがそのままで食べるのは大変だったが、身が結構しっかり詰まっていてボリューミーで美味しく食べられた。手づくり豆腐や冬瓜まんじゅうも美味しいし、天ぷらも季節の食材を取り入れていてよかった。
 朝食も同じ会場でいただく。バイキングで品数は少なめだが和食を中心に並んでいる。パンもある。ハムエッグは自分で火をつけて作れるようになっている。
 お風呂はカルキ臭が残念だったが、夕食は美味しかったし、アレルギーの対応をきっちりしてくれたりしてよかった。
 

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き9,200円(別途入湯税150円)

宿泊日:2015年6月27日

客室 浴室
夕食
夕食
夕食
朝食

島根県(1)

14.ホテル一畑

 しんじ湖のそばにある松江しんじ湖温泉の一畑電鉄の子会社がやっている7階建てほどの大きなホテル一畑。目の前には美しい宍道湖が広がる。
 4人で8畳の宍道湖側の部屋で一畑電車フリーパス付きで38,400円(1人9,600円)のプランをじゃらんで予約し宿泊。
 ロビー、売店などは広く、リゾートホテルチックだ。和室8畳の部屋を4人で、一畑電車のフリーパス付きのプランで宿泊した。宍道湖側の部屋で窓からはしんじ湖が見渡せた。昼もきれいだ落ちると対岸の建物の明かりや車のヘッドライトが幻想的で美しかった。湖のすぐそばで近くには足湯などもあるので、ホテルを出て散歩するのも気持ちがいい。
 お風呂は別館にあるのでエレベーターで2階まで移動し、別館へ行き、またエレベーターで上に上がれなければならないのでめんどくさい。湖側にあるので、部屋の窓からの景色と同じ景色を見ながら湯に浸かれる。内湯と岩風呂の露天がある。お湯は透明でやわらかく心地よかった。
 夕食は1階の夕食会場でいただく。懐石で八寸、お造り3点盛り、白魚の柳川風、そば、焼魚、天ぷら、茶碗蒸し、もずく、ちらし寿司、お吸い物、デザートなどが順番に出てくる。島根っぽい料理があまりないのが残念だった。会場も人が多く、あまり落ち着けなかった。
 朝食も会場は同じで和洋バイキングだ。種類はかなり多く、充実していてどれを食べようか迷うぐらいだった。しじみのみそ汁がここにきて食べることができたので良かった。
 ホテルから出た後は付いてきた一畑電車のチケットで出雲大社まで行ってきた。

宿泊人数:4人
宿泊料金:1泊2食付き9,600円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年9月24日

夕食
夕食 朝食

香川県(1)

