ご飯もの | |
■ハントンライス ケッチャプライスの上に玉子焼きをのせてその上にマグロや白身魚のフライをトッピングし、タルタルソースとケチャップをかけた金沢名物の洋食メニュー。以前片町にあったグリルニュージャーマンの店主がハンガリー料理をヒントに作った。最近は一般的なハントンとは別にフライ物はエビやトンカツ、ソースもデミグラスソースやサウザンドソースをかけるお店もある。 写真はラッキーのハントンライス |
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■ソースカツ丼 福井でカツ丼を注文すると大概ソースカツ丼が出てくる。わらじのような薄くて平べったいトンカツをウスターソースをベースにした黒いソースに浸してソースが染みたご飯の上に数枚のせられたもの。 ウスターソース独特のツンとした香りと程よい酸味と甘みがクセになり、ご飯が進む。 カツが数枚のっていてそのままではご飯にたどり着くまでに時間がかかるので、丼のふたの上にカツをよけておいてバランスよく食べる。 ヨーロッパ軒の創業者が考案した。 写真はふくしんのカツ丼 |
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■金沢カレー 金沢発祥のカレーライス。ステンレスの皿に盛られ、ルーは黒く濃厚でキャベツの千切りが横にトッピングされている。フォークで食べる仕組みになっている。どのお店でもカツカレーが圧倒的人気でわらじのような薄めのカツが細長く切ってあり、上からソースがかけられている。ルーのしつこくない濃厚さがクセになるカレーだ。 「金沢でカレーを注文するとこのようなカレーが出てくる」というものではなく、特定のお店で食べることができる。 (ターバン、カレーのチャンピオン、ゴーゴーカレー、アルバ、五十若、ゴールドカレーなど)最近は首都圏を中心に金沢カレーのお店が進出している。 写真はゴーゴーカレーのカツカレー |
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■ボルガライス 武生で生まれた洋食メニュー。 オムライスの上にトンカツを乗せ、上からデミグラスソースをかけてある。ちょっとリッチなオムライスといったような一品。 写真はヨコガワ分店のボルガライス |
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■とろろこんぶのおにぎり 昆布消費量日本一の富山では海苔の代わりにとろろ昆布を使用したおにぎりが定番でふるさとの味となっている。 写真はヨッテカーレ城端のおにぎり(とろろこんぶ) |
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■TKGY 鶴来商工会が開発した鶴来のご当地グルメ。 卵かけご飯焼きを略してT・K・G・Yで、地元の醤油や米、卵を使って卵かけご飯を作り、鉄板でお好み焼きのように焼いたもの。卵のまろやかさととろっとした感触や焼いたご飯のパリパリ感が一体となっている。おやつ代わりでも食べられる。 写真は若竹のTKGY |
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麺類・汁物 | |
■富山ブラックラーメン 真っ黒のスープが特徴の富山のご当地ラーメン。 醤油が濃く、スープ自体はこってりではない。麺はスープの濃さに合うようにか太麺を使用しており、麺にもスープの黒さがうつって少々黒ずんでいる。 具はチャーシューやねぎ、メンマなど普通のラーメンと変わらないが、擂った黒胡麻がかっている。ねぎが厚切りのことが多く、この厚切りのねぎの風味と辛さがたまらない。 味は勿論濃いがパンチのある醤油だれの風味や旨みが麺とよく絡んでマッチする。ご飯と一緒に食べるのが主流。 発端は喜八の店主が戦後の労働者のためにおかずになるラーメンとして作ったことから。 写真は大喜のチャーシューメン(小) |
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■敦賀ラーメン 敦賀で昔から食べられているラーメン。夜は屋台でも食べることができる。豚骨と鶏ガラベースの醤油味でまさに豚骨と鶏ガラを足して2で割ったような味わい。豚骨のクセを鶏ガラがうまく消し、コクを残しつつあっさりと食べられる。 写真は一力のもやしラーメン |
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■いなりうどん 金沢のうどん屋の定番メニューとなっているいなりうどん。細長く刻んだ油揚げが具として入っており、汁が油揚げに染みておいしく味わえる。 また、金沢のうどんはやわらく、だしは甘めに仕上げてある。 写真は加登長のいなりうどん |
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■氷見うどん 氷見の郷土料理。一般的には細麺でコシと粘りが強い麺が使われるが、写真のうどんのように太麺の場合もある。程よいコシがあり、つるっと食べられる。 写真はひみ家の天ぷらうどん(しろえびかきあげ) |
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■塩焼きそば 中華料理店が多い小松では昔から塩焼きそばが定着していた。チャーメンという中国の炒めそばをベースに誕生した。 写真は珍香樓シェアンの塩焼きそば |
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■ブラック焼きそば 糸魚川うまいもん会が開発したブラック焼きそば。イカ墨で麺と新潟県産のイカと他の具材を混ぜ合わせて作られている。真っ黒でイカの味わいがしっかりと付いていて飽きのこないイカす味に仕上げてある。 写真はラーメンハウス東寺店の糸魚川ブラック焼きそば |
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■たら汁 朝日町の境、宮崎周辺から糸魚川にかけての民宿や食堂で食べることができるたらの切り身が豪快に入ったみそ汁。 漁から漁師のために作ったのがはじまりだそうだ。 たらは骨まで入っていてたんぱくな味だが身が多くボリューム満点。スープにもたらから出ただしが効いている。冬はあったまりそうだ。 写真は北陸道越中境PAのたら汁定食のたら汁 |
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その他 | |
■どじょうの蒲焼 蒲焼といえばうなぎが定番だが、金沢では昔からどじょうの蒲焼を食べる風習がある。串にどじょうを刺し、たれにくぐらせて焦げ目がつくまで焼く。たれの甘みとどじょうの苦味、やわらかさが一体となり、ビールなどにも合い、夏によく食べられている。 |
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■えびす 富山や金沢周辺で食べられている「べろべろ」とも呼ばれている惣菜的な食べ物。 だし汁に卵をとき入れ、寒天で固めて冷やしたもの。お盆や正月などにもよく出されるが、嫌いな人も多い。スーパーなどにも売っていることがある。 |
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■高岡コロッケ 高岡市はコロッケの消費量日本一でコロッケで町おこしを図っている。特に高岡コロッケならではの特徴があるわけでもなく、普通に以前から売っているコロッケを販売しているお店や、独自で工夫してオリジナルのコロッケを作って販売しているお店もある。 写真は天狗乃肉石崎精肉店の高岡コロッケ (秘伝のたれが隠し味に入っている) |
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■豚サガリ焼き 富山市の大沢野地区の名物料理。豚のサガリをタレに絡ませて焼いたもの。野菜などと一緒に炒める感覚で焼く場合もある。バーベキューなどでも定番で食べるそうだ。 写真は勝まるの豚サガリ鉄板焼(並) |
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