98.喜代美山荘 花樹海

 高松の街中からちょっと山を上がったところにある旅館。お盆中だが香川県でどこか手頃でいいところがないかじゃらんで検索していたところ、直前割プランというのがあり、じゃらんでハイクラスの旅館となっていたし、高松駅への送迎もあり、便利も良かったので予約。高松駅へから送迎の車に乗り、10分ぐらい走ると急勾配の坂を上っていき、旅館に到着。大型の観光バスだと上れないこともあるとか。チェックインをするとロビーでちょっとしたお菓子とゆずレモンのような飲み物が出され、暑い夏にぴったりのサービスで喉を潤せた。部屋は洋室のツインルームで山側なので景色はよくなかった。
 お風呂は最上階にある。露天風呂はなく、内湯のみだが、天井が高く、窓も大きくて開放的で露天風呂に近い雰囲気になっている。浴槽は3つあり、それぞれの浴槽で微妙に温度が違う。お湯はかなりぬめりがあり、肌もすべすべになる美人の湯だ。高松市街とその奥に瀬戸内海や山も見える眺めも最高だった。
 夕食は食事会場でいただく。ここも景色がよく見えるように大窓になっていて、夜景を眺めながらの食事が楽しめる。まずは器の外側の容器に液体窒素が入って冷気が出てひんやり感を演出した季節野菜の冷菜が出たきた。直前割のリーズナブルなプランで予約したのだが、なかなか凝っておしゃれな一品が出てきたし、献立の紙を見てもこれから出てくる料理も質が高そうなものばかりで期待を膨らませていたのだが、冷菜を食べ終わった頃に女将さんが来て、「申し訳ない、間違えました」と言ってきた。どうやら名前と部屋番号を書いてある座席の札を後ろの席と置き置き間違えたらしく、本来は後ろの席が自分たちの席だった模様。そういえば自分の席の横に二段重のお膳が置いてあったのでそこにもう1人分の席があったので、なんかおかしいなと思っていた。女将さんは急いでそのお膳を後ろの席に持っていき、献立表も入れ替えられた。新しい献立表を見ると、ちょっとグレードが落ちたように感じた。先ほどの液体窒素の冷菜はサービスということで、これから1から本来のプランの料理を持ってきてくれるとのこと。大変失礼なことをしたということで、ビールもサービスで持ってきてくれた。まもなく後ろの席の方がやってきた。子供連れの家族3人で、二段のお膳は子供の料理だったそうだ。さて、本来のプランの料理は食前酒、季節前菜、お造り(かんぱち、烏賊、甘海老)、冬瓜饅頭、茶碗蒸し、讃岐饂飩鋤き、天婦羅、ロールキャベツとベーコントマトソース、ご飯、赤だし、香の物、デザート。饂飩鋤はうどんにコシがあったし、いろんな具材がちょっとずつ入っているのでいろいろな味を少しずつ楽しめた。冬瓜饅頭は冬瓜のさっぱり感がありながらしっかりとした味付けでいくらや生麩との相性もよく美味しかった。茶碗蒸しもだし絶妙で美味しい。ロールキャベツは透明の袋に入れて袋をしばって巾着のようにして蒸しているそうで、新しいスタイルで袋を開く楽しみなどもあり、女性ウケもしそうで面白い。もちろん味も美味しかった。料理の間違えなどもあったが、本来のプランでも十分美味しい料理を楽しめた。
 夜もお風呂に入りに大浴場へ。夜も夜景がきれいで、景色を眺めながらゆっくりとつくろげた。
 朝食も夜と同じ場所でいただく。焼魚、温泉卵、冷奴、サラダ、揚げ出し、漬物、のり、ご飯、味噌汁、デザートなど。シンプルで量もちょうどよく、美味しく頂けた。まわりをちょらっと見ると、朝食もプランによって内容が異なるようで、珍しいなと思った。
 喫茶コーナー奥のテラスからの眺めもよく、朝はここでおしゃべりをしながら過ごす人もいた。部屋は普通の洋室のツインルームだったが料理も眺望もすばらしい旅館だった。帰りは琴電の高松築港駅まで送っていただいた。帰りの送迎の途中で運転手さんに聞いたのだが、現地の原泉が枯れたので、離れたところの自家源泉から汲みあげて運んできているそうだ、

宿泊人数:2人
宿泊料金:1泊2食付き14,250円(別途入湯150円)

宿泊日:2017年8月15日

チェックイン時のサービス 客室 浴室
浴室
夕食
夕食
夕食 朝食
テラスからの眺め

長崎県(1)

7.雲仙 富貴屋

 長崎の島原半島の中心にある雲仙温泉の旅館 富貴屋。付近は地獄などがあるため、硫黄の香りに包まれている。
 外観や囲炉裏にあるロビーは日本の古き和の旅館の趣が存分に出ている。着いたらすぐ部屋に案内されるのではなく、ロビーでお茶とお菓子が出され、一服してから部屋へ案内となる。今回は部屋が7.5畳とちょっと狭い部屋で眺望も地獄側ではないということで料金も3人で宿泊し、休前日で1人10,500円と安く抑えられている。じゃらんで予約。3人での宿泊だがその部屋も7.5畳だが、窓側にイスとテーブルのあるコーナーがあって荷物などを置いても全然狭くなく、布団も余裕で敷かれていて十分だった。旅館の裏手がすぐ雲仙地獄となっていて裏からでるとすぐ地獄めぐりをすることができる。温泉街なので立ち寄り湯やお店などもあり、見て回れるのでちょっと早めにチェックインしたほうがいい。お風呂は1箇所で大きな浴槽と温泉でない替り湯やサウナのある内風呂と岩風呂の露天風呂がある。お湯はやや白濁した硫黄臭のするのが特徴で、強すぎない程度のいい湯だった。
 夕食は大広間でいただく。湯けむり膳でジャガイモ豆腐蟹あんかけ、小鉢(サーモン、イクラ、エビ)、太刀魚柚庵漬、生酢鯨、サザエのつぼ焼き、貝柱明太子焼き、百合根真丈チーズ焼き、筍蕗味噌焼き、お造り4種、雲仙活き活きポークの木の芽味噌焼き、海草のヘルシーサラダ、蟹饅頭フカヒレ餡掛け、具雑煮、漬物、フルーツと品数も多く、内容も凝っている。ジャガイモ豆腐や蟹饅頭、百合根真丈チーズ焼きなど手造りの創作感があっておいしかった。具沢山の具雑炊は島原名物で、雲仙活き活きポークの木の芽味噌焼きも味噌ソースとの相性もよく、おいしく地のもを食べることが出来て良かった。
 朝食も同じ場所でいただく。小鉢3種類に手造り豆腐やがんも、高野豆腐などが入った煮物、ごま豆腐、干物、練り物などヘルシーメニューが中心でやさしい味わいのものが多く、おいしくいただけた。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き10,500円(別途入湯税150円)

宿泊日:2010年3月21日

夕食
朝食 富貴屋すぐ裏の地獄めぐり

大分県(1)

4.ホテル山水館

 別府の高台にある旅館。
 じゃらんの定額給付金プラン12,000円のプランを3名で宿泊。部屋は海側の和室で、高台にあるので窓からは別府の街と別府湾を一望できる。お風呂は1階と最上階にある。1階のお風呂は内風呂の大浴場にジャグジー、サウナなどがあり、大きな岩の露天風呂もあり、和の風情があってゆったりと浸かれる。最上階のお風呂は内湯の檜風呂と露天風呂には樽湯があり、別府の景色を見下ろしながら入ることができてまた格別だ。お湯は若干硫黄が香る透明のお湯だった。
 夕食は部屋でいただく。前菜、豚肉のしゃぶしゃぶ、お造り、麩の田楽、吸い物、天婦羅、ふかひれの煮込み、茶そば、だし茶漬け、漬物、デザート。フカヒレの煮込みや麩などおいしかった。だし茶漬けもだし入を1人用コンロで沸かして注ぐという本格的なもの。朝食は1階のバイキング会場でいただく。和洋ともに十分な品数が揃っている。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き12,000円(別途入湯税150円)

宿泊日:2009年7月18日

夕食
朝食

宮崎県(1)

6.青島グランドホテル

 宮崎の青島すぐそばののビーチ沿いに建つ巨人軍もキャンプなどで泊まることのあるホテル。
 じゃらんで海の見えない山側の部屋ということで料金が安いプラン(休前日で1人1泊2食付10,400円)に3人で泊まった。部屋は8階で和洋室みたいな感じになっており、手前が和室で奥はベットが2つ置いてある。3人で泊まったので1人は布団で2人はベットという形になった。窓からの眺望も山側で海は見えないが、奥には低い山などが見え、8階ということもあって周囲を見渡せてなかなかよかった。お風呂は地下と屋上にある。屋上はオーシャンビューの露天風呂で朝と夜で男女入替制、この日は夜の男風呂は広いほうだった。浴槽は2つあり、透明の湯が注がれている。かなりぬるぬる度の高いお湯でやわらかく、心地よかった。眺望も一面が海で開放感があふれていて良かったが、この日は風が強かったので残念だった。晴れていて天気のいい日だときっと最高だろう。地下のお風呂は内湯1つと小さな露天風呂が1つとシンプルだが、屋内の洗い場もあり、風が強い日ということもあってたくさんの人が浸かっていた。
 食事は2階の広間でいただく。付き出し、お造り、宮崎肉の陶板焼き、しんじょう、茶碗蒸し、さざえのつぼ焼き、そば、煮物、炊き込みご飯、漬物、お吸い物、デザートなどが並び、値段からすればまずまずの内容で、多すぎず少なすぎずで味もおいしくいただけた。
 朝食は宿の一押しの渡り蟹の味噌汁をはじめ、小鉢物やめんたいこやうどん入りの湯豆腐などだった。渡り蟹の味噌汁はいいだしが出ていておいしかった。
 ロビー横にはジャイアンツのキャンプ中の写真などが飾られたギャラリーがある。

宿泊人数:3人
宿泊料金:1泊2食付き10,400円(別途入湯税150円)

宿泊日2010年3月20日

夕食
朝食 ジャイアンツのギャラリー

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